| ジャンル | RPG | #ref(): File not found: ".jpg" at page "RPG FREE!" |
| 配信・開発元 | ジニアス・ソノリティ | |
| 配信日 | 2024年07月22日 | |
| 定価 | 基本プレイ無料 | |
| 判定 | クソゲー | |
| シリーズファンから不評 | ||
| ポイント | 電波人間、Switch進出に大失敗 過去作からありとあらゆる要素が色々改悪・退化 育成環境がFREE!から更に悪化、特に出生 あまりにも劣悪極まりない対戦環境 まさかの改悪アップデート 「FREE!!」なのに無料で遊ばせる気がほとんどない仕様 単純にRPGとしての完成度が低い 3DSからのファンの多くを失望・激怒させた |
概要
2024年7月22日にSwitchで発売された、3DSで大きな人気を誇った電波人間シリーズの新作。
2月に放送された「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ」で発表され、当時の3DSユーザーを中心に驚かせた。
ファンは7年振りの新作の電波人間を楽しみに待ち望んでいたのだが…
ちなみに、少し分かりづらいが、『電波人間のRPG FREE!』の名前を冠しているものの、3DSの『FREE!』のSwitch移植ではなく続編なので注意。
あらすじ
正義感は強いが心優しく引っ込み思案な電波人間の「こうた」がいじめの現場に遭遇。いじめっ子「さくじろう」に立ち向かうも負けてしまいます。
それを見ていたプレーヤー(人間のあなた)との出会いをきっかけに、自分の弱さを克服して強くなるための冒険に旅立ちます。
前作からの変更点
- 新要素「モンスターの証」
- モンスターを倒すと確率で入手可能。戦闘中に使用可能であり、使うとモンスター毎に固有攻撃を行う。
- また、ステージごとに登場するモンスターの証をすべて集めると装備等が手に入る「あかしコレクション」という要素も追加された。
- メインステージ7をクリアすると証をフレンドに送ることができるようになる。レアリティが高い証はジュエルが必要なので注意。
- 主人公補正
- 本作の主人公には、HP+12、突然死+2の補正がついており、この補正は引き継ぐことができる。
- AP
- 今作ではすべてのアンテナの消費APが1に統一された。AP=特技を使える回数という仕様になっており、その分最大APはかなり低い。
- 状態異常関係
- 毒や火傷等のスリップダメージ、ダメージ増加系は、今作では状態異常に強度のパラメータが存在し、その状態異常を持っている状態で再び状態異常を付与されることで大きくなる。大きくなればなるほど状態異常の効果が上がっていく。
- 誘惑や恐怖等の行動をキャンセルする状態異常は、今作では技によって2ターン以上継続するものがある。
- 前作までは「あたためる(しもやけ治療)」のアンテナや、「やけどなおし(やけど治療)」の治療品など、属性関係の状態異常治療アンテナや治療アイテムがそれぞれ独立していたが、今作では前者は「ぞくせいなおす」という一つのアンテナ、後者は「ぞくせいなおし」という一つのアイテムにまとめられた。
- 二周目以降の台詞の変化
- 同じステージに2回目以降に入ると台詞が変わるようになった。
問題点
過去作から改悪された要素
主人公が固定な上にパーティから外せない
- 本作の主人公は、「こうた」という黒色の電波人間一人のみ。
- 様々な主人公の中から選ばれるナンバリングやプレイヤーによって見た目が変わるFREE!と違い、本作は1体で固定であり、どのユーザーでも主人公はこうたとなる。
- 周囲に様々な姿の電波人間がいるなら主人公の姿も多種多様に出来たはずであり、主人公を固定にする必要が見受けられない。
- 様々な主人公の中から選ばれるナンバリングやプレイヤーによって見た目が変わるFREE!と違い、本作は1体で固定であり、どのユーザーでも主人公はこうたとなる。
- 更に本作ではナンバリング同様主人公をパーティの先頭から外せなくなった。
- 最大8人のパーティの中からこうたを必ず先頭に入れなければならないのだが、電波人間の強さに個体差が大きい本作のシステムと相性が悪い。
- 8人一気に育成したいような時でも必ずこうたに1枠割かなくてはならないため、最大7人しか育成できない。
- また、強力な電波人間を7人集めると、こうたはその中でどうしても見劣りしてしまうため、証の確率を上げる装備(あおようせい一式)を装着させられ、アイテムを配り続ける立場に置かれがちになる。
- またこの変更によって,他の性格の電波人間の会話が見られなくなってしまった。
- どのユーザーもどのパーティでも先頭はこうた固定なので見栄えのバリエーションが乏しく、操作できるのもこうた一人で変わり映えしない。
- 最大8人のパーティの中からこうたを必ず先頭に入れなければならないのだが、電波人間の強さに個体差が大きい本作のシステムと相性が悪い。
戦闘システムの退化
- 「3」や「FREE!」には、作戦と呼ばれる様々な行動を命令できたのだが、本作は「まもり」という防御だけに置き換わってしまった。
- しかも「まもり」はよりによって3つの作戦の中で一番実用性が低く、「ピンチ!」のように自動で回復アイテムを使ってくれる行動が存在せず、回復アイテムは手動で使わなければならない。
- 単体で回復したい時にそのアイテムを使う前に敵に倒された場合、その相手に回復アイテムを使おうとすると、なぜか「使っても効果がないので使うのをやめた」となり、他のHPが低い電波人間に使用もせずにそのまま行動ターンが無駄になる。
- これは過去作にもあったことだが、最近(少なくとも「FREE!」)ではしっかり使っていた。平成の時点でできていたことがなぜ令和になって退化するのか?
