E’S

Last-modified: 2008-09-24 (水) 22:56:23

E'S/結賀さとる

207 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:05/02/05 20:30:50 ID:???

『E'S』結賀さとる

Gファンタジーで97年から連載しているアニメ化もしたコミックスです。
内容は超能力者(サイキッカー)もの。
現在、11巻まで発売中。


208 名前:E'S(エス) 世界観説明[sage] 投稿日:05/02/05 20:34:52 ID:???

いつのころからか、特殊能力を持つ者が現れるようになった
彼らがどういう要因で現れたのか定かではない
しかし精神能力を物理力などに変えることのできるその力は、
人々の恐怖と嫌悪の対象となり、彼らは能力を発揮したそのときから化け物扱いされ、
徐々に社会適応能力を失っていった
人は彼らを侮蔑を込めて呼ぶ


『E'S』と――…



旧時代の末期に起こった第三次世界大戦は、全世界にかつてない甚大な被害を与え
その結果『国家』という枠組みを弱らせるという現象を生んだ
そして人々が帰属する新たなる枠となったのが『企業』であった
企業の役割は徐々に肥大化し、もはや単純に営利団体と呼べる粋を超え
軍事、治安、福祉など、かつて国家が担っていた役割を代替わりするようになった
その新体制は貧富の差の拡大といった弊害を生んだものの、新しい秩序として機能
し始めていた


表面上は穏やかな世紀が訪れていた



世界の企業の内、巨大コングロマリットは現在十二あり、その代表十二企業は
合わせて『企業連合』と呼ばれ、世界の枢軸を担っていた
その中のひとつ『アシュラム』は、ここ数年で頭角を現し登りつめた企業である


特殊能力者は社会から隔離され、政府に権限を与えられたアシュラムが
一括して管理するようになった
そしてアシュラムは管理されていない能力者を保護するという名目で
特殊能力者による特別部隊を結成し、活動を開始していた



211 名前:E'S A-ASHURUM[sage] 投稿日:05/02/05 23:08:58 ID:???

物語の舞台となる『G(ガルド)』は、かつて企業連合(当時はアシュラムを除く代表
十一企業)が海に埋め立てて作り上げようとした洋上都市だったが、開発が途中で断念され
現在では廃棄されたビル郡に貧しい人々が築き上げた街となっている。
アシュラムはGの再開発に乗り出そうとしていた。


Gのゲリラ組織の長である衿宮(エリミヤ)は、便利屋稼業を営む勇基=篤川(ユウキ
=トクガワ)に『カリヴァリオの秘蹟』の捜索を依頼する。
それは、Gにあることは確かだがその存在する場所もそれが何なのかも分からない。
しかしそれを求めてアシュラムもGを攻めにくると衿宮は予知する。
衿宮は非合法能力者のひとりだった。
彼は能力者を集め、アシュラムに対抗しようとしていた。


戒=玖堂(カイ=クドウ ※主人公)は曳士=鷺宮(エイジ=サギミヤ)指揮下の
アシュラムの能力者部隊の一員として「G地区ゲリラ掃討作戦」のため、神露(シンルー)
神龍(シェンロン)・瑠璃達とGに降り立った。
戒は人との共存を願い、外の世界で苦しむ非合法能力者を救いたいと考えていた。


瑠璃と移動中、炎の中から逃げ遅れた少女を救った戒。
しかしその場を離れている間にその少女の母親が瑠璃を殺してしまう。この作戦には銃の
携帯義務があったが、戒は人を傷つけることを恐れ、銃弾を抜いていたのだ。
そして瑠璃の元を離れる際、戒はその空の銃を落としてしまった。それが不幸の連鎖を生んだ。
ショックを受けた戒は、能力を制御しきれず人を殺してしまう…。


神露は、戒と瑠璃が現れないため仕方なく一人で作戦を開始していたが衿宮の能力に阻まれ
危機に陥っていた。
神露の双子の弟・神龍は、姉の危機を感じ取り危害を加えようとしていた人間を惨殺。
それを止めようとした戒もろともその周辺の地区を吹き飛ばしてしまう。



この事件で、アシュラムのG再開発は一旦凍結されることになった。



251 名前:E'S B-BIRTH[sage] 投稿日:05/02/08 00:08:01 ID:???

