「DORAG-ON DRAGOON」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| 邪悪な竜により国を滅ぼされた王族の剣。 その栄華を誇る派手な装飾とは裏腹に、刀身には 滅ぼされた王族の怨念が込められているという。 | |
| 王族の怨念は持つ者を呪い、 この剣を振るった者は毎夜、悪夢にうなされ続け、 最後には必ず不幸な死を迎える。 | |
| ある小国の王も剣の美しさに心を奪われ、悪夢に うなされ続けながらも常に身に着けていたが、 同じように悪しき竜によって国を滅ぼされた。 | |
| この呪いから開放されるには、この剣を使い王家 の血筋を絶った悪しき竜の命を奪うことらしいの だが、未だかつて呪縛から逃れた者はいない…。 |
「DORAG-ON DRAGOON 2」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| あたたかな、春の頃でした。 邪悪な竜が、気まぐれに人の国を襲いました。 竜は王族をみな殺しにしました。 竜がお城でひと寝入りしていると、 剣を持った女の子が入ってきました。 女の子は竜をゆり起こして言いました。 | |
| 「わたしが殺そうとしていた王様はどこ?」 竜は少しきょとんとして言いました。 「もう食べてしまったぞ?」 すると、女の子はていねいに竜におじぎをしました。 そして、「ありがとう!」と元気いっぱいに竜に言いました。 竜は聞きました。 「お嬢ちゃん、どうしてお礼をするのかな?」 | |
| 女の子は言いました。 「あなたが食べた王様は偽物なの。 私のパパからお城を盗んだって、死んだママに教わったの。」 女の子は、この国の本当の王女さまだったのです。 「だから、わたしはあいつを殺してお城を取り戻さなきゃいけなかったの!」 | |
| 少女は竜をまっすぐ見て言いました。 「あなたにお願いがあるの。パパを見殺しにした国のみんなを焼き殺して!」 竜は大笑いして、 「わかったよ、王女さま。わしの力をおまえの体と剣にやろう。」 王女は竜と心臓を交換して、竜の力が注がれた剣で国のみんなをざくざく、 ぐちゃぐちゃにやっつけたとさ。 めでたし、めでたし。 |
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