「DORAG-ON DRAGOON」
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| 数百年前、赤装束に身を包んだ義賊がいた。悪徳 商人から奪った財宝の使い道に迷った義賊は集め た金銀を溶かし煌びやかな斧を作り上げる。 | |
| 初めは財宝の使い道に満足していた義賊であった が、斧がより豪華になるにつれ欲望に心を囚われ、 罪のないものからも財宝を奪うようになった。 | |
| ある日、王国一の魔術師の屋敷に乗り込んだ義賊 は、一枚上手であった魔術師に捕まってしまう。 真の義賊だった頃に戻るように促す魔術師。 | |
| しかし義賊の病んだ心はもう戻せないことを悟っ た魔術師は、彼の身を真紅の宝石に封じ込め、 その自慢の斧に埋め込んだ。 |
「DORAG-ON DRAGOON 2」
![]() | 【WEAPON STORY】 |
| ふと声が聞こえたような気がし目が覚めた。 耳元で悪魔のような囁き声が聞こえた。まだ足りない。まだ足りないんだ。 間違いなく、その斧から囁くように声が聞こえた。 | |
| その日から魔術師は何かに憑依されたかのような顔つきに変貌していった。 その面影はかつて王国を恐怖に震え上がらせたあの義賊を思わせた。 | |
| 斧の中で時を、ひたすら時を待っていた義賊は、力を解放していった。 さすがに魔術師も必死に抑えようとした。 しかしついに義賊は魔術師の精神を乗っ取ってしまった。 | |
| 外見は高名な魔術師であるが故に王宮の貴族達は、 魔術師の行いを止めることはしなかった。 王国は無惨な終焉を迎えた。しかし、魔術師は生きている…。 |
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