- 敵を倒しきった際、なぜかその倒した敵に死体蹴りのごとく全員総攻撃する。前作までは倒した時点でコマンドの残った電波人間達は戻っていた。
- 単純にテンポが悪くなっており、前作のように倒したら即戻って欲しいとの声が多い。
前作からの弱体化が目立つ効果
- 本作では前作から弱体化させられた効果が多い。
- 「かばう」は全体攻撃の際に1人しか庇うことができなくなった。
- 「反射」や「ゴースト化」は、前作では確率だったのが、本作は◯ターンの分効果を発揮する仕組みになっており、ターンが終わると一切効果を発揮しなくなり、長期戦と相性が悪くなっている。
事実上のオンライン専用化
- 本作は、前作では一回チェックインすればオフラインでもプレイできたのだが、本作はオンライン専用となっており、どんな状況になってもインターネットに繋がないとプレイは不可能。Nintendo Switch ONLINEの加入が必要無いのが救いか。
- 一応オフラインでもスタート画面からキャッチだけはできるのだが、欠陥が多い。
- アップデートを回避できなくなった。アップデートされるタイミングでプレイすると強制的にダウンロードが開始される。
- 敵の配置を中断でリセットできなくなった。
オフラインキャッチの問題点
- 本作も過去作品と同じく周囲にいる電波から電波人間を見つけて、その電波人間を狙ってAボタンでキャッチをするのが基本となっている。殆どがオンライン専用の本作でもノーマルキャッチはインターネットを繋がなくてもオフラインキャッチとして遊べるが…
- 8体しか捕まえることができない。周囲に大勢いる中で8体という縛りはかなり大きい。
- オンラインなら周囲の電波人間を無制限に捕まえることができるが、インターネットに接続する必要があるので範囲が狭い。
- また、誤って捕まえた場合もその電波人間を逃がすことができず、その時点で1枠を消費する。
アンテナ数の大幅減少
- 本作は、アンテナの数が大幅に減少しており、ゴールドやお宝増加、捕まえるや2属性アンテナや技反射等のアンテナが削除されている。
- 逆に追加されたアンテナは「みんなすこしよけにくい」のみ。実用性が低いにもかかわらずレア枠に設定されており、この光った電波人間がこのアンテナだったときのガッカリ感は相当なものである。
一部アンテナの技名が+がつくだけになった
- 回復や復活、攻撃系統のアンテナは、レベルアップによりアンテナが進化する際、での技名は前作は(火全体の場合、やまかじ→にえたぎるマグマ→じごくのごうか)だったのが、本作はなぜか一番低いものに+2、3…とつくだけである。
- エフェクトも一番低いもののエフェクトから変化がなく、説明欄も最大でも「威力は小さい」とつく。「よわいこうせん+9(前作だとレーザービーム)」、「バケツのみず+9(前作だとジェットスプラッシュ)」、「ひゃくボルト+9(前作だといちおくボルト)」、と弱そうな名前から一切進化しないため、見栄えが非常に悪い。何の嫌がらせだろうか?
- エフェクトは他のモンスターの技にもっとかっこいいものが存在しており、このようにショボい技名&エフェクトから変わらず、+により威力が上がるだけにしたのはあからさまな手抜きであると言わざるを得ない。
- また、この変更により、全回復や完全復活を作ることができなくなった。
- エフェクトも一番低いもののエフェクトから変化がなく、説明欄も最大でも「威力は小さい」とつく。「よわいこうせん+9(前作だとレーザービーム)」、「バケツのみず+9(前作だとジェットスプラッシュ)」、「ひゃくボルト+9(前作だといちおくボルト)」、と弱そうな名前から一切進化しないため、見栄えが非常に悪い。何の嫌がらせだろうか?
