エリカの丘の物語/原 ちえこ
544 :エリカの丘の物語:2011/05/31(火) 22:34:11.96 ID:???
未解決の「エリカの丘の物語」↓
おしとやかで大人しいエリゼとおてんばで男勝りのクララは
仲の良い双子の姉妹。(10歳前後くらい?)
二人は貿易商の父親が仕事で外国へ行くため、
アルプスの小さな村に住むおばあさまに預けられることになった。
おばあさまの屋敷にはエリカの花がたくさん咲いており「エリカ屋敷」と呼ばれていた。
おばあさまは双子の亡くなった母方の祖母で、昔、双子の両親の結婚に反対してたため
今まで孫たちに会ったことはなかった。
自由奔放な孫たちに最初は厳しく当たるおばあさまだが
ただのツンデレだったので、双子はおばあさまと割とすぐ打ち解ける。
双子は学校に通うことになり、優しいマリアンネ先生や
ハンサムで穏やかなハンスと口は悪いが気のいいペータという少年たちと仲良くなった。
エリゼは音楽が大好きでピアノを習いたがっていたが、おばあさまに中々言い出せない。
しかしクララの口添えもあり、町から来るピアノの先生・フロイデン先生からピアノを習うことに。
条件は「クララも一緒に習うこと」だったため、クララも付き合うがクララは全くピアノに興味が持てない。
そんな時、学校での音楽会で、ピアノ独奏にエリゼと村一番の牧場の娘・リダが選ばれる。
双子が気に入らないリダは、クララを挑発し、クララも音楽会で演奏させ恥をかかせようとする。
挑発にのり音楽会でピアノを弾くことになったクララだが、簡単な曲をやっと弾くので精一杯だった。
追い詰められたクララは、エリゼと髪型を変えて、エリゼに身代わりに演奏してもらうことで難を逃れた。
しかしそのことでおばあさまが得意になってしまい、罪悪感を覚えたクララは
おばあさまに本当のことを話し謝るが、既に孫たちにデレデレになってるおばあさまは
外面ほど怒ってはいなかった。
545 :エリカの丘の物語:2011/05/31(火) 22:35:19.30 ID:???
ある時クララはひょんなことから、ペータがエリゼのことを好きなことを知る。
クララはペータを応援しようと、エリゼとペータをことあるごとに二人きりにさせてあげる。
必然的にクララはハンスといることが多くなり、実はハンスのことが好きだったエリゼは胸を痛める。
エリゼの好きな人を知ったクララは、ペータに謝り、今度はエリゼとハンスの仲を応援することに。
だがハンスは大人しいエリゼよりも話しやすく気楽なクララの方に好意を持っていたのだった。
(関係相関図) ペータ→エリゼ→ハンス→クララ
一連の流れを知ったリダはエリゼに、ハンスが好きなのはクララで、
ハンスはクララに頼まれてるからエリゼの相手をしてやってるのだ、とばらす。
惨めさとクララへの嫉妬心から、エリゼはクララを遠ざけるようになる。
クララは訳も分からず、エリゼに腹を立てる。
二人の仲はぎくしゃくしたまま、双子の父親が仕事から帰ってきた。
双子の父は仕事も落ち着いたので二人を引き取って帰ろうと言い出した。
エリゼはハンスの一件もあったため、父親と一緒にエリカ屋敷を離れることを決めるが、
クララは「二人がいなくなったら寂しくて死んでしまう」と嘆くおばあさまの言葉を立ち聞きし、
村に残ることを選ぶ。
仲直りできないまま、エリゼと父親の出立の日になってしまうが、
結局お互いに離れ離れになりたくないという気持ちが勝った双子は、
二人ともエリカ屋敷に残ることになる。
父はむくれるものの、いつか自分もこの村に住み娘たちと暮らそうと決める。
ハンスやペータとはまた仲良く友達付き合いな感じで
リダは相変わらず意地悪だけどまた楽しい日々が戻る。
最後はいつの間にかフラグが立ってたマリアンネ先生とフロイデン先生の結婚式に
皆で出席しておわり。