Kreuzer(巡洋艦)

Last-modified: 2017-03-03 (金) 20:27:06

ドイツ巡洋艦の特徴と傾向

  • 主砲
    HEが威力、発火率ともに劣る(ヨルク、グラーフ・シュペーを除く)。
    弾道が低く、弾速が優秀であり、精度もよい。ゆえに遠距離でも刺すことが容易である(ヨルクを除く)。
    砲旋回が早く、目標選択や近距離戦に困らない(ヨルクを除く)。
  • 魚雷
    Tier4から搭載。Tier5からは威力も射程も雷側も進歩がないが、射角はすべてにおいて良好である。
  • 装甲
    巡洋艦としては並みであり、場合によってはごっそり持っていかれる。
    Tier8以降は2重装甲を持っているが、戦艦相手には無いに等しい上に、敵巡洋艦によってはVPを抜かれる。
  • 機動力
    およそ30ktほどで戦うことになるため、日巡に比べると遅い。
    船体旋回が遅いのでよく狙われる。装甲もアテにできないため、回避はしっかりしなくくてはならない。
  • 対空
    Tier7からよくなり、Tier8からは優秀である。ただ、後述する優秀なソナーを使うことが多いため、防御砲火と合わせた運用はあまりできない。
  • ソナー
    本ゲーム最強の探知範囲を誇る。魚雷の遠距離探知から5.5km先の敵のスポットまでこなせる。
    これがあれば駆逐艦の魚雷はほとんどかわせる。味方の援護にもなるのでうまく使うべきである。

立ち回り考察

  • APかHEか
    ???「APをどんな距離でもメインにしていく」キリッ
    まったくよくこんなことを言えたものである。エアプか?HEとAPは使い分けることが一番大切なのが独巡である
    確かにAPは強力だが、13km以上先、角度をつけた相手にはVP貫通どころかダメージを出すことすら難しくなる。近距離まで近づいて腹を取れれば最善だが、そんな状況にASIAでは持っていけないだろう。とはいえ、近距離戦が起こるときもあるのでその時は使うべきだが。ただ、芋環境ではHEに頼らざるを得ないこともしょっちゅうである。
    距離と角度を常に考えてHEを使うか、APを使うかを考えなくてはならない。
    HEメインになってしまうことも状況によってはある。さらに、燃やした方がダメージは確かに出る。だが、それなら日巡でいい。それに、燃やしたところで戦艦は時間を与えれば燃やした分すべて回復してしまう。
    APは質の良いダメージが期待できる。では、このAPをいつ使うのかという問題が出る。開幕突っ込んでいるnoob、中盤以降に薄くなった箇所の敵、終盤に側面や後方をがら空きにしている敵に使用機会があるだろう。
    どの敵にどちらの弾を撃ちこめばよりダメージが出るのか。これを直観ですぐに判断して撃つのが独巡である。
    どちらがメインとか、そのような話ではないのである。
  • 長射程と精度
    ???「近距離でなくてはAPは役に立たない。では、独巡の射程はなぜ存在しているのだろうか。ここまで長くてHEも弱い、APも遠距離では役に立たないなら意味がないではないか…」
    もっともな意見である。だが、独巡の弾道と弾速、精度を思い出すべきである。これを生かせば遠距離でも安定して多くの弾を送り込めるのである。精度もよいのでエイムが正しければいくらでも砲弾は当たる。
    おそらく、独巡のHEが弱いのは、砲弾を数多く刺せることが原因だろう。これで日巡と同じ火力だったらと思うと、ぞっとするだろう。射角もかなり良好であり、スペックに出ない強みが多い。
    これを考えると、単発火力の日巡、投射力の独巡と考えられる。決して弱くはないだろう。ヒッパー級に関しては例外で、投射力が欠けているのは確かだが…その代わりにやはり精度と長射程を思い出さねばならない。、交戦距離を考えておけば愛宕に総合的な火力では劣らない。
  • 装甲と回避、角度
    ???「装甲は並、回避は船体旋回が遅い。これでは死ねと言っているようなものではないか」
    もっともな意見である。だが、射角の良さを思い出そう。もっとも良い射角では35°である。あらかじめ回避することが容易な角度を作ることが大切である。さらに、この角度は攻撃にも役に立つ。引き撃ちに持っていきやすいのである。攻撃、防御の2つを同時にこなせるのは大きい。
    単純な数字以外にも、もっと多くの要素を見つけることができれば、このように決して総合力では見劣りしないのである。
  • ソナーと援護
    ???「強力なソナーがあるが、交戦距離は遠距離メインではないか。これなら防御砲火を積む方がよい」
    それ、ちょっと待った。間違ってはいないが、工夫で何とかなる。
    そもそも他国より強力な要素を生かさないというのはあまりにひどい話ではないか。
    それに現在は新規に駆逐艦が追加され、より魚雷が入り乱れている。味方のために魚雷を見てあげればどれだけ喜ばれるか…
    かといって前に出るのは難しい。そこで分艦隊である。煙幕で身を隠してもらい、ソナーを入れる。煙幕には魚雷が投げ込まれるので、それをあらかじめ見て回避…
    開幕駆逐艦が死に、味方戦艦が困っているときにも役に立つ。魚雷におびえる戦艦のためにこのソナーを使えば戦艦の被害は限りなく低く抑えられる。
    使うタイミングが大事なのである。自分のためではなく、味方のために使えるソナーである。
    これが使いこなせれば大きな意味を持たせることができるだろう。

終わりに

本項目もみなとが担当させていただいた。
ドイツ巡洋艦はAP固定だの質のいいダメージだの誤解されることが多いのは遺憾である。
現実的に何が最善かを考えて執筆させていただいた。
状況が決まればどの艦艇よりも活躍できるのが独巡である。
玄人向けなのは間違いないが、独巡がまったくわからないという方の助けになれば幸いである。
では、よきドイツライフを。