ディフォーミティ=ヒューマヌス=レックス(Deformity=Humanus=Rex)
概要(Villain Overview)
基本情報本名:
ディフォーミティ=ヒューマヌス=レックス(Deformity Humanus Rex)
直訳の意味:
人間の骨格や肉体に深刻な奇形を持つ王
別名:
Eクラスの怪異
タカニョ島の悪夢
飢餓の神
性別:
不詳(専門家による組織診でも雌雄の結論を出すことが難しい状態だった)
かつての性質:
極めておとなしい雑食個体
現在の食性:
共喰い(習性化)
繁殖能力:
なし(繁殖を行う機能はありません)
全長 / 全高:
全長19.0m(尾が極めて長い)
全高11.8m(通常姿勢の時の数値)
出身作:
インジェン社「禁じられたファイル」(イスラ・タカニョ島)
クリミナル / 犯罪(Crimes)
彼はイスラ・タカニョ島において、人間の研究員や同類を対象とした凄惨な事件を引き起こしました。記録されている具体的な事象は以下の通りです。
第1次収容違反(脱走)として、施錠されていたEクラス収容棟の鍵を、自身の細長い指を使って精密にこじ開けて脱走しました。
さらに施設への不法侵入を行い、夜中の3:36分、管理員たちが自身を追ってこないことを確認した上で研究所に引き返し、窓ガラスを破壊して再侵入しました。
集団拉致として、施設内に残されていた複数の人間の研究員を次々と襲撃し、ジャングルの奥地へと拉致しました。
研究員の捕食も行い、拉致した研究員を施設から4km離れた原生林まで連れ去り、全員を捕食しました。
同類の捕食(カニバリズム)として、収容棟および野生下において彼は他の怪物(恐竜)を対象とした共喰いを恒常的に行いました。
目的(Goals)
奇形による肉体の苦痛を和らげるために、同類を捕食(共喰い)すること。
自分を追ってこない人間たちの行動を観察し、安全を確認した上で研究員を捕食すること。
脱皮による長寿性と自ら編み出した軟体化能力を使い、放棄された島で生存し続けること。
あらすじ(Synopsis)
ディフォーミティ=ヒューマヌス=レックスは、映画やゲームの表の歴史から抹消された「イスラ・タカニョ島」の秘密研究所において、インジェン社が開発したハイブリッド種のうちの一匹です。
最初は非常に雑食性でおとなしく、園内の北東部をただ俯いて歩くだけの無害な存在でしたが、成長に伴い奇形による激しい肉体的苦しみと人間のDNAによる変異が本格的に進行したことで精神が凶暴化し、最悪の隔離施設である「Eクラス収容棟」へと強制移送されました。そこで「共喰い」の習性とヒトのDNAによる軽度の認知革命に目覚めた彼は、自身の器用な指先で鍵を開けて脱走します。さらに、島からの撤収命令が出て撤退準備をしていた人間たちが自分を追ってこないことを確認すると夜中の3:36分に研究所へ再侵入し、研究員たちを拉致して4km先で捕食しました。
人間が島を完全放棄したあとも脱皮を繰り返して生き残り、2018年のインジェン社による島の廃棄から8年が経過した現在も島に生存していることが確認・報告されています。
外観(Appearance)
彼の肉体は、映像や画像の中では中間のグレー(灰色)が完全に排除されており、真っ黒なシルエットと真っ白な背景がはっきりと分かれた、高いコントラストの白黒(2階調)で表現されています。これによって、彼のねじくれた不自然な奇形骨格が鮮明に強調されています。頭部は爬虫類らしい頭骨構造を失っており、頭蓋骨が人間のように変形した歪な形をしています。首は画像に見られる通り、天に向かって異様に細長く引き伸ばされています。体つきは極めて痩せ細っていますが、後ろ脚を深く曲げて上体を斜めに起こした独特な「中腰(スクワット姿勢)」で直立する特徴的な立ち姿をしています。背中にはスピノサウルス由来の帆がありますが、背骨が皮膚を突き破るように露出しており、効果がほぼなくなってしまった薄い痕跡に留まっています。手足は蜘蛛のように細長く、特に前肢は鳥の脚のように鋭角に折れ曲がり、人間の手首のように不自然にねじれています。尾は全長19mに達するほど極めて細長く、鞭のようにうねりながら伸びています。
人格・性質(Personality)
彼は初期の段階では、研究員に対してもよほどのことがない限り襲撃することのない、極めておとなしい性質の持ち主でした。四六時中、園内の北東部をただ俯きながらうろついている姿が当時の記録にも残されています。しかし、奇形による終わらない激痛と人間の遺伝子の侵食が始まったことで、その人格は一変しました。輸送されたEクラス収容棟の暗闇のなかで、非常に攻撃的かつ同類を貪る残虐な性格へと変貌していきました。さらに、彼の性質で特筆すべきは「軽度の認知革命」による高い状況判断能力です。ただ本能で動く野生動物とは異なり、「管理員たちが自分を追ってこない(廃棄命令が出ている)」という人間の状況を的確に理解し、夜中の3:36分を狙って計画的に逆侵入を仕掛けるなど、冷酷で知的な悪意を覗かせるようになりました。
