ジル・バレンタイン

Last-modified: 2016-09-08 (木) 21:58:55

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元ラクーン市警察管轄下の特殊部隊「S.T.A.R.S.」アルファチーム所属の女性。
23歳という若さでデルタフォースの訓練プログラムを修了している。
爆発物処理などの特殊技能を有し科学の知識が豊富。
 
性格は男勝りで気分屋、知的でやや直情傾向な面がある。
手先が器用で、簡単な鍵ならキーピックで解錠できる技術を持っている。
趣味のピアノも上手で、「月光」を難なく弾く。
 
T-ウイルスに対して完全な抗体を持っている。
そのため、ゾンビなどと接触したり、攻撃を受けてもゾンビ化することがない。
 

 

ゲーム「バイオハザード

声優 Una Kavanagh(オリジナル版)、Heidi Anderson(リメイク版)、湯屋敦子?(日本語吹替版(HDリマスター))
 
本作の主人公の一人
ラクーンシティ近郊で発生している猟奇殺人事件の調査に向かったブラヴォーチームが消息を絶ったため、彼らの捜索へ出発する。
その際に洋館事件に巻き込まる。
 
クリス編では、洋館に辿り着いた後に鳴り響いた銃声の正体を彼が確かめに行った後、共に待機していた隊長のアルバート・ウェスカーによって拘束、地下牢へ軟禁される。
 
しかし最終的にはチームメイトのクリス、バリーブラッド?、ブラヴォーチーム唯一の生存者であるレベッカ?と共に生還する。
 

ゲーム「バイオハザード3 LAST ESCAPE?

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声優 キャサリン・ディッシャー
 
本作の主人公
洋館事件の舞台となったアークレイ研究所でアンブレラが行っていた非道な生物兵器開発の事実や、S.T.A.R.S.隊長のアルバート・ウェスカーがアンブレラのスパイであることを報告する。
だがアンブレラとつながっていた上司や、立ち向かう勇気がなかった周囲には全く同意してもらえず、途方に暮れていた。
しかし、クリスが1人でアンブレラを調査していることを知り、彼とバリーの3人でアンブレラと戦うことを決意する。
 
その後、アンブレラを調査するためにヨーロッパへ向かった2人とは後で合流する約束を交わして自分は残り、アンブレラの研究施設を探り始めたが、それが元でラクーンシティのバイオハザードに巻き込まれ、脱出を決意する。
 
 
脱出中に出会ったアンブレラ私設部隊「U.B.C.S」隊員のカルロスのことを最初は怪しむが、彼の態度を見て信用するようになり、共に行動する。
しかし、その最中にアンブレラが送り込んだクリーチャー「追跡者(ネメシス-T型)」によってT-ウィルスを直接感染させられる。
一時はゾンビ化を覚悟して止めをカルロスに依頼したが、彼が病院へ出向いて精製したT-ウィルスのワクチンを投与してくれたことで回復する。
 
追跡者には何度も襲われるが、その度に何とか対処して逃げ延び、最後にはレールキャノン「パラケルススの魔剣」で撃破する。
まもなく、救出に来たバリーのヘリコプターへカルロス共々乗り込み、脱出を果たした。
 
 
その後はクリスの潜伏先へ向かったが、彼は妹のクレアを救出するためにロックフォート島へ出発した後であったため、そこには誰もいなかった。
 

ゲーム「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ?

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声優 パトリシア・ジャ・リー?
 
オリジナルシナリオの「アンブレラ終焉」に登場する他、回想の「ラクーン市壊滅事件」にも登場する
 
「アンブレラ終焉」
経緯は語られていないが、クリスとは何とか合流できたらしく、2人でロシア政府が編成した対バイオハザード私設部隊に参加する。
 
ロシアのアンブレラ施設に潜入、アンブレラの最後の希望とも言える生物兵器「T-A.L.O.S?」を倒す。
 

ゲーム「バイオハザード5?

