ぽてとーく/2014-08-01

　
　
　［ぽてちょんのちょっと怖い話］
　
　
　
＊閲覧注意！
本編には、グロテスクな表現があるかもしれません。
ないかもしれません。
読む方は、自己責任でお願いします。
　
　
とか最初に書かれると、余計に読みたくなるよね～www
　
　
　
ぽて家は、家族そろって旅行好き。
年に2～3回は、家族で旅行に行きます。
　
普通の旅行なら、行く先々で写真や動画なんか撮って
帰ってきて、みんなでワイワイ言いながら見るんでしょうが
ぽて家には、そんな習慣はありませんでした。ある旅行までは…
　
ある時、島根県に旅行に行きまして、たまたまライトアップした松江城を
見る機会に恵まれました。
あまりの美しさに、写真を撮りたい！と思いまして
使い捨てカメラを買って、思う存分撮りました。
　
帰ってきて、現像に出すと一枚もまともに撮れていませんでした。
夜の風景は、使い捨てカメラでは無理だね～なんて思いながら
次に旅行行く時は、絶対にいいカメラ買っていこうと心に誓いました。
　
月日は流れ、今度は博多～熊本に旅行に行く事が決まり
当時としては、最新のデジカメを買いました。（店員に勧められるままw）
　
比較的、家族の中ではメカに強い　ぽてがカメラ担当になりました。
　
楽しい旅行は、あっという間に終わり、新人カメラマンのぽても
嬉しくて、写真や動画を撮りまくりました。
　
家に帰り、次の日に撮ったやつをPCに入れようと
一枚一枚チェックしながら、ファイルに入れる作業をしていた所
ある異変に気づきました。
　
2日目に熊本に泊まって以降の写真が、全部真っ暗なんです。
暗いというより、真っ黒なんです。
松江城を、使い捨てカメラで撮った時のように…
　
異変はまだまだ続きました。
動画の中に、行ってもないし見たこともない場所が映っていたのです。
　
場所はどうやら…お寺のようです…
　
門が異常なお寺です…
　
門の柱や扉に、隙間のないくらい、お札が貼ってあります。
　
　
映像は、その門をくぐって境内に入っていきます…
　
時折、画面が水飴のように歪みます。
　
このあたりで気持ち悪くなり、一時停止して家族を呼びに行きました。
　
　
家族そろった所で、もう一度頭から見てもらいます。
　
ぽて：お寺の門が気持ち悪いんだよ！よく見ててよ！
　
再生ボタンを押すも、さっき見た映像と違います…
　
門も門をくぐる映像もありません。
　
画面はいきなり本堂の入り口と見られる場所を映しています。
　
そして中から黒い袈裟を着たお坊さんが出て来ました。
　
そのお坊さんが異様な顔つきで、顔に化粧をしてる様な、真っ白い顔をしています。
　
家族はみんな、険しい顔で「こんなとこ来てないよな」と言っています。
　
映像はまだ続いています…
　
本堂の中に入って行くと、中年の女性をたくさんのお坊さんが囲んでいます。
　
苦しそうにもがく女性を、4～5人のお坊さんが取り囲み

何かを投げつけながら、周りをゆっくり回っています。
　
ここで家族の１人が、耐えられないのか口を開きました。
　
ぽて父：なんだこの映像は…それに撮った時間もおかしいぞ！
　
みんな一斉に、映像の録画時間をみました。
　
　
深夜01:26…
　
　
ありえない時間でした。
　
家族全員が、パニック状態になりかけた時、画面が切り替わりあの門が映ったのです。
　
思わず、「これこれ！この門だよ！」と言おうとした時
　
門の異様さが、霞むくらいの異様な異常な人間を映していました。
　
　
おそらくさっきの女性だと思うのですが…
　
四つん這いで、こちらに向いて何かを叫んでいるのです…
　
その女性は、よだれを垂らしながら、こちらに突っ込んでこようとしては
門の所でクルッと向きを変えて、また叫びながら突っ込んでこようとしています。
　
画面は段々と引いてゆき、建物全体を映すアングルになっていきます。
　
門の屋根や、石垣が見えた頃には、ここがどこなのかピンと来ました。
家族のみんなも、見覚えのある入り口に愕然としています。
　
そうなんです…この映像は私達の泊まった旅館を映したものだったんです…
　
　
でも…中の建物は明らかに違います…
　
　
もしかしたら…昔の映像が映り込んでしまったのでしょうか…