ヒロウポン
Last-modified: 2017-01-23 (月) 13:09:19
概要
- 戦線や警備任務で消費した指揮値を全回復することが出来る魔法の
麻薬薬。
名前の由来はヒロポンか。
余談
- ヒロポンとは、大日本製薬(後の大日本住友製薬)が1941年に開発販売した商品で、商標登録もされている。
成分名は塩酸メタンフェタミンで、上の画像のようにアンプルであったり、錠剤のものもある。
名前の由来は「疲労をポンと取る」であったり、
ギリシア語の Φιλόπονος(ピロポノス/労働を愛する)であるともされる。
- 当時の日本では、、「除倦覺醒劑」として販売されており、疲労倦怠感を除き眠気を吹き飛ばすとされ、
軍や民間で幅広く使われた。
当時は塩酸メタンフェタミンの副作用について研究されておらず、使用の規制はなかった。
大日本帝国軍では長距離飛行を行う航空兵などに支給されており、「暗視ホルモン」とも呼ばれた。
中には、一晩でB-29を5機撃墜した例もあり、ヒロポンは『本土決戦兵器』のひとつとして戦争末期には、
大量に生産されたとされる。
- 敗戦後、酒やタバコなどの嗜好品不足から、精神を安定させることの出来る手軽な薬品として蔓延した。
中毒者は50万人を越え、「ポン中」とも呼ばれ社会問題ともなった。
1949年に日本政府は、ヒロポンを劇薬として指定、製造業者に生産の中止を勧告し、
1951年に覚せい剤取締法が施行したことにより、限定的な医療・研究用と以外の使用を除く、
ヒロポンを含む覚せい剤の使用・所持が禁止された。
現在、「ヒロポン錠」「ヒロポン注射液」の2種類が製造されているが、
これらは民間には絶対に販売されることはなく、
医療機関においても都道府県知事に事前の届出を提出するなどと、きわめて管理が厳しいとされる。
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