勇基の義妹・明日香は、家の近くで重症の戒を発見し保護する。
「あの爆発で一万人が死んだ」と戒を責める勇基。
戒の怪我を診ていたGの闇医者・浅倉は、アシュラムの能力者が投薬による能力強化と
意識操作のための洗脳を受けていると言う。そして投薬から離れた期間が続けば当然
能力は衰えていくだろうと予見する。


だが戒は浅倉の話に反して逆に日が経つほどに増大していく力に怯え始めていた…。
そして勇基は、戒が殺人兵器として仕込まれていることに気付く…。


戒は、母親がアシュラムの研究員だったためアシュラムで生まれ育ち、
母親の死後も妹・光流共々面倒を見てくれたアシュラムに恩義を感じていた。
光流は絶大な能力の持ち主と言われているが、身体が弱く入院治療中の身である。
それ故最初は盲目的にアシュラムを信じていた戒だったが、しばらく勇基の仕事を
手伝いながらGで生活するうち、内側からは見えなかったアシュラムの残酷な実態を
知るようになり、アシュラムに戻るか否か迷うようになる。



時折フラッシュバックする記憶に苛まれる戒。


何者かに連れて行かれそうになり、能力を暴走させ彼らを消し去る光流。
動き出す首のない死体。
光流を悪魔と言い、戒に殺すよう懇願する母親。
そしてその母親を殺してしまった戒。


精神が不安定になった戒は明日香達の前から姿を消した。



460 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/08 21:06:55 ID:???

以下●マークの3つの話は同時進行です。


●戒と教会勢力
Gの地下層に迷い込んだ戒は教会とゲリラの繋がりを知る。
企業と市民との間に立つ中立勢力『教会』がゲリラと組み能力者集めをしている。
その理由を訝る戒。
司教ギベリーニから協力を要請された戒は、見世物の殺し合いをさせられている能力者の
子供達のため、一旦ギベリーニの下につくことに。
彼の依頼は『カルヴァリオの秘蹟』の捜索と彼ら独自の能力者研究への協力だった。


現教皇は長い間臥せっており、聖枢機卿の間で跡目争いの内紛が勃発していた。
ギベリーニは次期教皇の有力候補の一人である。
唯一秘蹟の手がかりを握っていた前教皇マルティヌス14世は、
ある日数人の僧達の前で突然姿を消した。彼は特殊能力者だったのだ。
教会はその事実をひた隠しにした。


教会の能力者のひとりラファエルは、隠れた精神感応力者(※)だった。
ラファエルの暴走から、子供達が自発的に教会に従う理由を知った戒は、彼の暴走を止め
悲しみから救い出した。
そしてGの電力の不可解な流れから、G地下第4層に能力者研究施設の存在を知る。


※能力者の能力は個人差はあれ、一般的には飛行・念動力・瞬間移動(短距離のみ)程度である。
それもアシュラムで強化された能力者以外は普通飛ぶことさえ叶わない。精神感応力は
一般の能力者の進化系であるが、その能力者は希少で表向きには見つかっていない。


461 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/08 21:09:26 ID:???

●篤川家とゲリラ
勇基は独自に依頼された『カルヴォリオの秘蹟』について調査していたが
一向に手掛かりさえ見つからない。
『カルヴァリオ』はキリストが処刑された地名であるが…。


衿宮の養女マリアは、明日香が精神感応力の持ち主だと確信し、衿宮のために
明日香の能力を役立てようと考える。そして篤川家を訪れた。
組織も明日香に目を付け、能力者のマキシムが明日香を連れに家に訪れる。
その乱暴なやり方にマリアはマキシムと対立する。
結局勇基が折れ、衿宮に会うためにマリア・勇基・明日香の三人で組織を訪れることになった。


●アシュラムの能力者
先のGのゲリラ掃討作戦で、衿宮の精神攻撃を受けた神露は
治療後アシュラムから洗脳を受けた。
それを知らないながら、姉が依然とは様子が異なることに神龍は不安を覚える。
神露と神龍はマキシムのチームに異動。
シェリー、喬を含むこのチームで戒を捜索することが決まる。
能力者殺しに快感を覚える喬は、待機命令を無視して戒を殺すためにGを目指し、
シェリーもついて行くことに。