能力(Powers and Abilities)
身体能力(Powers)
異常な骨密度:
極めて痩せ細った細い肉体をしているため、物理的な引き裂き力や絶対的なパワー(筋力)は非常に弱々しい状態です。しかしその反面、骨密度が異常に強く、強固な骨格フレームを持っています。
精密な器用さ:
長細い前肢の指先は非常に手先が器用であり、鍵穴の内部構造を傷つけることなく、指先だけで精密にこじ開けて解錠する能力を持っています。
異常な長寿性:
アマガエルのDNAの影響からか、定期的に全身の皮を剥ぎ落とす「脱皮」を行うことができます。繁殖能力はありませんが、この脱皮特性によって細胞の老化が極めて遅く、8年が経過した現在も衰えることなく生存しています。
特殊能力(Abilities)
関節の脱臼による軟体化能力:
自らの関節を任意に外し、タコのように極めて狭い隙間や遮蔽物の隙間に滑り込むという衝撃的な特殊能力を持っています。これは遺伝子による生まれつきの能力ではなく、彼の高い知性(軽度の認知革命)によって、成長の過程で自ら「考案」して訓練し、後天的に習得した技であることが判明しています。彼の幼少期の記録にはこの特徴は見られませんでした。
人間関係・相関(Relationships)
創造主(Creators)
インジェン社の科学者たち:
彼に6つのDNA(アマガエル、ヒト、ガリミムス、テリジノサウルス、デルタドロメウス、スピノサウルス)を配合し、深刻な奇形と苦しみを与えた創造主たちです。
被害者(Victims)
中央研究所の研究員たち:
廃棄命令による撤退の最中、夜中の3:36分に窓ガラスを割って侵入した彼によって拉致され、4km先のジャングルで捕食されました。
Eクラスの恐竜たち:
彼が収容された隔離棟、および放棄後の島において、彼の「共喰い習性」によって次々と捕食された同類たちです。
関連項目(Navigation)
イスラ・タカニョ島:
遺伝子汚染による共喰い地獄の舞台であり、現在も彼が生息している孤島です。
Eクラス特殊収容棟:
彼が隔離され、共喰いの習性と鍵開けの技術を編み出した場所です。
インジェン社・禁じられたファイル:
彼の存在や、深夜3:36分の拉致捕食惨劇が隠蔽された、中級機密書類のデータです。
トリビア(Trivia)
「イスラ・タカニョ(タカノ島)」の都市伝説とは?
元々、公式ゲーム『ジュラシック・ワールド・エボリューション』等における「イスラ・タカニョ」は、五つの死(諸島)の中で最も天候が穏やかで嵐が一切来ない、非常に平和な初心者向けの島として設定されていました。しかし、海外のクリエイター(主に @vlll_proteo 氏など)が、この「公式設定での一番平和な楽園」という設定をあえて逆手に取り、「実は水面下で最も凄惨な人間DNAの実験(禁じられたファイル)が行われていた最恐の島だった」という創作ホラー動画(ミーム)をTikTokやYouTubeに投稿したことが始まりです。この公式との凄まじいギャップと不気味な造形がネット上でバズり、ディープな都市伝説コミュニティへと発展しました。
ファンによる設定としては、極秘実験として恐竜と人間のDNAを掛け合わせた結果、突然変異を起こし、極端に細長い身体への変異や、認知革命が起きたと言われており、中にはラプトル類が火の点け方を覚え、焚き火を囲んで踊ったり、ガリミムスが踊り狂いながら大草原を走ったり、人面の奇形のスピノサウルスが夜の森を徘徊したり、荒廃した橋の上で毛が抜け落ちた奇形のケツァルコアトルスが人を襲っていたりするモノクロのアナログホラー風コンセプトアートが爆発的にtiktokやYouTubeなどを中心に大流行しています。
知性による技の「考案」
彼の「関節を外して狭い隙間に入る」という軟体能力は、遺伝子のバグ(生まれつき)ではなく、彼が隔離された環境の中で「自分で考えて習得した」という、恐竜の域を超えた知能を証明する設定となっています。これがのちの「鍵穴を指でこじ開ける」という行動の基礎になりました。
さらに彼はイスラ・タカニョの実験体の中でも最初期(比較的古い部類)に生まれた個体です。生殖能力を持たない代わりに「脱皮による長寿」を得たため、他の多くの恐竜が絶滅していく中、8年が経過した現在も島の廃墟の隙間に身を潜めて生き続けています。
消えたデルタドロメウスのDNA
彼はデルタドロメウスのDNAを誕生過程で組み込まれており、彼の姿勢にも強く反映されていました。(彼の独特な身体はガリミムス由来だと考えられています。)
しかし、スキャン時に確認された骨格は極めて高密度であり、機動性を重視したデルタドロメウス特有の骨密度の低い軽量な骨格とは正反対の構造を示していました。さらに、Eクラス収容棟という狭い環境で管理されていたため、疾走能力試験は一度も実施されていません。そのため、デルタドロメウス由来の高速走行能力を保持しているかどうかは依然として不明です。
