目次
情報
ここでは、現在の大まかな世界の地理と勢力図を示す。
時系列順のものは子ページを参照すること。
ここはいわゆるif世界の地球である。ゆえに六大陸も三大洋ももちろんのこと我々の地球と同じ形で存在しているのである。
史実で満州事変が勃発するあたりまではおおむね史実通りに進行している。現在の西暦は1980年であり、冷戦は継続、陣営も大幅に変わっている。
ソ連が枢軸側に加盟し、ドイツ・イタリアと共にユーラシア大陸や北アフリカのほとんどを制圧したのち、各国の社会主義者たちを利用してクーデターを起こし、結果的にユーラシアの「大地」は真っ赤に染まっている。
赤軍の雪崩からかろうじて逃れたヨーロッパの残党たちはイギリス経由で亡命政権を樹立しており、形骸的ながらなんとか生き延びており、今なおレジスタンスを行っている。皮肉にもこのお陰ででファシストと自由主義者との間の亀裂はふさがれたようである。
当のソ連は未だにスターリニストの国である。異端とされた人間(とくにファシストが多いドイツ人)はアウシュヴィッツを始めとする強制収容所に詰め込まれ、過酷な労働を強いられている。ユダヤ人の怨みが呪いとなって降りかかってきたのだろうか。
アフリカはイギリス以外の宗主国が赤軍によって壊滅されたのを機に独立運動が各地で勃発、それを英軍と派遣された米軍が抑え込み、各国に独立保証を持ち掛け沈静化を図っている。
また、冷戦が現実よりもはるかに激しいため、技術の回転が早く、技術力が史実以上となっており、21世紀の技術も1980年ながら獲得できている。
主な国家とその基礎情報
アジア
大日本帝国
いうまでもなく我らが皇国、実質的な主人公である。公称は「大日本帝国」であるが、正式な条約締結のときくらいしか使わず、基本的には「日本国」呼びである。
APTO(ソ連に対抗するために結成された、史実NATO相当の軍事同盟)のナンバー2。
第二次世界大戦において、関東軍などの陸軍過激派の暴走により一時的に枢軸側に入るが、山本五十六率いる海軍と陸軍穏健派がアメリカと手を組んで東條英機や石原莞爾を始めとする陸軍過激派・関東軍の幹部を処刑、日本の平和を守り抜いたため、アメリカと直接戦争をせずに済んでいる。
アメリカから太平洋の民主主義国家の要衝として認められており、史実よりも軍拡に対する抵抗が少ない。
朝鮮戦争のかわりに中国で再燃した内戦にて仲直りした国民党軍とそれを支援する米軍へ装備を多数送ったことによる特需景気をきっかけに高度経済成長を果たしており、史実同様経済大国となっている。
史実の帝国同様、社会主義や共産主義に対する反感が強く、ソ連との断固とした関係否認により、かろうじて合法化された日本共産党は史実よりも勢力が弱い。*1
経済力はアジア太平洋で一番あるため、戦前のように軍事費にGDPの大半をつぎ込むことはしていない。国民の生活も安定している。アジア連合(公称「大東亜共栄圏」)創設メンバーの一つであり、同組織に多大な支援を行っている。
事実上アジアの覇者であるが、レイシストはとっくの昔にやめているため、極右政治団体の構成員でもない限り差別主義的思想はない。戦前は迫害されていた朝鮮人も(ほぼ完全に皇民化が完了しているためというのもあるが)日本人と同じような充実した生活を行っている。
日本列島、朝鮮半島、樺太、南西諸島、千島列島を領有する(台湾は中華民国に返還している)。
大中華帝国
中華民国と満州国が易幟により合体した姿。旧中華民国政府と旧満州国政府の対談の結果、君主を愛新覚羅氏とするイギリス式の立憲君主制を採用している。清の後継国ともいえよう。二大政党制。
アヘン戦争期の清が「眠れる獅子」と呼ばれたのに対し、「目覚めた獅子」と呼ばれている。
ソ連の一部となった中華ソビエト共和国との大戦争の結果として旧国民革命軍・北洋軍・直隷軍が支配していたあたりの地域を領有する。台湾、遼東半島は易幟時点の国際条約の内容により返還済みである。
東側からは日本の傀儡国と言われるが、そんなことはない。
中華ソビエト共和国
毛沢東がソ連の助力を得て建国。モンゴルをも領有する。
この国には本来は北朝鮮の初代最高指導者で永久国家主席だった金日成などのアジア圏での共産主義国家の元首が多数いる。
パレスチナ
中立国である。内戦を起こさせたイギリスを強く恨んでおり、東側に加盟しようとするも、トルコの圧力により実現しなかった。
アメリカ大陸
アメリカ合衆国
相変わらずの超大国、アメリカである。
太平洋戦争後、拡大を続けるソ連に強く警戒しており、ソ連に対抗する目的で仮想敵国として外交摩擦がひどかった日本と和解している。