462 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/08 21:23:26 ID:???
地下層への道すがら同じ船に乗り合わせた勇基らと喬&シェリー。
明日香の話から戒の手がかりを掴んだ喬とシェリーは、彼らの後を追跡する。
そしてマキシムがゲリラにスパイとして潜入しているのを知る。
地下層で教会関係者に扮したゲリラと会ったマリア・勇基・明日香は
既に衿宮が鬼籍に入っていると聞き、遺書と亡骸(ビーカー詰め)を渡される。
Gが処刑場(カルヴァリオ)であることが、秘蹟の謎のひとつだと彼らは言うが…。
遺書の署名を見たシェリーはそれを奪おうと目論み、
ゲリラの能力者+勇基対シェリー・喬の間で戦闘が始まった。


遺書の署名には「マルティヌス14世」とあった。


衿宮の正体は前教皇だった。
組織の能力者のひとりダルクは言う「衿宮様は能力者を救おうとしていたのだ」と。
衿宮は次期教皇に勇基を指名したらしい。
ダルクは施設内の管理コンピューターのアクセスコードを勇基に教え息絶える。
コードは「堅信」――「CONFIRMER」
核融合施設近距離での戦闘に、炉心融解の危機はなんとか回避される。


戦闘の中、遺書はマキシムの手に渡る。
争いはマキシムの誘導により戒が乱入し、アシュラム側が途中で撤退。
マリアは仲間をほぼ全員殺され、アシュラムの能力者への憎悪が深まり、
アシュラムの能力者である戒を殺すことを決意してその場から消えた…。


そしてやっとのことで三人は篤川家に戻る。


463 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/09 01:25:28 ID:???

遺書はマキシムから曳士の手に渡り、曳士はそれを切り札として
現在G地区で主導権を握っている「教会」の司教ギベリーニと交渉。
遺書には聖断(天皇の下す決断)の文章として後継者――次代教皇が示されている。
これが公開されれば、次期教皇にギベリーニが選出されることはない。
遺書に示されている人物を捜索しギベリーニに差し出す変わりに
Gの所有権をアシュラムに渡すよう口添えをするよう曳士は言う。
ギベリーニはアシュラムを警戒しながらも、その手を取った。


一方、つかの間の平和を取り戻していた篤川家に、マリアが傷だらけで現れる。
衿宮の亡骸までアシュラムに奪われ、戒に殺意を抱くマリアを、明日香は必死に説得する。


前後して、便利屋の仕事で勇基と戒は十二企業のひとつ『クローフ』の能力者に関わる
怪しい動きに気付く。
能力者に関する利権の一切は現在アシュラムが独占しており、他企業の能力者に
関する商売は違法行為である。
クローフ傘下『ガトーヴィ』の御曹司ジュマは、個人的に対能力者開発兵器の研究を
していたが、その研究を勝手にクローフが持ち出し、闇で売っているらしい。
便利屋の仕事でジュマとコネを作った戒は、対能力者開発兵器から身を守るため、
ジュマにジャミング装置を作ってもらう。


クローフから運び屋の仕事を請け負った戒と勇基は、思わぬトラブルに巻き込まれる。
その過程でクローフがGで能力者研究を行っていたこと、
アシュラムが近くGの統治権を握ることを知る。


464 名前:E'S 登場人物[sage] 投稿日:05/03/09 01:49:12 ID:???

※能力者は★印。☆は無自覚の能力者。()付きは能力を隠している人。


アシュラムサイド
戒=玖堂…主人公。人と共存したいと願う理想主義者。★
神露=ベルヴェディア…戒が好き。洗脳を受けてから様子が異なる。★
神龍=ベルヴェディア…神露と双子。サイコメトリが得意。戒が嫌い。★
瑠璃=久石…Gで助けた子供の母親に殺される。★
曳士=鷺宮…能力者部隊の指揮官。謎の多い人物。玖堂兄妹に拘る。(★)
光流=玖堂…戒の妹。絶大な能力の持ち主と言われる。病弱で入院治療中。★
マキシム=フェラー…ドレイン能力を持つ。戒に準えて訓練された。★
シェリー…常に女装している。サイコメトリ能力の持ち主。生来の能力者ではない。★
喬…能力者殺人に快楽を感じる。戒を殺そうと考える。生来の能力者ではない。★
響子=茅…曳士の恩師。能力者研究で最も権限を持っている。
ボル=カーナル…アシュラムからGに派遣された警部。能力者の子供という生い立ち。


