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0-1
あらすじ
「……私の名前、思い出せない。」 暗い宇宙で目覚めた記憶のない銀の少女は、自分自身が何者か探す旅を始める。 星々の輝きに身を任せ、その光を指先でつないで星座を描くと、 呼応するように音楽が彼女を包み込む。
目が覚めると、眩しいほどの光が──
そこにはなかった。
……これは、星? 私は……
驚きのあまり、目元を擦る。
何度まばたきをしても、
眼前に映るのは想像とかけ離れた景色。
右をみても、
左を見ても、
ちっぽけな粒がまばらに煌めくだけ。
足元すら暗闇で、
頭上が本当に上なのかわからない。
……これ、宇宙……?
……もしかして、私、星になっちゃった……?
私は星になった。
その考えを何回か巡らせて、飲み込んだ。
ありえないことだったけど、
そうでも思わないと、疑問が止まらない。
どうして、息ができるのか。
どうして、こんな孤独な場所で目覚めたのか。
どうして、星になったのか。
気になることはたくさんあるけれど、
何よりも困ったことは──。
……私の名前、思い出せない。
記憶がほぼ全てなくなっていた。
単純な知識は消えてないけど、
私に結びついた思い出は失われていた。
私の名前、 私の生まれた日、
私の家、 私の通った学び舎、
私の家族、 私の友達、 私の趣味、
私の目指していた夢。
……教訓も、葛藤も、あったはずなのに。
……私のことが、わからない。
……どうして私が『私』なのか、わからない。
記憶という支柱をなくしたんだ。
そう思うと、すごくさみしい。
…………
……ここで慌てても、ここで悩んでも、仕方ない。
……まずは、この宇宙を泳いでみよう。
気になることを、一つずつ、解決していこう。
私自身のことも知りたいけど──
まずはこのさみしさをなくしたい。
気を紛らわせて落ち着かせるため、
というのもあるけど。
でも、どこを目指して進めばいいのだろう?
何か道標になるものがあれば──。
……今の、何?
……あっちの星が、さっきより光ってる。
……綺麗。
それはそれはとても美しくて。
言葉にすることすら、もったいなかった。
気づけば、私は無意識のうちに手を差しのべていた。
最初に光ったまばゆい星の方を向けて、
右手の指をぴんと伸ばす。
(TapとFlickのチュートリアルが挟まる)
……次は、あの星に。
……その次はこっち。
向こうの星と、こっちの星と。
指先で星空をなぞり、遠い星々をつないでいく。
鼓動のように光を放つ星々は、
私はひとりじゃないよ
と言い聞かせていたかのようだった。
……楽しい。
私の気持ちも高まっていったが、
同時に安らいでもいた。
その複雑な気持ちを心に留めんとばかりに、
頭の中に旋律が流れる。
懐かしい。
そう形容するのが近い気がした。
どうして懐かしいのか、わからないけど。
ただぬくもりがある。
冷たく孤独な宇宙に、
あたたかな思いが灯るような感覚があった。
音楽は眼前の景色をさらに彩る。
きっと、忘れられない光景になるはず。
……このまま、星座、つくってみよう。
……今度はあの星もつないで。
大きな、大きな星座を。
0-2
あらすじ
望遠鏡の星座を繋いだ少女は、大切な友達とのあたたかな思い出を想起して、 シェリアという名前を知る。 彼女のことを忘れてはいなかったはず。 そう確信したシェリアは意を決し、一際輝く星を目指して旅をする。
0-3
あらすじ
シェリアは自分の星としての姿や星を繋いで 望遠鏡を作ったときの感情を見つめ直す。 銀河の端にたどり着くと、隣の銀河の恒星がシェリアに光を届ける。 シェリアは再び星座を繋ぐ儀式──『Asterhythm』を奏でる。
0-4
あらすじ
Asterhythmがシェリアに伝えた記憶は、 友達とのひとときと、シェリアの心に秘めた思いを描いていた。 記憶を取り戻すにはきっかけが必要だと気付いたシェリアは、 星の輝きを探しに、隣の銀河の恒星へと星間旅行を続ける。