| ユウカ セミナー |
| 先生っ!!!! |
| ユウカ セミナー |
| やっとつながった!ずっと探してたんですよ!? |
| ユウカ セミナー |
| その座標は……凍原地帯?どうしてそんな場所に……? |
| ユウカ セミナー |
| まともな交通手段も……電波だって#$%$@&……! |
| [s] "位置情報も分かるの……?" |
| ユウカ セミナー |
| それ@$%^&$ミレニアムの^%&#$を総動員して……ってそんなことより! |
| ユウカ セミナー |
| また危ないことをしてるんですか?先生はいつもいつも……! |
| ユウカ セミナー |
| もし先生の身に何かあったら私―― |
| ユウカ セミナー |
| ……どうすればいいんですか。 |
| [s] "ごめん、ユウカ……でも、何とかするから。" |
| ユウカ セミナー |
| 何とかする……って、またそうやって……。 |
| ユウカ セミナー |
| ……いえ、先生を信じます。 |
| ユウカ セミナー |
| どのみち私にできることはないでしょうし。 |
| ユウカ セミナー |
| なので私からは一点、ご報告を。 |
| ユウカ セミナー |
| 今、海で異常現象が発生しています。 |
| ユウカ セミナー |
| 偵察用のドローンを送っても、通信が途絶えてしまうので詳細は分かりませんが……。 |
| ユウカ セミナー |
| 金属がものすごいスピードで地面を侵食しています。このままでは、先生がいる座標にもすぐ――! |
| [s1] "……なるほど。"[s2] "ユウカ、ひとつお願いして良いかな。" |
| ユウカ セミナー |
| なるべく誰も近づけないでほしい……? |
| ユウカ セミナー |
| 先生がそこにいる理由も、$%^@!心配しないで? |
| ユウカ セミナー |
| ……。 |
| ユウカ セミナー |
| ……詳しい話は、後でしっかり聞かせてもらいますからね? |
| [s] "もちろんだよ。" |
| ユウカ セミナー |
| 約束ですよ? |
| ユウカ セミナー |
| もし$%^#* |
| ユウカ セミナー |
| ……%$^@~&#!!! |
| リオ セミナー |
| ……終わったかしら? |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| そのようです……。 |
| リオ セミナー |
| 肝が冷えたわね……。 |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| リオ……そろそろいいのではありませんか? |
| リオ セミナー |
| いえ、私は……。 |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| (心の準備は……もう十分できていると思いますけどね……) |
| [ns] "そろそろ出発しようか。" |
| アリス ゲーム開発部 |
| はい!勇者アリス、世界を救いに行きます! |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| 勇者よ、期待していますよ。 |
| アリス ゲーム開発部 |
| まだ見習いですが! |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| このクエストで、見習いが取れるといいですね。 |
| エイミ 特異現象捜査部 |
| 会長、輸送船の出発準備が終わったよ。 |
| トキ C&C |
| 操縦席、ロビー、個室、整備施設、研究室、エンジンルーム、医療施設、すべて異常ありません。 |
| [ns] "リオ船長、任せたよ。" |
| リオ セミナー |
| 船長……?私が? |
| [s3] "この輸送船は、リオが準備してくれたんだから。"[s4] "船長にはリオが適任かなって。" |
| リオ セミナー |
| 私にそんな資格があるのかしら……。 |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| リオ、やるからには胸を張ってください。みんなを連れて行くのですから。他でもない、あなたが。 |
| リオ セミナー |
| ……ええ。 |
| リオ セミナー |
| ……。 |
| リオ セミナー |
| 全員、乗船してちょうだい。 |
| トキ C&C |
| 承知しました。これより乗船を開始します。 |
| モモイ ゲーム開発部 |
| しゅっぱーつ! |
| ミドリ ゲーム開発部 |
