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| 【WEAPON STORY】 |
| どうして私の魔術を誰も認めない。なぜ私を称賛し、敬わない。 なぜどうしてあいつがあいつがあいつが。 あいつに勝ちたい。勝ちたい。あいつを打ち負かしたい。 |
| あいつがいるから全ての魔術を奪うあいつがいるから 私は正当に評価されないのだ。全てにおいてあいつが悪い。 だからあいつを殺すのは私の責務だ。人類の糧だ。正義だ。 |
| 禍々しく歪んだ刀紋は呪いの言葉をたやすく飲み込む。 やはり私は間違っていない。この呪われた剣であの魔術師を滅し、 私こそが偉大なる魔術師として崇めたてられるのだ。 |
| ああ面白い!ああ嬉しい!ああ楽しい!さっきまで魔術師だった 血塗れの物体を眺めながら大笑いし、興奮に足がもつれ枯れ井戸に 落ちるまで、私は確かにこの世で最も偉大な魔術師だった。 |
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