| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| アヤメにとって、恥ずかしくない人でありたかった。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 本当の姿を知られるのが怖くて、アヤメに相応しい人を……演じてた。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 気がついたら、みんなが私を見ていた。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| それが怖かったの。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 自分はそんな人間じゃないのに、みんなが自分のことを買い被って、誤解して…… |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| アヤメに引けを取らないって。優秀ですごい人だって。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 私は、アヤメに恥じない人になりたかっただけなのに。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| そのために必死に取り繕っていた……だけなのに。 |
| [ns] "それで十分なんじゃないかな。" |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| …………!? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ………………何ですって? |
| [ns1] "偽りの自分を演じて……"[ns2] "偽りの自分が受け入れられることの、何が悪いのかな。" |
| [ns3] "偽りだとしても、それを演じ続けていけば、"[ns4] "いつしかそれは本当になる。" |
| [ns5] "誰だって……"[ns6] "自分を繕うものだよ。" |
| [ns] "誰もがやる、普通のこと。" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| …‥!? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ハッ……!そんな屁理屈がまかり通るとでもぉ? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 嘘はどこまでいっても嘘。だからこそ多くの人間が傷つき、悲劇を招くのです。 |
| [s] "本人にとっては嘘だったとしても、他人の視点では違うかもしれないよ。" |
| (例えば、ユカリとナグサが出会った時のように) |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ケガは? |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 悪事を目の当たりにしても怯まないその姿勢。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| すごく、格好良かったよ。 |
| ユカリ |
| ……! |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| あとは私たちに任せて。それじゃ。 |
| (例えば、みんなと過ごした時のように) |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| レンゲは優秀な子。私みたいな半人前なんかよりも、ずっと。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| そんなレンゲを誇らしく思ってる。ね、ユカリもそう思うでしょ? |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ええ! |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ユカリ、今のはナグサ先輩よりもレンゲが優秀だって言ってるんだけど。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ハッ……!? |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ちょっ!聞いてるこっちが恥ずかしくなるからやめてくれないか!? |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| アタシより強いナグサ先輩にそんな事言われても素直に喜べないって! |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ……ふふっ。 |
| (例えば、百花繚乱を離れると決心した時のように) |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| キキョウ、あなたは優秀。百花繚乱の作戦参謀として、みんながあなたを頼りにしてる。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 他のメンバーだけじゃなく……私もそう。 |
| [ns] "最初は「演技」だったのかもしれない。でも、ナグサはそのおかげで――" |
| [ns7] "誰よりも3人のことを……"[ns8] "よく知っている人になれた。" |
| [ns] "そう……ナグサが憧れていた誰かのように、ね。" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| …………!!! |
| [s] "演技だとしても、取り繕っていただけだとしても、いいじゃん。" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 結果、互いを憎み合い攻撃することになっても!? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 傷つき、絶望に暮れ、憎み合うと分かっているのに、そんな戯言を―― |
| [s9] "たしかに、それでいがみ合ったり……"[s10] "ケンカするかもしれない。" |
| [ns] "後ろ指差されたり、傷つくこともあると思う。" |
| [ns] "そういうのも含めて、誰にだってあることだよ。" |
| [ns11] "ケンカをしたのなら、仲直りできるよう努力すればいい。"[ns12] "私も、そのために全力でみんなの力になるよ。" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ………………なぁにそれ。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| くっだらない……ああ!ああ!反吐が出そうな理想論…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| そんなの風流でも何でもない!最悪な物語ですぅ!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 「百物語」を侮辱する最低最悪の屁理屈なんてぇ……全部、ぜ~んぶめちゃくちゃにして差し上げますよぉ…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| まずは先生、手前から―― |
| ??? |
| そうはさせませんの! |
| [ns] "ユカリ……!" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ハァ?……気がついたんですかぁ?無貌の形代に呑まれていたのにぃ?……どうやって? |
| ユカリ |
| 暗闇の中で――声が聞こえてきましたの。 |
| ユカリ |
| 先生と…… |
| ユカリ |
| ナグサ先輩の声が――ハッキリと。 |
| ユカリ |
| ええ!身共、勘解由小路ユカリ、ここに復活!ですの!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ハ?なに言ってんの? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 忘れたんですぅ?そこにいるヤツらが手前を拒絶して、果ては手前の気持ちを無碍にしたってこと。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| それゆえに「無貌の形代」は生まれたんですよぉ……? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| なのに今更なんなんですぅ!? |
| ユカリ |
| 何も傷ついていないといえば、嘘になりますわ! |
| [s] "ユカリ……。" |
| ユカリ |
| 胸が痛くて張り裂けそうなのも、事実ですの! |
| ユカリ |
| でも、ぼんやりとした意識の中で聞こえてきた先生の声―― |
| ユカリ |
| そのおかげで……!今更ながら、気づくことができたのです。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 気づく……?何を? |
| ユカリ |
| それらが――「普通」であることに。 |
| ユカリ |
| 嘘をついたのはナグサ先輩だけではありません。 |
| ユカリ |
| 身共だって同じなのです。 |
| ユカリ |
| そしてレンゲ先輩も……キキョウ先輩だってそう。 |
| ユカリ |
| 表と裏の姿……恐怖をごまかすため、人のため――もしくは自分を騙すためかもしれません。 |
| ユカリ |
| それで傷つく人も、それを偽善だと罵る人も、火種となってケンカすることだってあるでしょう。 |
| ユカリ |
| ですが、それは――身共だけじゃない。皆様、同じなのだと。 |
| [s] "……うん。" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| はぁあ……? |
| ユカリ |