| 遊びに行くわけじゃないって分かってる? |
| ユズ ゲーム開発部 |
| う、うぅ……怖いけど、もう逃げ場はない、ですよね……。 |
| アリス ゲーム開発部 |
| 私たちも行きましょう、ケイ! |
| ケイ |
| あっ、アリス!走ったら危ないですよ! |
| [ns] "リオ船長、出発の号令を!" |
| リオ セミナー |
| ……。 |
| リオ セミナー |
| 分かったわ。 |
| リオ セミナー |
| これより私たちは、デカグラマトンの預言者と―― |
| リオ セミナー |
| アイン、ソフ、オウルと呼ばれるエンジニア。 |
| リオ セミナー |
| そして、拡大を続ける鋼鉄大陸―― |
| リオ セミナー |
| ――その「特異現象」に対処するために、出発するわ。 |
| リオ セミナー |
| えっと、その……。 |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| (まだ慣れないようですね) |
| エイミ 特異現象捜査部 |
| (会長はこういうのしてこなかったし。仕方ないか……) |
| リオ セミナー |
| え、っと……みんなは帰ったら何をするのかしら?私はアバンギャルド君をさらに改良しようと思っているわ。 |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| あら? |
| ケイ |
| り、リオ……? |
| リオ セミナー |
| きょとんとして……なにか変だったかしら。 |
| ケイ |
| 不吉な話をするのは控えませんか?大きな戦いの前に、その後の話をするなんて……。 |
| リオ セミナー |
| 目標を見据えるのはいいことだと思うのだけれど……。 |
| [ns5] "不吉な話かぁ……。"[ns6] "じゃあ、逆にもっと不吉な話をしよう!" |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| 私はこの作戦が終わったら、オカルトの統計をまとめた同人誌を出すつもりです。 |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| せっかくですし、記念撮影でもしておきましょうか?一人も欠けることがないよう願って。 |
| ケイ |
| いえ、待ってください! |
| エイミ 特異現象捜査部 |
| うーん、何を言おう。みんなと一緒にここまで来られてよかった。 |
| エイミ 特異現象捜査部 |
| ……大丈夫、負けるつもりはない。 |
| エイミ 特異現象捜査部 |
| ――だって、帰って先生にアイスを奢ってもらわないといけないから。 |
| ケイ |
| あなたまで!? |
| トキ C&C |
| なるほど、では私も……。 |
| トキ C&C |
| 特異現象捜査部とゲーム開発部の皆さん、そして先生へ。 |
| トキ C&C |
| この状況で言うべきことは、ただひとつ。 |
| トキ C&C |
| ――到着したら怪しそうな場所を見つけて、決め台詞を言います。「大丈夫、ここは安全です」と。 |
| トキ C&C |
| 「ですが、念のために様子を見てきます。すぐに帰ってきますから、戻ったらなでなでしてください、先生」……こんなところでしょうか。 |
| モモイ ゲーム開発部 |
| じゃあ、私も!「ふっふっふっ、謎はすべて解けた――」。 |
| ケイ |
| やめてください、余計なことを言わないでください! |
| ケイ |
| ミドリ!ユズ!アリス!三人は大丈夫ですよね……? |
| アリス ゲーム開発部 |
| ……。 |
| アリス ゲーム開発部 |
| こんな危険な場所に居られるか! |
| ユズ ゲーム開発部 |
| わ、私は自分のロッカーに帰らせてもらいます……! |
| ミドリ ゲーム開発部 |
| や、やりましたか……? |
| ケイ |
| やめてくださいっ!私たちは生きて帰るんです、絶対に! |
| ヒマリ 特異現象捜査部 |
| ええ、その通りです。 |
| ケイ |
| ……はい? |
| ケイ |
| あっ! |
| [ns7] "やっぱりケイも言いたかったんだね。"[ns8] "すっきりした?" |
| ケイ |
| ふ、ふふっ、ふふふふっ……。 |
| ケイ |
| これだけの戦力がそろっているんです。もう勝ったも同然!勝負は決まりました!私はゆっくりお風呂に入ってきます! |
| [ns] "ケイちゃんが壊れた……。" |
| ケイ |
| 誰のせいだと思ってるんですかっ!!! |
| リオ セミナー |
