「DORAG-ON DRAGOON」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| 常に強烈な熱気を放ち続ける大理石でできた剣。 冷気を司る月神の加護を受ける者のみが熱に屈 することなく剣を握ることができるという。 | |
| ある屈強な戦士がこの剣を手に戦場に向かった。 雄叫びを上げ最前線へ向かう戦士。その目の前に 幾百の弓兵部隊が…。彼の体を数百もの矢が貫く。 | |
| しかし!彼の体からは一滴の血も流れず、それど ころか確実に心臓を貫いているのに、その力はい っこうに衰えない。戦いは彼の軍が勝利を収めた。 | |
| 勝利を手に駐屯地に戻る戦士。そこで剣を置くと 同時に彼は氷に包まれて絶命する。月神の強い 魔力が彼の命を永遠に奪ってしまったのだ。 |
「DORAG-ON DRAGOON 2」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| 強烈な冷気を発する大理石の剣は静かに使い手を待ち侘びている。 | |
| 使い手の死をも凍らせるという物語も残された、 大理石の剣はずっと静かに冷たく待ち続ける。 | |
| 待ち続けることに費やした時間さえ凍らせてしまうほど 大理石の剣は冷たく眠っている。 | |
| 奇しくも今、使い手が現れ幾多の血の温もりを与えても、 目覚めることはないだろう。 ひとつだけ言えることは、凍りついた使い手の顔が、 刀身に映り込む事実であろう。 |
「DORAG-ON DRAGOON 3」
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| 【WEAPON STORY】 |
| 大理石でできた剣は鍛冶屋の熱き魂を受け継いでいた。 戦に猛り、血に飢え、闘いを渇望する者に振るわれる事を 心の底から待っていた。 |
| けれど自ら熱を生み出す灼熱の刀身は、戦いに明け暮れる者が 手に取ったとしても、全て焼き尽くしてしまう。 |
| 剣は待ち侘びていた。滾る心を諌め導く、力強い心を。 剣は待ち望んでいた。己が刀身に血を通わせる、猛き者を。 |
| やがて待ち望んだ相手の生命を奪うとしても、 それでも剣はひたすら待ち続けていた。 己が魂を納める器。氷のような永遠を。 |
「NieR Replicant」
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| 【ゲーム内での武器説明】 |
| 目の見えない剣士が神から授かったとされる剣。 その刀身は闇の中でも鈍く光り、敵の格好の餌食となってしまったらしい。 |
| 【WEAPON STORY】 |
| 遥か昔に大火事に襲われた国を、全てを凍らせてしまう剣が救ったという伝説がある。 永遠に続く業火の苦しみから人々を救ったとされていた。 その剣の周りには何千もの人型の氷像が佇んでいた。 |
| 世界中の武器を探し求める男が、剣の前に現れた。 男は剣に幾重にも布を巻いて、剣を持ち出した。 しかし、背中の荷物に入れて運んでいると、 知らず知らずの間に布もろとも男は凍ってしまった。 |
| 旅の巫女が剣の前に現れた。 巫女は神に祈りを捧げた後に剣を取ったが、指先からみるみる身体が冷えていく。 巫女は神への冒涜の言葉を叫びながら凍っていった。 |
| 奴隷の女がある日、洞窟で岩を削る作業中に剣を見つけた。 女はこんな苦しい毎日を送るなら、剣を突き刺して楽に死にたいと思い剣の柄を握った。 しかし、女は凍ることもなく、剣で自分の体を貫くことも出来なかった。 女が主に叩かれながら連れられていく様子を、月明かりに照らされた剣の刀身は映し続けた。 |
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