| 喧嘩したのなら仲直りすればいい――そうおっしゃっていただけるのなら! |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 身共はその言葉を受け入れようと思いますの! |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| お互いを深く傷つけてしまったかもしれません……ですが、身共は仲直りしたいのです! |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 皆様と仲直りして――あの時の百花繚乱に戻りたいのです! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| そんな子供じみた台詞を、よくもまぁ……! |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 箭吹シュロ――でしたね? |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| このユカリ!百花繚乱の皆を守るため、あなたに決闘を申し込みますわ! |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 百花繚乱のえり~ととしての、身共の決意ですの! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| はは……そう……お好きになさればいいんじゃないですぅ? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 手前から生まれた無貌の形代は、まだここに残っていますから……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| これがあれば、嘘つきナグサも、愚かな先生も、身の程知らずの小娘も―― |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ――み~んな! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……へ? |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| どりゃぁぁぁあっ!!来たぞ!!! |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ……ユカリ、大丈夫!? |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| …………あ。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| あああっ!!レンゲ先輩、キキョウ先輩!!! |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ふぅ……間に合ってよかった……。 |
| [s] "2人ともどうやってここに!?" |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 他のヤツらが助けてくれてさ。アタシたちだけ先に来れたんだ。 |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| で、今は激戦真っ最中って感じ? |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ……花鳥風月部の、箭吹シュロ。 |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 百花繚乱の作戦参謀として忠告するよ……大人しく降参して。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| はっ…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| はは―― |
| シュロ 花鳥風月部 |
| アッハハハハッ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| まさかここに来て、こ~んな薄っぺらい物語にしてしまうだなんて! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……いいでしょう。やれるところまでやってみましょうか! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 手前の「百物語」を――こんな支離滅裂なものにしてしまうくらいなら…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 今からでもぜぇんぶリセットして!最初からやり直しますよぉ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 全て終わりにしてしまえ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 百花繚乱を滅茶苦茶に――!! |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| キキョウ……ユカリ、先生! |
| [s] "うん、いくよ!" |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ここまで来たからには、引き下がれない。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 全力で!参りますの! |
| [戦闘フェーズ] |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| きゃぁっ!? |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| くぅっ……!? |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| …………っ! |
| [ns] (キリがない上に、攻撃の勢いが……強い!) |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 黙れ。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 黙れ黙れ黙れ黙れ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 全部ぜ~んぶ無駄。手前らが何しようと倒せやしない。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| いくら言葉を並べ立てたって…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 物語をぶち壊そうとしたって…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 言ったはずですよねぇ……物語の絶対的な前提は変えられない。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 資格がなければ、百物語は倒せない―― |
| シュロ 花鳥風月部 |
| そういう物語だと――最初から既に決まっているのですから。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……そう。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 百花繚乱の委員長――アヤメがここに居ない以上! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 手前らもアヤメと同じように、全員「黄昏」に堕としてや――! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……はぁ? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| なに?なんなんですぅ……? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ねぇ、どういうことですかぁ? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 窮地に、追い込まれてたでしょ?ねえ。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 何回も何回も、手前の心を折ったじゃない。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| なのに―― |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ちょっと、鏡見たらどうですぅ?情けないその姿―― |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 足元は震えて、顔は涙でぐっちゃぐちゃ。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 今にも逃げ出したくてたまらないくせに…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 何をそんな「委員長」にでもなったみたいに……ねえ、ナグサちゃんさぁ……!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 今更、どんなツラ下げてアヤメの真似してるの? |
| 私はアヤメじゃない。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 私は――アヤメになれない。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 私が手を伸ばしたものは、みんな、壊れてく。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| だから怖かった。未熟な自分のせいだって、 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 全部自分のせいだと責められるのが―― |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 本当の姿を知られるのが怖かった。 |
| でも―― |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| それ以上に……アヤメの時のように…… |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ユカリを…… |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| キキョウを……レンゲを、失うことの方が、怖いの! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……ナグ……サぁ……! |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| あなたの言う通りだよ、シュロ。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 私にできるのはせいぜい「演技」だけ。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 今もなんとかここに立って、偽りの自分を演じてる。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| でも、こんな私でも、みんなを助けられるのなら…… |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| どれだけ滑稽に映ろうとも、演じ続けてみせる。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ……百花繚乱の委員長代理――御稜ナグサという役を…… |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ずっと! |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| だから、ユカリ……レンゲ、キキョウ……先生。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 助けて、ほしい。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| はい!! |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ああ!その言葉を待ってたよ! |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ……うん。 |
