Tekken 7

Last-modified: 2025-09-18 (木) 21:18:26

概要

鉄拳シリーズのナンバリングタイトルの第7作目であり『[[鉄拳6』の続編。

特徴

ストーリー

  • 本作は『鉄拳6』や過去の鉄拳のナンバリングタイトルの続編であるが『鉄拳6』の出来事を踏まえつつも初代『鉄拳』や『鉄拳2』の続編という印象が強く初代『鉄拳』から続いている三島一八と三島平八の決着を描く物語となっている。ちなみに『鉄拳3』から鉄拳シリーズの主人公になっている風間仁は本作では主人公ではなくむしろ一八と平八の抗争に巻き込まれただけの立場になっている。

クロスオーバー

  • 本作のプレイヤーキャラクターの中にはいくつか他作品からのゲストキャラクターが登場する。その中でも『ストリートファイターシリーズ』の豪鬼は有名で本作のストーリーモードにも絡むようになる。
    • キャラクター
      太字キャラは家庭用版のみ購入で使用できるキャラクター。
      『鉄拳7』からの新キャラクタークラウディオ、カタリーナ、クロエ、シャヒーン、ジョシー、ギガース、一美、マスターレイヴン、エリザ、リロイ(S3)、ファーカムラム(S3)、州光(2代目)(S4)、リディア(S4)
      過去シリーズにも登場したキャラクター一八、平八、ラース、アリサ、レオ、リリ、ドラグノフ、飛鳥、フェン、スティーブ、シャオユウ、ファラン、ブライアン、ポール、ロウ、キング、仁、デビル仁、ジャック-7、吉光、ニーナ、ボブ、リー、ミゲル、クマ、パンダ、エディ、アンナ(S2)、レイ(S2)、マードック(S2)、アーマーキング(S2)、ジュリア(S2)、ザフィーナ(S3)、厳竜(S3)
      コラボキャラクター(豪鬼)、ギース(餓狼伝説シリーズ?)(S1)、ノクティス(ファイナルファンタジーXV?)(S1)、ニーガン(TVドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズ)(S2)*1

評価点

  • アーマー技の追加により駆け引きしやすくなった
    • アーマー技であるレイジアーツ、パワークラッシュがそれぞれキャラごとに用意された。技の打ち合いに勝ちやすく、キャラクターも固有技の種類も多い本シリーズにおいて相手の技を知らずとも駆け引きを仕掛けて優位に立つことも容易になった。
    • カジュアル層に好評だった『鉄拳レボリューション』のスペシャルアーツをベースに導入されたと思われるが、無敵技と異なり、動作開始直後からのアーマー判定はない事やアーマーで受けた分もダメージを負うなどの弱点も多いため、上級レベルではアーマー技に頼り切るわけには行かないバランスである。
  • 試合終盤の駆け引きを加速させるレイジドライブ
    • 前作から逆転要素として追加されたレイジシステムだが、レイジ状態での攻撃力の高さや本作で追加されたレイジアーツの存在からお互いに防御を固める動きになり、一発逆転を狙いやすい状況であるが故に膠着状態に陥りがちだった。
    • これに対して『FR』で追加されたレイジドライブは出しやすく強力な性能を持つため、積極的な一手を打ちやすくなった。
  • オンライン対戦ならではの機能の追加
    • アーケード版の時点でオンライン対戦を主眼に置き、店舗別/オンライン対戦においてロールバックネットコードを採用している。
    • 一画面共有ではなくなったことを活かした機能も追加されており、それが先述したサイド選択機能や、『FR』で追加されたマジックミラーなどである。
      • マジックミラーはラウンドの決着がついた時に相手の動きを反映させない(KOされた際に相手の動きを止める。KOした側の視点には影響しない)という機能で、ラウンド決着後にも相手に攻撃を加える「死体蹴り」を見ないようにするためのものである。

