「断罪の斧」WEAPON STORY

Last-modified: 2021-10-07 (木) 23:35:36
DORAG-ON DRAGOON

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WEAPON STORY
若い二人が祝福を受けながら結婚しようとしてい
た。結婚式の後、夜の闇の中に小さく光る精
霊の姿を花嫁が見つける。
精霊が囁きかける。「お前の夫をお前だけのモノ
にしないか?お前だけを愛するべきじゃないか?」
花嫁の心の隙に精霊が甘く問いかける。
彼女が正気に戻った時には、手には血で染ま
る斧が握られ、床には夫の首が、首だけ転が
っていた。「コレデオマエダケノモノニ…」
時が過ぎた今でも、夫の首を持った妻の亡霊
が、血まみれのドレスを着て村を徘徊することが
あるという。
NieR Replicant

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ゲーム内での武器説明
歪んだ愛情を持って娘を育てた父親が、娘の婚約者を殺そうとした際に、
身を挺して庇った娘を誤って殺してしまった斧。
WEAPON STORY
精霊達が集う儀式があった。その年の十回目の満月の夜。
月の光が差し込む美しい湖の畔に集まった彼女達は
口々に今年の悪行の成果を自慢しあう。
ある精霊は自分がいかに残虐な方法で屈強な男達を殺したのか自慢していた。
とある王国の精鋭の兵士だった男達は、
娼婦に化けた精霊に体のあらゆる部分を引きちぎられて死んだらしい。
精霊はいかにその男達が剣技を発揮できずに流した
悔し涙がいかに旨いかを楽しそうに歌っていた。
次の精霊は自分がいかに狡猾かを喧伝していた。
まずは小さな男の子を沼に沈める。それを助けようとした姉も沼に沈める。
そうして親兄弟から親戚一同につながり、村人全員を沼に沈めたのだという。
精霊はその様子を思い出したのか涎を垂らしながら微笑んでいた。
一番小さな精霊がおずおずと申し出る。私が一番凄いと思います。
普段馬鹿にされていた小さな精霊が精一杯の声で伝える。
私はあらゆる生命を恐怖のどん底に突き落としたんです!
周りの精霊はひたすら笑い転げていた。
その笑い声が止んだのは、小さな精霊が開けた魔界への通路から出てきた
醜いバケモノが全ての精霊を喰いちぎった後だった。