ゲリラ・教会サイド
衿宮…アシュラムに対抗するゲリラの指導者。非合法能力者でその正体は前教皇。★
マリア…衿宮の養女。明日香を連れて行こうとする。アシュラムの能力者を憎む。★
バルク…勇基に衿宮の遺志を伝えた後、シェリーに殺される。★
ギベリーニ…Gを影で支配する教会の実質的指導者。教皇の座を狙いゲリラと結託する。
ラファエル…教会に集められた子供の能力者のひとり。精神感応力の持ち主。★
サマエル…戒にそっくりな能力者。以前ラファエルが殺してしまったらしい。★


勢力外
勇基=篤川…Gの便利屋。戒を拾ったために様々な危険に巻き込まれていく。
明日香=篤川…勇基の義理の妹。動物好きの少女。精神感応力の持ち主。☆
圭吾=浅倉…Gの闇医者。元はアシュラムの研究者だったがそれを隠している。
レオニード=モニオ…Gの情報屋。意外にも油断できない人物。
ジュマ=ダルヴァザルク…十二企業「クローフ」傘下取締役。対能力者兵器を開発する。
メリック…クローフの能力者開発で拙い遺伝子操作を受けた。★
エイオス…メリックの妻。能力者をおびき出すためにクローフに利用される。★


465 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/09 09:29:50 ID:???

神露・シェリー・喬は新たな任務のため再びGに降り立った。
神露とシェリーの任務は教会の能力者研究施設の破壊。研究施設で能力者の
クローンを大量に作っていることにショックを受けた神露は、それを全て破壊してしまう。
血の近い能力者同士は、精神感応力者でなくとも感応する。
そのためクローンのオリジナルであるラファエルたちはもがき苦しみ、ラファエルは
無意識のうち悲鳴を能力に乗せて飛ばした。
それを受け取った明日香は能力を使い込んで倒れてしまう。
それまで明日香が能力者だということを頑なに否定し続けていた勇基だが、これを機に
能力者について知ろうと考えるようになり、能力者に詳しい浅倉に教えを請う。


喬は教会に乗り込み、ギベリーニ以外の教皇候補を暗殺。この『不慮の事故』の結果、
ギベリーニが次期教皇に内定する。この横暴なやり方にギベリーニは蒼顔になるが
時既に遅く、アシュラムの傀儡となり形だけの支配権が手に残るのみであった。


アシュラムに残った神龍は、姉の治療データを盗み出そうとしていたところ、能力者研究の
トップである響子=茅の姪・一美に見つかる。
神露が洗脳されていると訴える神龍だが、一美にはそれが理解できない。
神露を守るため強くなりたいと願う神龍は、一美と結託し能力強化することに。
一美は伯母のコネを使って能力者開発チームに異動。
曳士への対抗意識と、恩師・浅倉の「曳士の研究は間違っている」という言葉の真意を
確かめるため一美は能力者について知ろうとしていた。
初日から開発チームの面々の、能力者をペットのように見下した考え方に衝撃を受け、
そしてその考えを曳士が浸透させていると知る一美。
曳士の『支配しているよう思い込ませることで、支配する』ことに反発し、一美は徹底して能力
者研究の闇に手を入れようと考える。


467 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/09 09:37:59 ID:???

マリアと戒の不仲のため、勇基は一芝居うって二人に便利屋の仕事を任せる。
またも予想外のトラブルに巻き込まれるも、少し戒を理解し見直すマリアだが、
過去の記憶のフラッシュバックにまたも戒がおかしくなってしまうという事態も。
アシュラムから離れ投薬を長期間切らしているため、アシュラムに対する認識や
記憶の塗り替えに綻びが生じ不安定になっているのだった。
嘘の記憶の中に時折真実が混じり、その矛盾に戒は苦しむ。


一連の騒動でアシュラム側に居場所を知られた戒を、神露が迎えに訪れる。
「一緒にアシュラムに帰ろう。」と。
しかしそこに喬が現れたため、戒はマリアと共に消え、呆然とする神露。
喬の出陣は戒の能力向上を企む曳士の故意の仕業だった。
曳士はシェリーに任務終了を告げる。しかし意固地になった神露はアシュラムには
戻らず戒を捜索すると言い、シェリーもそれに付き合うことに。


神龍は知らさせない内にまた元のチームに配属となっていた。
神龍たちに与えられた任務はGの新教皇就任披露の警護であるが、神龍は
Gから嫌なものを感じ取って毛嫌いしており、派遣に難色を示す。
しかし神露が戻ってきていないと知り、Gに赴く決心をする。


468 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/09 09:52:40 ID:???