APTOの盟主であり、加盟各国を自分の経済圏に入れてウハウハしているに膨大な支援を行っている。
ヨーロッパ
イギリス連邦
欧州で唯一赤化を逃れた島国。
ソ連のベルリン占領後の電撃的な欧州侵攻によって亡命してきた各国重鎮を保護した。
植民地であったインドなどを平等な構成国として連邦制をとる。要は民主的な大英帝国である。
現在は日米と共にソ連占領下のフランスや北欧のレジスタンスに極秘裏に支援をしている。
栄えあるロイヤルネイビーは健在であり、今も大西洋を赤き雪崩から守護している。
- 構成国
- 当たり前ながらイギリス
- カナダ
- インド
- オーストラリア
- アイルランド
トルコ国
大昔からロシアと対立している国家。一時期ソ連に占領されそうになったが、トルコ人の誇り~~とイギリスの支援~~を以てこれを退いている。
中東防衛の要衝である。
ソヴィエト社会主義共和国連邦
欧州大陸を赤く染め上げた社会主義国家。
第二次世界大戦では独ソ不可侵条約の延長線としてドイツ主導の枢軸国に加盟。フランスなどを占領後、ドイツに侵攻。
スターリン亡き後も指導者は未だにスターリニストである。精強な赤軍も健在である。
パリ・コミューン
独ソ連合によってアルデンヌとマジノ線の同時を攻められ降伏後に赤化。
当初はフランス共産党が政党を担っていたがその後、残党となっていたパリ・コミューンと統合し、国名をパリ・コミューンに変更。
その軍事力の大半はソビエト赤軍に依存している。
イタリア社会主義共和国
ドイツ陥落後、戦意を喪失したイタリアはムッソリーニの死体をローマにて逆さ吊りにし、降伏した。
しかしイタリアを御したソ連相手には教皇領であったバチカンも落ちてしまう。これによりソ連は黒海と大西洋という不凍港を得てしまった。
その際一部は残存したSS部隊と共にレジスタンスとなる。
ドイツ民主連邦共和国
史実でいう東ドイツ共和国が西ドイツやオーストリアハンガリー、チェコスロバキアなどをまとめて持ってる状態。
第二次世界大戦後、関係が悪化してきたソ連相手には、世界が恐怖した独裁者も一人の老人でしかなかった。
総統に忠誠を誓っていたナチス高官たちが後継者争いをしていた真っただ中なのとソ連に一定の信頼を持っていたがために、突然の攻撃に混乱が発生。アフリカ軍団を率いたロンメルやルーデルを初めとした国防軍や親米親日の反ナチス派閥、アメリカ政財界にコネを持っていたゲーリングなど、各々がアメリカやアフリカに避難。取り残されたヒムラーなどは徹底抗戦をしていたが質の低下が著しいドイツ軍とSSでは抵抗空しく、大半は処刑されたが一部はイタリア軍残党と共に反ソ連レジスタンスを結成。
ナチス時代の軍事力はソ連の赤軍にさらなる強さを与えてしまった。
スペイン社会主義共和国
スペイン内戦にて反乱軍が勝ったものの、出来レースとなってしまっていた。
WW2後にポルトガルと一緒くたにされてしまい、その後ドイツ、フランス、イタリアの流れに乗じてソ連の赤い津波に呑まれてしまったかわいそうな国。その時フランコ将軍は戦死していた。
結果ジブラルタル以東の黒海はソ連のものとなってしまった。
フィンランド社会主義共和国
ルーマニア社会主義共和国
ユーゴスラビア社会主義連邦共和国
アフリカ大陸
アフリカ合衆国
米国主導の独立したアフリカ諸国をまとめ上げた連邦国家。イベリア、イタリア半島から進行した北アフリカの赤軍の進行を阻止する役割を持つが、有力な戦力は名将ロンメル率いるアフリカ軍団の生き残りと僅かな反共のイタリア軍、フランス軍などアフリカ戦線に存在した列強国の混成部隊か派遣された米軍ぐらいしか存在していない。
主な国際同盟
国際連合
唯一まともに東側と西側が交流できる国際組織である。
APTO(Atlantic-Pacific Treaty Organization)
大東亜共栄圏(アジア連合、AU*2)
WPO(Warsaw Pact Organization)
その他
対ソ レジスタンス/パルチザン
ソ連によって占領された国家から逃げれなかった軍や国民がゲリラ組織として抵抗。
軍人がいるためある程度は訓練されている。
CIAやMI6などの組織を経由してAPTOから支援を受けている。
なお、SS、イタリア軍残党のレジスタンスは援助を受けれないためにゲリラ戦でソ連軍やフランスレジスタンス相手に略奪行為をしてるためにAPTO、WPOの両陣営から危険視されている。
国境なき軍隊
かつて60年代にソ連で暴れた伝説の兵士が設立した傭兵派遣会社。
南アフリカ近海に本拠地の海上プラントがある。
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