ゴールドが手に入りづらくなった上に必要数が増えた
- 証を集めるという収集要素がある影響か、ボスが売却しゴールドに変える為の証をドロップしなくなった。
- 通常ステージでの雑魚モンスターは雀の涙のゴールドしか落とさず、きんば等のゴールドを大量に落とすモンスターはゴールドゲットにしか出なくなっており、ゴールドが非常に稼ぎにくい。特に序盤だと金欠に非常に陥りやすい。
- 一応メインステージ9の宝箱を開けて、その上で入手した装備を売却するという金策方法があるのだが、そのステージを開放し、なおかつたからばこぞうを安定して倒せる程度(Lv70以上)にレベルを上げないとゴールドゲット以外にまともな資金源にありつけない。
- 通常ステージでの雑魚モンスターは雀の涙のゴールドしか落とさず、きんば等のゴールドを大量に落とすモンスターはゴールドゲットにしか出なくなっており、ゴールドが非常に稼ぎにくい。特に序盤だと金欠に非常に陥りやすい。
- また、後述するが、育成する際にも大量のゴールドが必要になり、そのためゴールドの必要性が大幅に増えた。
レアキャッチが値上がりした上に質が下がった
- 本作ではレアキャッチが値上がりしている。それだけならまだ良いのだが…
- 全体攻撃のアンテナがでなくなり、アップデートされるまでは全体回復、全体復活も出ず、現在でもごく稀にしか出ない。
- 頭の形はアップデート以降様々な形が出るようになったが、それでもアンテナの種類が減ったこともあり、前作より質は落ちている。
- また、イベントキャッチは初回と第二回のアンテナの質が非常に悪く、ノーマルキャッチでも普通に入手可能な電波人間ばかりだった。最近はかなり改善されているが…
- 全体攻撃のアンテナがでなくなり、アップデートされるまでは全体回復、全体復活も出ず、現在でもごく稀にしか出ない。
NPCのレンタル化
- 前作に存在した地底人や妖精、仲間モンスター等のお助けキャラは本作もいるのだが、ステージに突入するたびにキャラごとに設定されている対価を要求されるようになった。
- ステージに入る度にゴールドを要求される他、なんとキャラによってはジュエルを要求される。
- 特に問題なのはアカシ。一定確率で証を盗むという効果を持つのだが、4ジュエルも消費するにも関わらず殆ど盗まない。証を狙うにしても証の確率を上げた方がよっぽど効率的であり、4ジュエルの価値があるとは到底思えず、ユーザーからは証ではなくジュエルを盗むと揶揄されている。
- 1ステージ毎に必要に応じて雇いなおさなければならない。ステージクリアごとに何度もレンタル屋に通う必要があり、非常に面倒。
- そもそも、編成する電波人間の枠を1枠を割く必要があるのに、なぜ対価を払う必要があるのだろうか?甚だ疑問でる。
- ステージに入る度にゴールドを要求される他、なんとキャラによってはジュエルを要求される。
不満の多い新要素
作業感の強いあかしコレクション
- 本作ではステージ毎に確率で敵から落とす証を集めて、全てのモンスターの証の装備を集める収集要素があるのだが、ハッキリ言って作業感が強い。
- 狙った証を持つモンスターを倒して証を集めるのだが、言い換えると、証が出るまでその同じモンスターを倒すだけである。
カジノの問題点
- 本作の数少ない新要素であるカジノだが、カジノという名前の通り非常に運要素が強い。
- モンスター同士が対決し誰が勝利するかを予想するモンスター闘技場と、文字通りのスロットがあるのだが、前者はそのどちらも対象を選んで操作することができず、運頼みでしかない。
- モンスター闘技場は試合を最後まで見なくてはならずテンポが悪い。賭けたモンスターが倒された後試合を終わらせることもできず、倍速も存在しない。
- なぜか次の試合を見るのに1ジュエルを要求される。アップデート前は選ぶと即1ジュエルが消費される仕様だった。
- また、このカジノで上位に入ったプレイヤーには強力な装備が配られるのだが、そのハードルが非常に高い。
そもそも新要素が少なすぎる
- めぼしい本作の新要素は、実は上記の2つだけ。さすがにこれは少なすぎると言わざるを得ないだろう。
更に悪化した育成環境
単純なレベル上げの仕様
- 本作では、世代が廃止され、以前転生とされていたものは上限突破という仕様に変更された。
- それ自体は良いのだが、20以上になると30、40、50、と…レベル10毎に上限解放する必要がある。
- 更に本作では前述の通り、上限解放にゴールドが必要になるのだが、レベルが上がる毎にどんどん高くなり、最終的には最低でも5200Gを要求される。
