映画『モンスターズ・インク』、続編映画『モンスターズ・ユニバーシティ』に登場するキャラクター。英語表記は「Randall Boggs」。
アニメ映画『モンスターズ・インク』
8本の手足を持つ紫色のトカゲのようなモンスター。陰湿かつ狡猾な性格。一人称は「俺」。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるでその場から消え去ったかのように見せる能力を持つ。性格の起伏が激しく、あまり社交的ではない。社内ではサリーに次ぐ第2位の怖がらせ屋で、1位のサリーを常にライバル視している。
怖がらせ屋としての実力は高い一方で業績を上げるためなら手段を選ばないという冷徹な一面を持ち、社長のウォーターヌースに陰謀の協力を任されているものの「お前はサリバンの足元にも及ばない」と目の前で言われるなど信頼されていない。終盤にはサリーとマイクによりドアの向こうの世界へ放り込まれて人間の世界に追放され、人間の世界ではワニに間違われ退治された。
ちなみに、送り込まれた家はバグズ・ライフに登場したものである。
アニメ映画『モンスターズ・ユニバーシティ』
怖がらせ学部の1年生としてマイクのルームメイトとなった。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるで消え去ったかのように見せる能力を持つが、服飾品は同化せず、本人はコンプレックスに感じている。気さくで温厚、真面目な性格だが、一方で上昇志向が強く、一目置かれる存在になるためには努力を惜しまない。本作序盤ではメガネを着用していた。
本作の時点では前作のような面影はないが、ある時点でロアー・オメガ・ロアーの一員となりマイクと距離を置き、彼らと過ごしているうちに一緒になって、かつてのルームメイトのマイク達に嫌がらせをするなど現在の意地の悪い性格になる。また、怖がらせ大会で隣のシミュレータールームでサリーの脅かしの衝撃により、自分のルームが揺れて怖がらせることに失敗。それをきっかけに、彼をライバル視する布石となる出来事が描かれている。ファンガスとの出会いは不明。