| [ns] "もちろん、喜んで。" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| まだ……まだですよぉ……!! |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| あっ、待ちなさい! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| どうせお前たちの銃弾は、手前には届かない…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ソレは「怪書」を所持している手前にとって、不変の真理……!最初から無意味―― |
| [ns] "今だよ!!" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| あ……うっ……!? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| な、ぜ……攻撃が……! |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ……。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| まさ、か…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ナグサ……ナグサちゃんの、くせに……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 心を入れ替えた、程度で……怪書の「神秘」に、触れた……? |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| はぁっ!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| くうっ……まだ……まだ!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 手前の百物語、なら……! |
| [ns] "レンゲ、お願い!" |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 任せてくれ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| なっ、一瞬で……!? |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 百花繚乱紛争調停委員会の切り込み隊長、不破レンゲ。 |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 射撃を鍛錬し続けてはや2年。 |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 青春を捧げて会得した百花繚乱式射撃術において――頭数など無意味だってこと、覚えておけ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| くそっ……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| まずい!後方へ……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| っ……!退路に……!? |
| ??? |
| 視野を遮った瞬間に退却を選択。そして、安全を確保すると同時に百物語を呼び出す――という手立てだったんだろうけど。 |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| あんたのその単純な思考を読み解くくらい、造作もない。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 笑わせないでくださいよぉ、桐生キキョウ……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 手前の攻撃なんて、手前には通らない……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| は……?床、が……!? |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 攻撃が通じないから何?地面は壊せるよね。 |
| キキョウ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 怪書があるといっても、空は飛べないでしょ。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ッ……そう……!無貌の形代……無貌の形代なら! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| アレなら……!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……無い?……どうして? |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 無貌の形代なら、もうここには居ませんわ。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| これ以上身共の感情を、あなたの思い通りになんてさせない。そう心に決めましたの。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 勘解由小路、ユカリ……。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| はい。この勘解由小路ユカリ。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 百花繚乱紛争調停委員会の一員として…… |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 箭吹シュロ――あなたを逮捕しますの! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| !! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ぐっ…………!! |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| これ以上の抵抗は無意味だよ。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 何で…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| さっきまで、互いを傷つけ合ってたのに……? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 相手を罵って、非難してたじゃないですかぁ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| なのにどうして今になって力を合わせるの……?何で……?ねえ、どうして!? |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ……今からでも、向き合いたいと思ったから。 |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| たとえそれが「演技」だったとしても…… |
| ナグサ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| 百花繚乱の私として、みんなと向き合いたいと思ったから。 |
| ユカリ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| ええ、そうですの! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ……!!! |
| [ns] "シュロ、これで終わりだよ。" |
| シュロ 花鳥風月部 |
| シャーレの、先生…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| は、ハハッ…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| あは……アハハハッ! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| アハハハハハハハハハハハッ!!!!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ナグサ、ちゃん……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| ナ~グ~サ~ちゃぁああああああん!!!!! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| そう……いいですよぉ。もう、どうでもいい……正直、気に入らないですけどぉ…… |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 今回は手前らの勝ちってことにしてあげる……!ええ、ええ!そういう結末だって納得してあげましょ。 |
| シュロ 花鳥風月部 |
| でも……これで終わりだと思わないことですねぇ? |
| シュロ 花鳥風月部 |
| 次こそ……必ず、手前の手で……! |
| シュロ 花鳥風月部 |
| コクリコ様に捧げる、最高の「百物語」を―― |
| [ns] "みんな!気をつけて!!" |
| レンゲ 百花繚乱紛争調停委員会 |
| あいつ……いきなり本を!? |