- さらに本作は前述の通り、ゴールドが非常に稼ぎにくい環境になったにもかかわらずである。
- それに加え、しあわせも満タンにする必要があるため、しあわせを上げるための作物の量によってはさらにゴールドの消費量が多くなる。もちろん、レベルが上がると最大にするために必要なしあわせも上がり、特に51以上だと今まで50だったものがいきなり100になる。
- さらに本作は前述の通り、ゴールドが非常に稼ぎにくい環境になったにもかかわらずである。
出生に関する問題点
- それ以上に問題なのがこの出生。
- まず、本作では単体の増強・補助アンテナで過去作でレベルアップにより全体化したアンテナがレベルアップによって全体化しなくなった。「すこし◯◯→◯◯→ながく◯◯」という風に効果時間が延びるだけである。
- 全体化にはその同じアンテナを出生させる必要がある。もちろん全体化には確率でなるため、運が絡む。特にみんなむてきは確率が極端に低く、100通り試しても一つもみんな化しないこともザラ。
- みんなむてきやステルスは絶対に出生で引き継がない仕様になっており、これら同士で出生を行うとアンテナなしの電波人間が生まれる。
- 本作も様々な頭の形が存在し、それにより付与効果があるのだが、本作ではレアな頭の形は引き継ぎ率が極端に低くなっている。
- それどころか、頭の形がより下位のものに退化することがある。全状態異常耐性+3、攻撃力+50、防御力+100の太陽同士で出生して、ただの丸顔の電波人間が生まれるということもある。どうしてこうなった。
- ノーマルキャッチで捕まえられる頭の形が、丸型、三角型、四角型などの進化の過程における最初のものしか出てこなくなった。
- これにより、今作では最終進化に最低12人も必要なレア頭も存在し、確率によってはもっと増える。前作では該当する頭の形が電波人間最低でも4人いれば作れたのだが…。
- さらに、本作ではしゅっせいダケがジュエルショップで販売されていない。現状、最高でも12個しか手に入れられないのだが、なぜジュエルで販売しないのか。
- 更に、体格厳選に関するアップデートにおいて改悪された要素が存在する。詳細は後述。
- まず、本作では単体の増強・補助アンテナで過去作でレベルアップにより全体化したアンテナがレベルアップによって全体化しなくなった。「すこし◯◯→◯◯→ながく◯◯」という風に効果時間が延びるだけである。
SPカラーの問題点
- 前作は3回出生すればSPカラーが確定だつくのだが本作では上限突破毎に確率でつく。これだけならまだしもなんとレベル91で上限突破してもSPカラーにならないことがある。
- 特に黒単色だと、全属性耐性+1というかなり有用な効果がつくため、SPカラーになっているかいないかで大きく性能が変わる。それなのにSPカラーにならないことがある。
- これは主人公のこうたでも起こりうる。しかもこうたはSPカラーの恩恵が強い黒単色なので、こうたが外せないことも相まって絶対に他のパーティと比べて弱いパーティが発生する。
- 特に黒単色だと、全属性耐性+1というかなり有用な効果がつくため、SPカラーになっているかいないかで大きく性能が変わる。それなのにSPカラーにならないことがある。
劣悪すぎるオンライン対戦「バトルタワー」
- 本作の対戦要素なのだが、その出来環境があまりにも悪い。
対戦相手を選ぶことができない
- 本作ではバトルタワーで対戦するを選んだ瞬間対戦相手がランダムで選ばれるため、対戦相手を選ぶことができない。よってどの対戦相手と当たるかは完全に運で、頭の形が太陽ばかり等の明らかに自分より格上の相手と当たっても拒否することができない。
- この仕様上、運が悪いと自分より圧倒的に上な相手に負け続けるなんてこともある。というよりガチガチに厳選しないとまず勝負の土俵に立てない。
ジュエル必須級の登り方
- 同じ階で2勝で1階上がるという仕様になっており、一回勝負する度にスタミナを1消費する。つまり一階上がるためにはスタミナが最低でも2必要であり、負けると負けた数だけ消費量も増えていく。
- また、最上階が非常に高く、50階以上も存在し、100回以上も対戦しなければならない。当然このためにスタミナは全然足りず、ジュエルを使ってスタミナを回復するしかなく、明らかに無課金ユーザーに登らせる気がない。
改悪アップデート
悪夢のVer.2.0.0アップデート
- 2024年9月9日に配信されたVer.2.0.0アップデートが、多くのプレイヤーを絶望に追いやった。