篤川家に、先のゲリラのアジトでの騒動に関わったレオニードが現れる。
管理コンピュータのコード「堅信」。これでほぼ全てのことができたのだが、
ひとつだけこのコードを使っても開かない部分があったという。
それが教会のデータバンクへの、のぞき穴だった。
堅信という言葉から長期かけ、7つある秘蹟※のアナグラムを解いたレオニード。
しかしアシュラムにG統治権が移った頃、そのプログラムが使えなくなってしまった。
そののぞき穴に気付いた人物が塞いだのである。


勇基はレオニードの深入りに注意を促すが、レオニードは聞き入れない。
プログラム復活のコード「洗礼」を衿宮の養女であるマリアが握っているのではないかと
考え篤川家を訪れたのだ。
しかしマリアには心当たりがなかった。
レオニードは衿宮の形見である十字架がその鍵ではないかと暗に指摘、
マリアは十字架の解析を勇基に提案する。
レオニードは戒に新教皇就任イベント時に聖堂への侵入を手伝うよう依頼。
拒否する戒だが…。


一方、戒の居場所(篤川家)を探す神露とシェリーの二人。
シェリーのサイコメトリ能力で戒の捜索を進めるが、Gに渦巻きのようにある不可解な磁場と
勇基のダミー工作から、なかなか篤川家を見つけることができずにいた。


※7つの秘蹟とは、カトリックの7儀礼「洗礼」「堅信」「告解」「聖体」「婚姻」「叙階」「塗油」。


475 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/10 00:43:22 ID:???

勇基と戒は偶然ボルと会い、ある殺人事件について耳にする。
痕跡から犯人はアシュラムの能力者であると分かり、戒は神露ではないかと心配し、
それを確かめるため即位式に行くことを決める。


曳士はマルティヌス14世の遺書にある後継者の元を訪れる。
その遺書に書かれた後継者は勇基ではなかった。
ある一族の能力者である彼は、自分の首を取りにきた曳士に真の後継者が自分では
なくある人間だということ、曳士が戒にいずれ殺されるであろうことを告げ殺される。
曳士の能力は能力者の中でも更に特殊で群を抜いていた。
曳士は魂と屍を操ることができるのだ。


曳士の研究室に今の能力者研究の大元となった彼の父の研究を盗みに入った一美は、
K.KUDOWのデータを発見し、その染色体がXX(女性)であることに気付く。
そこに開発チームのメンバーのひとりが現れ、一美は銃弾に倒れる。
だが一美は心臓を撃たれながら時間が経っても死ななかった。
ショックを受けながらも、一美は手に入れた情報を朝倉に見せるため、Gへ。


十字架の解析を専門家に依頼するために訪れた場所で、戒と勇基は神露と会う。
神露は正気を失っていた。血まみれで現れたシェリーと一触即発の状況となり、
戒は勇基に言う。家に戻って、明日香の能力で十字架の解析をするのだ、と。
式典での再会を約束して勇基はその場を辞す。
シェリーはサイコメトリの能力と神露を利用して、戒に戦いを挑む。


470 名前:E'S[sage] 投稿日:05/03/09 10:17:12 ID:???

以上、ここまでが『E'S』既刊11巻分の内容です。
普通に読んでも小難しい話をぎゅうぎゅうに絞って書いたので
主要ストーリー以外はほぼ全て省いていますが悪しからず。
勝手に解釈して書いている部分もあるので間違いがあったら訂正ツッコミお願いします。



471 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:05/03/09 17:07:31 ID:???

ドレイン能力って何?体力とか超能力を吸い取るの?



474 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:05/03/10 00:35:55 ID:???

能力のドレイン(吸収)です。
マキシムは相手の能力を取り込むことができます。
(奪われた能力者はしばらく能力が使えなくなる)

ちなみにE'Sの世界では、特殊能力者≠超能力者。らしい。