ドラゴンペナンス～龍珠演舞～ (乙女)

主人公、【白沢秋姫】はちょっと可愛い中学3年生。
ある日、秋姫は学校帰りの校門で一人の少年と出会う。少年は「逃げるなら今しかない」と言い、彼女の手を引いて走り出す。
男は自分の名を【水縹綾】と名乗り、姫を護るためにやってきたと告げる。
綾のことを信じ切れない秋姫だが、やがて2人の前に黒い影が現れる。

魍魎。化け物や妖怪に似たそれは、一斉に秋姫へと襲いかかってくる。綾が身を呈して護るが、敵の数は増す一方である。さらに秋姫によく似た謎の少女「龍姫」も現れ、攻撃に拍車をかける。危機に陥った2人。そんな2人の前に味方……

【長坂緋褪】
【小鷹朽葉】
【央川宗哉】
（そしておまけのチビ龍が一匹）

が現れた。
……そして彼らもまた、綾と同じく“姫を守る”ために現れた龍だという。

彼らが現れたあとの秋姫の生活は大混乱。
なにせいきなり美少年の取り巻きが出来たのだから、事情の詳細を知らない級友はひたすらうらやましがる。
そして事情の詳細を聞かされた親友には無責任にははやし立てられる。
困ったなぁ、と言いながらもそれなりに楽しい日々が始まって。

そしてある日、龍の一人が唐突にいなくなる。
それが、物語の本当の始まりだった。

• 白沢秋姫(しろさわ あき)　cv：ボイスなし
  女性 / 15歳 / 中学3年生
  この物語の主人公。細かいことにくよくよしない明るさを持つが、実はかなりの寂しがり屋。小さい頃から華道、茶道、書道を一通りやっていたせいか、それともお婆ちゃん子のせいなのか、時折年寄り臭い物言いをしてしまう。
• 水縹綾(みなはた りょう)　cv：ボイスなし
  男性 / 16歳 / 高校1年生
  黒色の水行龍珠を持つ『龍』。秋姫の前に最初に現れ、日常から彼女を連れ去る。人と接することが苦手で、無口でいることが多い。そのせいで誤解されることもしばしば。華奢な体つきに見えるが異様に喧嘩が強い。しかし、特に格闘技の経験があるわけではないので戦闘方法はメチャクチャ。
• 小鷹朽葉(こだか くちば)　cv：ボイスなし
  男性 / 15歳 / 中学1年生
  青色の木行龍珠を持つ『龍』。一見すると女の子と見間違えてしまうような、たおやかな少年。優しい性格が伝わるのか、動物に好かれている。どんなに凶暴な猛犬でも、朽葉に対してだけは吠え掛からない。
• 長坂緋褪(ながさか ひさめ)　cv：ボイスなし
  男性 / 33歳 / 民俗学学者
  秋姫の友人（里和）の叔父……にして、赤色の火行龍珠を持つ『龍』。龍珠にまつわる過去の伝説にも詳しい。しかしそれを語るときには、いつもわずかに顔に陰りが浮かぶ。誰にでもすぐに抱きつく癖がある。別にロリコンというわけではないとは本人の弁。確かに、綾にもよく抱きついてはつっぱねられている。
• 央川宗哉(おいかわ しゅうや)　cv：ボイスなし
  男性 / 17歳 / 高校2年生
  黄色の土行龍珠を持つ『龍』。幼稚園児時代に保母を口説き落として以来の、天性のナンパ師。毎日違う女性を連れて歩いているが、相手は年上が多い。意外と本が好きで、よく眼鏡をかけて時代小説を読んでいる。
• 鎌田里和(かまた りか)　cv：ボイスなし
  女性 / 15歳 / 中学3年生
  秋姫の友達。好奇心旺盛で、なんでもかんでも首をつっこみたがる困った女の子。ピンチになったときの口癖は「友情よね、友情」。放送部に所属している。