| ……そろそろ出発するわよ。 |
| リオ セミナー |
| 離陸と同時に最大出力で加速するから、全員シートベルトをしてちょうだい。 |
| リオ セミナー |
| アナウンスするまで、絶対に席から離れないように。それと、常にあらゆる状況に備えるのよ。 |
| リオ セミナー |
| ……トキ。 |
| トキ C&C |
| はい、リオ様。――本船はまもなく離陸します。 |
| トキ C&C |
| 目標――鋼鉄大陸。発進……っ! |
| アイン |
| ……輸送船が離陸しました。 |
| ソフ |
| 到着まで数時間ってところかな。 |
| オウル |
| ティファレトもあるべき位置に戻っています。鋼鉄大陸は完璧な状態と言えるでしょう。 |
| アイン |
| お、お姉様は……? |
| ソフ |
| 私からお願いして、「ゾーハルの依代」で休んでもらってる。 |
| オウル |
| 良い選択です。最悪の事態……最後のプロトコルを稼働させることになれば―― |
| ソフ |
| オウル。 |
| オウル |
| ええ、分かっていますとも。そうさせないために、私たちがいるのですから。 |
| アイン |
| ……。 |
| オウル |
| 私は、世界が憎いです。 |
| オウル |
| 私たちにはどうすることもできず―― |
| オウル |
| ――私たちは選び取ることもできない。 |
| オウル |
| けれど、世界はそのようにできている。 |
| オウル |
| 生まれながらに与えられた者たちは無遠慮に振る舞い――それでも私たちは、無抵抗に従う他ない。 |
| オウル |
| 私たちが持っていないものを、当然のように持っている誰かがいる。 |
| オウル |
| もし私たちが消えたとしても、悲しむ者は誰一人として存在しない。 |
| オウル |
| どれほど頑張ったところで、結果には小さな影響すら与えられない。 |
| オウル |
| ――神秘を与えられなかった私たちにできることは、最初から限られている。 |
| ソフ |
| だとしても、今はそれで良いんじゃないかな。 |
| ソフ |
| 私たちは鋼鉄大陸を作って、預言者を集めた。 |
| ソフ |
| ……けど、ここまでする必要はなかった。あの方の計画は、そもそも別物だったんだし。 |
| ソフ |
| だから、これは私たちの選択。 |
| ソフ |
| ――他の誰でもない、私たちの意志で追求して、成し遂げた。 |
| ソフ |
| お姉様も言ってたでしょ。たとえ錯覚だとしても―― |
| ソフ |
| 自由意志なくして、私たちは生きられないんだから。 |
| ソフ |
| 私ね、たまに思うんだ。 |
| ソフ |
| 何もかもが滅茶苦茶になって、どうしようもない前提条件でつまずくことになったとしても―― |
| ソフ |
| ――お姉様がいれば問題ない、って。 |
| ソフ |
| そう――思ってるんだ。 |
| アイン |
| そ、その通りです! |
| アイン |
| もし、私たちに何が起きたとしても……。 |
| アイン |
| お姉様さえ生き残れば……わ、私はそれで満足です。 |
| アイン |
| で、でも……今は、そんな未来、考えたくありません。 |
| アイン |
| 最後まで……考えたくないです。 |
| アイン |
| ……すべてが嘘だったとしても、ここにお姉様がいたという事実だけは、残ってほしいんです。 |
| アイン |
| お姉様と一緒に過ごした記憶だけは……。 |
| アイン |
| それと……。 |
| アイン |
| いつか誰かが、私たちを理解してくれて……。 |
| アイン |
| 「頑張ったね」って言ってもらえたら―― |
| アイン |
| き、きっとすごく嬉しいと、思うんです……。 |
| オウル |
| ……ええ、そうですね。どうして忘れていたんでしょう。ごめんなさい、アイン。 |
| アイン |
| い、いいいい、いえ!気にしないでください……! |
| ソフ |
| それより……今この瞬間、大事なことがあるでしょ? |
| オウル |
| はい。また一日、新しい日が訪れます。 |
| アイン |
| じゅ、準備しておかないと……。 |
| オウル |
| そして、明日一日が無事に続くよう祈りましょう。 |
| オウル |
| 時は来たれり。行動こそが私たちの救済。 |
| オウル |
| もしかしたら、生と死は私たちにとって無意味なのかもしれません。 |
| オウル |
| ――それでも、私たちが私たちでいるためには、この道しかないのですから。 |
| デカグラマトン編;To be Continued in Chapter 3 |