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声優 パトリシア・ジャ・リー
 
「Lost in Nightmares」
『RV』での事件の後もクリスと共にB.S.A.A.の「オリジナル・イレブン」の一員として活動していた。
しかし3年前、クリスと共にスペンサー邸に乗り込んだ時にその場にいたアルバートと戦闘になり、殺されそうになったクリスを庇ってアルバートを道連れに崖から転落する。
彼女の捜索は行われたが、アルバート共々遺体は見つからず、公式には死亡扱いとなった。
 
 
「本編」
B.S.A.A.の公式では死亡となっていたが、実際は共に落下したアルバートが気絶した彼女を秘密裏に回収しており、トライセルアフリカ支社でしばらくの間冷凍睡眠状態に処されていた。
これまでに回収したウィルスに始祖ウィルスを加える研究は、始祖ウィルス側の毒性が強すぎるために難航していたが、彼女にt-ウィルスの抗体が出来上がっていたことが発覚。
これは、かつてラクーンシティで感染したt-ウィルスが微量ながら体内で生き残っていた上、冷凍睡眠中の数年間ジルの体内に潜伏していたそれによって、非常に強力なウィルス抗体が生成されるようになっており、それを使うことで始祖ウィルスの毒性が抑えられ、ウロボロスウィルスが完成した。
 
上記の抗体によりウィルスの実験台には使えないため、実験体としては必要なくなった。
しかし、アルバートにとって彼女はクリスと同じく憎悪の対象であり、肉体を強化すると同時に精神を支配する薬物「P30」の長期投薬の実験台にされる。
P30の特徴として、被験者の意識を奪うことなく自由意志を支配するという効果があり、これによりアルバートは「バイオテロを憎むジル・バレンタイン」としての意識を保たせながらバイオテロに加担させ、彼女に死よりも辛い苦しみを与えようとする。
薬の副作用(身体の色素が白化し、髪の色が茶髪から金髪へと変化した)が出ながらも実験は成功し、精神は完全にアルバート達に操られてしまい、仮面を被ってエクセラ・ギオネに仕える事となる。
その後はアルバートやエクセラの走狗としてバイオテロに加担させられ、抑え付けられていた意識は耐え難い苦しみを味わっていた。
 
薬物の効果によりクリスとシェバ?を同時に相手してもひけを取らない身体能力を得たが、精神を操作されていたことでクリスを認識できなくなっていた(意識はあったものの逆らえなかった)。
その後、正体が露呈した直後の戦闘で、胸に取り付けられていた投薬装置をクリスたちによって引き剥がされ、自我を完全に取り戻す。
 
クリスたちと別れた直後に起こった激しい戦闘による疲労により気を失ってしまうが、そこへ救助に来たジョッシュ?と出会い、トライセル施設脱出の最中に通信施設を発見し、クリスたちにアルバートの弱点である薬の事実を伝える。
脱出の末、迎えに来たヘリコプターへ乗り込み、アルバートとの最終決戦を迎えていたクリスたちを救助、無事に帰還した。
 

ゲーム「バイオハザード リベレーションズ?

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声優 ミシェル・ラフ?、湯屋敦子(日本語吹替版)
 
本作の主人公。時系列は『バイオハザード5』の前にあたる。
対バイオハザード私設部隊を再編成したNGO「B.S.A.A.」の一員として登場。
今回はテロ組織「ヴェルトロ」の捜索に向かったクリスとは離れ、新たにアメリカの組織「FBC」から移籍してきたパーカーをパートナーとしている。
 
 
2005年、地中海の「テラグリジア」跡に面した海岸でパーカーと共に海岸に漂着した多数の肉塊を調査していた時、二人に同行していた当時のB.S.A.A.代表クライヴ・R・オブライエン?から指令を受ける。
それは2004年に壊滅したが、謎の復活を果たしたとされるヴェルトロの捜索に向かったクリスと、そのパートナーのジェシカ?が北欧の雪山で消息を断ったため、彼らが最後に残した通信リンクを頼りに捜索することだった。
 
