異界の存在を呼び出し、制御、あるいは共闘することができる魔術。
行使できる魔術師が少ない理由は、他ならぬ魔術師自身に異界の存在が襲い掛かってくることにある。
制御を失わず行使できさえすれば非常に強力ではあるため、会得に挑み負傷する魔術師が絶えない。
代表的な召喚獣としては、「サラマンダー」「雷精」「雪狼」そして「竜」が存在する。
召喚魔術の上位のものになると、高次元の存在を一時的とはいえ自らの世界に招くことすら可能であり
天災級の途方も無い破壊力を放つことになる。
高位の召喚士が誕生した際にしばしば英雄譚が生まれるのは、その強大さ故と言える。
ただし召喚士が英雄だったとは限らない。
召喚は魔術の中ではかなり古参であり、ルーン魔術から発展して生まれた単純な構成の魔法である。
下位の召喚術を見るとよくわかるが、「門を開き」「召喚相手を呼ぶ」というシンプルな過程となっている。