SourceModのインストール

Last-modified: 2009-10-26 (月) 23:58:24

http://www.sourcemod.net/

 

Sourcemodはその機能と役割で大まか二種類に分かれており
ユーザー系の「Basic Features」と
開発系の「Scripting Features」があります。
ただしこれらはインストールすれば両方とも付属します。

 
 
 

開発言語としてはスクリプト言語系(ただしMetamodに依存)。
独自のコンパイラが付属していて簡単なものならautoexec.cfgへの登録もいらない

CVarsが整備されているPluginの場合はわざわざコンパイルしないでも
数値の変更はserver.cfgやautoexec.cfgに直接コンフィグを書き込むことで変更できます。
通常は.cfgにコンフィグ(CVars)を書く方法を推奨。>SM ParachuteやGASなど

RoundSound++などはCVarsが貧弱なので(CS1.6のプラグインをCS:Sに移植したらしい)
こういう場合ソースコードを読んで書き換えしてコンパイルが必要になります。
(コンパイルについてはWiki内だとガベージコレクションというページに少し記述があります)

 

愛知仕様のサーバーで利用される主なSMプラグイン
・HOD(Healthkit On Death) 【敵を倒すと体力回復キットを落とす】
・GAS 【毒ガスを散布できる】
・SM Parachute 【パラシュートを利用可能に:高所から降下できる】
・VariableFF 【フレンドリーファイヤを調整できる>愛知ではFFの軽減が無かった】
・tick100mapfix 【Tick100設定だとドアの開閉に問題がある、それを解消するプラグイン】
・Auto Name Changer 
・RoundSound++ 【ラウンドエンド時の音楽を指定して再生】

結構重要な、ゲームバランスに関わるものも含まれているのがわかるはずですが
あとは各サーバー管理人の好みにもよるので、どれを入れてどれを外すかは感性次第で自由です。しかし
「tick100mapfix」だけはTick100でサーバーを建てる際にしばらく必須のプラグインになると思われます。
ドアの開閉の不具合を直すものなのでこれは確実に入れておいた方が良いでしょう。

 
 
 

http://www.sourcemod.net/about.php

 

http://wiki.alliedmods.net/index.php/Category:SourceMod_Documentation

 

■■■■ インストール方法 ■■■■

 

基本的にcstrikeにZipを解凍して放り込むだけ
とにかく先にmmsource-1.7.1.zip等をインストールしてください。SMはMetamodに依存します。
sourcemod-1.2.3.zipの場合Zipファイルの中には「addons」と「cfg」いうフォルダが入ってます。
これを解凍して「cstrikeフォルダ」に放り込んでください。

 

「cfgフォルダ内の」sourcemod.cfgについては今回基本的に編集する必要はありません。
ただし愛知ではSMをインストールすると最初から入っている「nextmap.smx」を外してあったようです。
(nextmap.smxがある場所は「\cstrike\addons\sourcemod\plugins」)
これはManiという他の重要なMMプラグインの機能と競合するための処置かもしれません。

例を挙げると
antiflood.smx
basetriggers.smx
nextmap.smx
reservedslots.smx

愛知鯖はこれら4つを意図的に削ってありました。

sourcemod.cfgに記述されているものにはこの愛知で使用しないプラグインのものが含まれています。
愛知はプラグインの数が多いので、将来的なSteamのバージョンアップ等でプラグインを原因とした
未知の障害が起きる可能性があります。また数が多い分その可能性も高いと言えます。
すでにnextmap.smxがManiのvotemapと競合する可能性を書きましたが、他にもいらないものがあれば
機能をよく理解した上で独自に外せるのなら外した方が無難なものがあるかもしれません。
「reservedslots.smx」なんかは単純に削っても問題ないプラグインの一つなのですが
デフォルトのsourcemod.cfgではこの機能を呼び出す処置をしているため単にファイルを消しただけだと
サーバーコンソールからsourcemod.cfgの指定があるけど「これは無効だよー」って感じの
エラーメッセージがサーバーから返ってくることになります。
いらないものの記述を削除するとコンソールから確認できるエラーメッセージが減りますので
管理者はsourcemod.cfgに少し手を入れてから起動した方が心理的に安心感を得られるようになります。
Wikiのcfg各種まとめにはsourcemod.cfgを編集したものが収録されていますので参考にしてください。

 
 

■■■■ 愛知鯖に入っていたSM Pluginの一覧 ■■■■

 

admin-flatfile.smx
adminhelp.smx
adminmenu.smx
basebans.smx
basechat.smx
basecomm.smx
basecommands.smx
basevotes.smx
clientprefs.smx
funcommands.smx
funvotes.smx
playercommands.smx
sounds.smx
sm_parachute.smx
variableff.smx
autonamechanger.smx
sm_gas.smx
blood.smx
bot_ping.smx
healthkit_on_death.smx
RoundSound++.smx
rp_tools.smx 【】
saveit.smx
sm_cexec.smx
tick100mapfix.smx


 
 

自分でコンパイルしてみたい人用:コンパイラの場所
cstrike\addons\sourcemod\scripting\compile.exe
Webコンパイラも利用できます(あまり実用性はありません)
http://www.sourcemod.net/compiler.php


http://www.sourcemod.net/newstats.php
■おまけ:Stats:ソース系エンジンのゲームサーバー稼働状況を報告
各サーバーで使用されているModやAdd0nを抽出してソートしたもの発表している。
現在の人気や実需のあるMod等を調べるのにも便利です。
CS:Conquestもあったけど世界で16程ある??(数はその時々で異なります)

AddOn開発者から見るとスクリプト系で人気が高いのはこのSM(SourceMod)とES(EventScript)で
一応大儀面分としてそれぞれがそれぞれのコミュニティで棲み分けをしています。
(SourceMod系のコミュニティにES系のソースを張ることは基本的に歓迎されていません。)

 

何が違うのかというとまず書式も違うんですが、一番違うのは実行速度であるというアピールがあります。
以下に原文で一部紹介しますが

 

Speed - SourceMod is lightning fast, and this is not an idle boast.
Every plugin is loaded into memory and converted to raw CPU code.
Great care is taken to make sure every hot area in SourceMod is as fast as it should be.
The scripting language is statically typed and does not require garbage collection.

 

しかしほんとうに速いのかどうかは、偉い人(ユーザー)にはわからんのです。
他のPlugin=ほとんどES系のAddOnを指してる気もするんですが規模の小さいコードを書くためには
SMもESもどちらも大変魅力的です。だから実際どちらも多くのユーザーに支持されています。

 

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http://www.sourcemod.net/donate.php