- アップデート前は入居日の早い電波人間の体格を受け継ぐという仕様が存在し(通称「年功序列」)、これらの仕様は1ヶ月以上放置された。その結果、ユーザーはこれらの出生を仕様と思い込んでいたのだが…
- なんと1ヶ月後公式がバグだったと発表。更にその3日後に修正され、これにより出生の厳選難易度が大きく上昇し、本作の評価を更に落とす結果となった。
- 1ヶ月も放置されたことでユーザーが仕様であると思わせた頃の修正であり、このまま仕様にしても問題ない仕様である。この結果、修正前に厳選を済ませたプレイヤーほど有利になるという、年功序列を修正した結果、プレイヤーの間で年功序列が起こるという事態になってしまった。
- アップデート前は入居日の早い電波人間の体格を受け継ぐという仕様が存在し(通称「年功序列」)、これらの仕様は1ヶ月以上放置された。その結果、ユーザーはこれらの出生を仕様と思い込んでいたのだが…
その他の問題点
スタミナむげんの発動の仕様
- 敵からドロップした際のスタミナ無限にするアイテムを落とす仕様があるのだが、スタミナを使用した瞬間強制的に使用される。
- そのため、好きな時に使うということが行えず、入手したら使わないとステージに入ることが不可能になる。
- スタミナを無限にするというアイテム自体は良いのだが、この様な発動条件のため、使いづらい。
- スタミナむげん発動中にスタミナむげんを手に入れると、記載されてる時間だけ無限の時間が強制的に延びる。別々に持っておくことはできない。
- そのため、好きな時に使うということが行えず、入手したら使わないとステージに入ることが不可能になる。
ボスだけなのにスタミナ消費量が多いステージが存在する
- 本作もやはりというべきか、ボスだけなのにスタミナを2消費するステージが存在する。
- 冒険者以上の試練が該当する。また、本作はあかしコレクションであかしがドロップするまでプレイしなければならず、運が悪いとスタミナがどんどん溶けていく。
シンボルエンカウントなのに逃げにくい
- 「2」ほどではないが、モンスターの動きがプレイヤーの電波人間より早く、追い付かれることが多い。
キャッチのスティックでの操作性が悪い
- 電波人間をキャッチする際、スティックでも操作できるようになったが、その操作性が悪い。
- 移動速度が遅く、上に逃げた電波人間を捕まえることができない。
評価点
- 世代が廃止されたことにより格差がなくなった
- 世代がなくなったことにより、どの電波人間も確実に最大レベル100まで育成ができるようになった。
- まぁ、実際に運用するのはそのごく一部なのだが…
- 世代がなくなったことにより、どの電波人間も確実に最大レベル100まで育成ができるようになった。
総評
Switchリリースされた電波人間シリーズの7年ぶりの新作は、過去作品から良かった要素を退化・改悪させ、RPGとしての出来を著しく損ねた電波人間のような何かだった。
過去作から様々な要素が改悪されており、もはや前作までの面影は殆どない。
新要素も作業と運ゲーしかなく、手抜きと言って良い少なさである。
育成関連も電波人間シリーズどころか、RPGの中でもかなり悪い部類に入り、特に出生は大きく難易度が上がった。
通信対戦も前作の良かった部分が大きく改悪されており、もはや苦行であると言わざるを得ない。
それに追い討ちかけるようにバージョン2.0.0の大改悪が施された結果、本作を擁護するプレイヤーは殆どいなくなってしまった。
間違いなく電波人間シリーズの中では余裕で落第点であるどころか、単純にRPGとしてみても、普通に手抜きかつ低クオリティの駄作である。
以上のことから、7年ぶりとなる電波人間新作は、3DSからのファンには無かったことにされ、新規からは見放されるという、大失敗と言って良い、散々な結果に終わってしまったと評して良いだろう。
余談
- 本作の出来があまりにも悪いためか、前作の『電波人間のRPG FREE!』が再評価されている。
- 本作は「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ2024.2.21」で最初に発表されたタイトルである。
- 本ダイレクトで最後に紹介された作品が、本作と同じく過去作のファンを激怒させたクソゲーと悪名高い『フォーエバーブルー ルミナス』である。
- まさか、本ダイレクトで紹介された最初と最後の作品がどちらも地雷であったとは本動画が配信時は誰が予想できただろうか…