「DORAG-ON DRAGOON」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| 「火炎」の意味を持つ剣。波状の刃は相手の傷口 を広げ致命傷を負わせる。元々、この剣はどこに でもある普通の剣だったという。 | |
| 太古の時代、竜との果たし合いに挑んだ者がいた。 灼熱の炎に溶かされ続ける刀身。戦士は最後の 力を振り絞り 竜の舌を引き抜き刀身に巻きつける。 | |
| 刀身は瞬く間に炎に包まれ、竜の炎と互角の力を 持つようになる。しかし、その灼熱ゆえ最後には 竜も兵士も灰となり、この剣だけが残った。 | |
| 以来、この剣には竜の炎の力と強力な魔力が宿り、 力のないものが振るおうとするとたちまち紅蓮の 炎にその身が包まれてしまうという。 |
「DORAG-ON DRAGOON 2」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| その竜は死を前に後悔していた。 なぜ卑しい人間の子を助けようなど思ってしまったのか…。 しかも…それが竜狩りの罠とは情けない…。 意識が朦朧とする中、何者かが目の前で戦っている…。 次に目を覚ますと竜は手当てを受けていた…。 | |
| 竜の命を救ったのは人間だった。その人間は王を目指していた。 竜には興味のない話だが、この男なら相応しいのだろうと思った。 その時、男の胸に矢が突き刺さる。竜狩りの連中が仲間を呼んだのだ。 不意打ちを受け、倒れる男……。 | |
| 応戦するも矢を受けた身体。次第に男の動きも鈍くなる。 そこへ……肉の裂ける音…… なんと!竜は己の舌をその爪で引きちぎっていた。 男はその舌を剣に突き刺すと、剣先から灼熱の炎が吹き出した。 辺りの竜狩りどもは一瞬で灰となる。 | |
| 『人間ごときに我が命を捧げるのは我慢ならぬが、 おぬしを死なせてまで生きようとは思わん……。』 竜は…その場で目を閉じた……。 僅かな時間であったが竜と男の間に種族を超えた友情があった。 後に…男は“焔の簧”を手に王となった。 |
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