概要
2008年9月19日発売、超能力系ヒロインのターン制ストラテジーゲーム。ポップでキュートな絵柄とは裏腹に、骨太な難易度が「ギリギリまで戦って勝利するヒーローを演出している」と話題になった。なお会社としては、Wiiで出すにあたり、それまでのゲームで獲得しづらかったファン層の獲得を目標に規格が練られ、女児・少女層へのアピールとして、当時人気のあったプリキュア等を意識した変身ヒロインものになった。
全35ステージ、それぞれ特性の違う敵キャラを個性の違う6人で倒していく。
2022年9月14日、リメイク版が発売されたが、成長要素のあるRPGへと変化し、非変身パートとして探索要素も盛り込まれた。
ストーリー
西暦200X年… 超能力者の住む世界「サイケガーデン」に巣くう犯罪組織「バリスパー」は自身の理想となる世界を作るべく、日本へワープして悪さを働こうとしていた。
だが、それを知った防衛組織「サイケフォース」は、特殊部隊の新人少女、ジーナ・ケスタを日本へと派遣させた。
地球上で超能力を使いやすくするために、強化服装備装置「パワードレッサー」を使用、変身して戦うのだが、このパワードレッサーはなぜか6つも用意されていた。
そう、ジーナの目標は日本を攻撃するバリスパーの殲滅と、連中に見つかる前に超能力の発現者を保護、サイケフォースの協力者とすることであった。
登場キャラ
ジーナ/サイコ1
本作の主人公。サイケフォース期待の新星で、念力を得意とする。 必殺技は「メガテレキネシス」、使用すると敵にダメージを与えた上で大きく後退させる。
体力 3/5
攻撃力 3/5
防御力 4/5
超能力 5/5
機動力 3/5
超能力を除いて、平均的な性能。得意としている局面はあまりないが、その分苦手な局面もほぼなく、全局面において安定した強さを発揮できる。
みぞれ/チルド2
ジーナが最初に日本で出会った少女。気温を冷やす超能力に目覚め、時々暴発させてしまうことで肩身の狭い思いをしていた。そこに超能力を持ってる人はいないか、というドストレートな宣伝で居場所を見つけられた。 必殺技は「エリアフリーズ」、使用すると周辺一帯への攻撃＋冷凍効果。
体力 4/5
攻撃力 2/5
防御力 5/5
超能力 3/5
機動力 2/5
来夢/スパーク3
電器屋の一人娘。電子工作が得意で、超能力の類は信じていなかった。閃光を浴びて超能力を使えるようになった当初は驚いたが、今では機械と超能力を配合した技術を研究している。必殺技は「プラズマブレード」。近くの敵に飛びかかって斬撃を繰り返す。
体力 2/5
攻撃力 4/5
防御力 1/5
超能力 4/5
機動力 2/5
耐久性や機動力に難があるが、攻撃系の能力は高い傾向にある。どの攻撃範囲にも対応しているため、防衛のかなめになる。
風香/ウィンド4
陸上競技が大好きで、数々の記録を更新してきた「大会荒らし」の異名を持つ少女。謎の竜巻に巻き込まれ、けがをしたことで選手生命終了の危機に瀕したが、奇跡的に回復。それと同時に空気を操る超能力に目覚めてしまった。
必殺技は「サイクロンピラー」。一直線上に竜巻を発生させる。
体力 2/5
攻撃力 1/5
防御力 2/5
超能力 5/5
機動力 5/5
ハイスピード移動で敵の後ろに回り込み、風系超能力で盤面をかき乱すことができる。
夏樹/ヒート5
みぞれの同級生で困ってる人を助けずにはいられない性格。男性的な口調でしゃべり、荒っぽい性格かと思うが他人に優しく、自分に厳しい。
必殺技は「ハイテンプパンチ」。目の前の敵に熱した拳をぶつけ、後方へ吹き飛ばす。
ジーナの攻撃と近いが、こちらの方が高威力のダメージを叩きこめる。
体力 3/5
攻撃力 5/5
防御力 4/5
超能力 1/5
機動力 3/5
超能力よりも物理攻撃に秀でており、接近戦で活躍することができる。
照子/ブリンク6
反射鏡職人の娘。自身が超能力に目覚めたことにもあまり気付かず、友達に気づかれなくなることがあってようやく気付いたっぽい。
必殺技は「ツインレーザー」。斜め前の敵相手にレーザーをぶつけることができる。
なお有効距離が長く、敵正面にいる味方の援護射撃に使える。
体力 5/5
攻撃力 3/5
防御力 4/5
超能力 3/5
機動力 3/5
バランスの取れた性能で、耐久寄り。身を隠しながら移動できる浮沈艦の如く扱おう。
システム
各ターン、それぞれキャラを移動させ、敵ターゲットに接近させる。
攻撃を仕掛けると、戦闘画面に移行し、敵・味方の攻撃状況が表示される。
各メンバーはそれぞれ使用できる技の傾向が異なる。
ターン経過や行動によって必殺技ゲージが溜まり、MAXになったキャラはいつでも必殺技を放てる。必殺技フェイズでは制限時間内にコントローラーを振る(Wii版)、ボタンを連打する(リメイク版)ことでダメージ量が上がったり、有効距離が伸びたりする。
また、各ステージの敵キャラも耐性や弱点が異なる。
各キャラに対応した属性の固有技のほか、パワードレッサーに対応するアクセサリーを装備することで、新たな技を使うこともできる。これらは一般技とされ、PP(サイキックポイント)を消費する。なお、PPに関しては各キャラ同じ数値となる。
登場敵キャラ
- ジェネラル
Stage 1に登場。バリスパー戦闘員の上級職な人。特に際立った弱点はない。
- サボルナ
Stage 2に登場。 サボテン型のサイコクリーチャー。夜になると動き出す奇妙なサボテン。しかし、寒さには弱い。
- カッパーム
Stage 3に登場。 鎧を着たカッパのようなサイコクリーチャー。剣で攻撃してくる。電撃に弱い。
- サジョーローカク
Stage ４に登場。砂でできた建物形のサイコクリーチャー。数しても砂が近くにあると倒せないほどの、耐久力を持つ。風に吹き飛ばされるのに弱いが、電気には強い。
- ノースブレイカ
Stage 5に登場。白熊のようなサイコクリーチャーで、近付いた者を容赦なく殴る。熱に弱いが、冷気に強い。
- チスッタール
Stage ６に登場。吸血鬼のような性質を持ったコウモリ幹部。 光に弱い。
- シャチット
Stage 18に登場。海のギャングとして恐れられている幹部で、シャチ型のサイコクリーチャー因子を埋め込まれている。弱点は現状不明。
- シロノアーリ
Stage 25に登場。蟻の因子を埋め込まれた幹部で、主に、建築物を破壊して更地にする仕事をしている。こちらも弱点は不明。
- ドン・ニッビオ
バリスパーの首領。 トンビの因子を埋め込んだ超能力者で、何をするか、何が弱点化は現状分かっていない。
小説版
ゲラフィではダーク・ナイトが小説化し、書いていたが、不祥事続きの為解約され、他の有志メンバーによるリレー小説形式での執筆となった。