「DORAG-ON DRAGOON」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| 武芸に秀でた兄弟が治める国があった。剛の武を 持つ兄と、柔の武を持つ弟。兄弟は非常に仲がよ く、国政はいたって安定していた。 | |
| ある日、一人の少女が兄弟に質問をした。 「お二人は戦いで負けたことがないとお伺いしま した。では、お互いが戦うとどうなるのですか?」 | |
| 二人は、お互いに自らの優位性を主張し合った。 それは激しい口論になり、末には兄弟同士で殺し 合いをはじめてしまった。 | |
| この争いを見かねた神は、天から怒りの槍を降ら せた。槍は兄弟を貫き、二人は息絶えた。人々は 神の怒りを恐れ、この槍を祭壇に祭ったという。 |
「DORAG-ON DRAGOON 2」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| ある国に大変仲の良い二人の王子がいた。兄は剛の武術を学び、弟は柔の武術を学んでいた。二人は互いの技を高め合うべく、稽古を重ねた。 | |
| 二人の王子は、その師に質問した。剛の武術と柔の武術、どちらがより優れているのか?と。師は二人に一本の槍を差し出した。 | |
| 良い槍は、硬く鋭い槍先と、柳のようにしなる柄を備えておる。剛と柔ふたつを競うのではなく、合わせて統べるのだ。と老いた師は語った。 | |
| その後、師は老衰により他界した。師が残した槍は、師の亡骸と共に墓へ埋葬し、王子達は生涯互いを支えあって生きると亡き老師に誓った。その後、国は大いに栄えたという。 |
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