開けると、机に突っ伏していた赤鬼がこちらに向いて、
「あ゛?」
と言ってきた。
これはやばい。やばすぎる状況でしかない。
「逃げよう!!!!!」
と言い、動き出そうとしたが、何故か足が動かなかった。やばい。
とりあえず命乞いしよう。
「ごめんなさい、赤鬼様。あなたがここに居るなんて微塵も思って無くて…!ただドアがあったので好奇心で開けてみようと…!ごめんなさい…‼︎」
「これからは俺の部屋に入ってくるんじゃねぇぞ…」
「はい!絶対にこれからは入って来ません‼︎絶対にです!」
「そうか…気をつけろ…」
そう言って赤鬼は、あなたを外に追い出してピシャリとドアを閉めた。
もしかしてあの赤鬼は優しいのか?それとも、命乞いの仕方が良かったのか?
どっちか分からないけど、生きてて本当に良かった。
コメント
- やさしい -- 2021-07-12 (月) 17:54:09
観覧者数
今日 | ? |
昨日 | ? |
合計 | ? |