目的地は北欧ではなく地中海だったため、辿り着いた無人のゴーストシップと化した豪華客船「クイーン・ゼノビア」で調査を始め、そこで新たなる異形の怪物「ウーズ?」らに襲撃されつつも、施錠された個室にクリスと思われる男性の姿を発見した。
しかしそれはクリスに偽装されたマネキンであり、同時に壁に貼られたヴェルトロの紋章を確認した直後、謎のガスマスクの男によって催眠ガスで昏倒させられ、意識を失ってしまった。
 
その後、罠に嵌められ、一時的に離れ離れになってしまったが、パーカーと何とか合流を果たし、昏倒と同時に奪われた装備も取り戻したことで調査を再開し、一旦、状況を報告すべく通信手段を探そうとする。
しかし各所の通信機器は破壊されていたために難航し、道中でFBC時代のパーカーの後輩だったレイモンド?と出会うが、彼の行動に若干ながら疑問を抱く。
その後、配信されていたヴェルトロの犯行声明動画で新たなウィルス「t-Abyss」の存在を知り捜査を開始し、動力停止したゼノビアの船底へ向かう。
そこで浸水する船底に閉じ込められそうになるも、辛くも逃れ沈没を阻止させ、何とか動力の再起動を果たし、通信手段も確保できたことで本部のオブライエンと連絡を取ると、驚愕の事実を突き付けられる。
 
その事実とは、実際にはクリスたちは失踪しておらず、逆にジルたちの方が失踪扱いとなっていたこと、ゼノビアの位置を捕捉したFBC長官モルガン・ランズディール?の手により太陽光集積システム衛星「レギア・ソリス」が再起動させられ、ゼノビアを沈めようと画策していることだった。
クエント・ケッチャム?の機転により、UAVを用いてレギア・ソリスの照準をずらすことで二度目の沈没の危機を回避したが、ゼノビアに向かうクリスたちとの合流地点に向かう道中、彼女たちを昏倒させたガスマスクの男の正体が、実はレイモンドだったことが露見し、そもそもヴェルトロの復活自体が捏造であったことを悟る。
 
その後、ようやく合流したクリスと改めてコンビを組み、パーカーとジェシカのコンビとは別れ、クリスが「クイーン・セミラミス」で得た情報を頼りに研究施設へ向かい、捜査を開始する。
そこで「テラグリジア・パニック」から続いた一連の事件の黒幕はモルガンだったことを知り、格納されていた大量のtーAbyssの中和には成功したものの、モルガンの逮捕に繋がる確実な証拠は見つからなかった。
 
最終的にジェシカの裏切りとパーカーの犠牲(実際にはレイモンドと共に生存)、巨大な寄生虫型B.O.W.マラコーダ?の襲撃を経て、沈没するゼノビアから脱出し、それでも諦めず新たな情報を頼りにモルガンを追い詰めるべく、2004年にテラグリジアと共に沈められた「クイーン・ディード」へ潜入する。
そこでtーAbyssの力で怪物化し、一年もの期間を生き延びていたヴェルトロ首領ジャック・ノーマン?を倒し、確たる証拠となるモルガンとノーマンの取引映像が収録されていたPDAを奪取することで、ついにモルガンの逮捕へと繋がった。
 
ジルたちの活躍によりモルガンは失脚、同時にFBCは事実上の解散状態となり、その人材と機能の大部分はB.S.A.A.に吸収され、NGOとして出発したB.S.A.A.は国連管轄の公的機関として格上げされることとなる。
それでもジルたちは休むことなく第一線のエージェントとして活動を続ける。
 
その後、『5』の追加エピソード「LOST IN NIGHTMERES」におけるスペンサー邸潜入直前の場面で物語は終わり、『5』に繋がっていく。

 
なお、劇中で彼女はtーAbyssの試作ワクチンを自身に投与することで、ウィルス汚染の脅威から逃れている。そのため、『5』までに自身の肉体に「T」だけでなく「tーAbyss」、二種類のウィルスに対応するワクチンを投与していたことになる。
 

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