「死の舞踏」WEAPON STORY

Last-modified: 2021-10-07 (木) 22:18:57
DORAG-ON DRAGOON

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WEAPON STORY
遥か昔、強大な力を持つ隣国の圧力に苦しみ、
崩壊寸前の小さな王国があった。隣国に攻め込ま
れた国は女子供も容赦なく処刑され滅亡していく。
王国には美しく、そして勇敢な姫がいた。
王国の危機を救うために立ち上がる姫。
姫は踊り子に化け隣国の皇帝の酒宴に潜り込む。
姫の舞は恐ろしいほどに妖艶で美しく皇帝も一瞬
にして心を奪われた。姫を呼び寄せる皇帝。
気づいた時には彼の胸に刃が突き刺さっていた。
その後、皇帝を失った隣国は勢いが衰え滅亡した。
王国を救った美しい姫の伝説は、今も語り継がれ、
この剣を持って舞うことが踊り子の夢とされる。
DORAG-ON DRAGOON 2

DORAG-ON DRAGOON 2

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WEAPON STORY
遥か昔、幾つもの小国の戦乱によって人心の荒れ果てた地方に、
一人の英雄によって興された国があった。
英雄はそのまま皇帝となり、近隣の国を武力によって併合していく。
戦乱で疲弊しきっていた国民たちは、その王国との併合を喜んだという。
皇帝は時折酒宴を催し、美しい踊り子を呼んで舞を踊らせた。
公平無私な統治を行った皇帝の、数少ないささやかな贅沢だった。
臣下の反対を押し切り、矛を交えている最中の国から
踊り子や楽団を招くこともあったという。
その日も戦端に聞いたばかりの隣国から、
一人の美しい踊り子を酒宴に招いていた。
その踊り子の舞は恐ろしい程に妖艶で美しく、
皇帝は一瞬にして心を奪われた。
直々に言葉をかけようと呼びよせた時、
剣舞に使われた小剣が皇帝の胸を貫いた。
踊り子は戦相手の隣国から送り込まれた間者だった。
皇帝を失った王国は、程なくして滅亡したという。
再び小国同士の戦乱が巻き起こり、各地で多くの死が撒き散らされた。
皇帝を刺した小剣はいずこかへと失われ、忌まわしき記憶と共に、
その存在が語り継がれているという。