        「死体蹴り」は明確にバッドマナー行為とされつつも、仕様上できなくなる事にも鉄拳プレイヤー層から批判の声が寄せられていた難しい問題だったが、この機能により死体蹴りを好む・嫌うプレイヤー両者のバランスを取りつつ問題解決が行われた。
  • コラボレーションキャラの登場
    • もともと3D化されているキャラクター達という事もあり見た目も浮いてない他、原作のモーションや演出、ゲームシステムも含めて忠実に再現しており、後述するバランスの問題もあるが、操作キャラクターとして際立った個性と高い作り込みがなされており良質である。ノクト以外は原作における悪役ポジションというのも鉄拳らしいキャラクター選びと言える。
  • 三島家の因縁と決着を深堀りしたストーリー
    • 本作の物語はシリーズ20周年ということも有り、初代『鉄拳』と『鉄拳2』から続いてきた「一八と平八の親子戦争の決着」を主軸にしたものとなっており、CS版では『2』以来の一旦の決着が描かれる。
    • 三島家という設定上存在したキャラのプレイアブル化として『鉄拳5』の仁八に続いて、平八の亡き妻である一美がボスキャラとして登場。彼女の正体についても本作のCS版のストーリーで描かれている。
    • CS版に搭載されたストーリーモードは初代の設定や『鉄拳5』『鉄拳6』のオープニングを彷彿させるシーンなど、シリーズ全体を意識した演出が見られ、総決算の趣をより濃いものとしている。
  • 家庭用のトレーニングモード機能の充実
    • アップデートにて確定反撃の練習機能やリプレイ中の確定反撃の表示機能、今まで明示されていなかった各種フレームの表示機能が追加されている(有料DLC)。2010年代後半からの格闘ゲームにおける各種フレームをゲーム側から明示するというトレンドに沿った機能追加である。
  • BGM
    • 本作の後にバンダイナムコから独立し、DJとしても名を馳せる井上拓(Taku Inoue)や遠山明孝(AJURIKA)などが中心となって作られたBGMは従来シリーズ以上にEDMに寄せた聴き応えのある楽曲が揃っている。2010年代のダブステップ(ブロステップ)の流行の影響もあってかワブルベースなど歪みを効かせた音色が目立つ。4ラウンド目以降はBGMがより重低音の効いた激しいものに変化する演出が行われる。
    • 家庭用で追加されたステージ「Infinite Azure」の前半BGM「Moonsiders 1st」は、ステージがトレーニングモードでよく使われるステージである事もあり多くのプレイヤーに愛聴された一曲で、一八が参戦した『[[スマブラSP>大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にも新アレンジが行われた上で収録されている。

賛否両論点

ストーリー (賛否両論点)

  • どちらとも悪役である一八と平八の戦いが描かれるという関係から部分的に泥仕合に見えてしまう場面も存在する。
  • 鉄拳シリーズでも有名な昔に平八が一八を崖から投げ落とした本当の理由が明かされる。
    • しかし、その理由が一八が普通の人間かそうでないかと確かめるためというものであり普通の人間なら生きて普通の人間でないなら死ぬと考えたからであった。当然、一八が本当に普通の人間なら死んでいたと思われるのでこの理由で一八を崖から投げ落とすのは常軌を逸した事である。
    • もっともこの描写は平八が息子に対する愛情がなく歪んだ人間性の持ち主であると解釈する事もできるが。
  • 一八の平八の戦いに決着が描かれると関われば分かると思うが本作において溶岩のある場所における一八と平八との決戦において片方が明確な死を遂げる
    • その死亡した方は生き残った方に崖から溶岩にむけて投げ落とされたので死亡した事は間違いないだろう。
    • 一八にしろ平八にしろ初代『鉄拳』から登場している鉄拳シリーズを象徴するキャラクターなのでこの片方が明確に死亡した事を悔やむプレイヤーもいるだろう。
    • 最もどちらも明確な悪役なので「シリーズを続ければいつかはこうなると思いそれが本作で描かれただけ」「悪役なので死亡したのは必然」と捉えるプレイヤーもいるだろう。
    • この死亡した人物は『8』のストーリーモードでも死亡したと断言され現時点では『8』にはプレイヤブルキャラクターとして登場していない。
  • あくまでも一八と平八の決着が描かれただけであり『6』から始まった戦争は本作の時点では終わらないクリフハンガーエンドとなる。
    • しかもその後が描かれる『8』も本作の家庭用から6年以上経過してから発売される事になった。
    • とはいっても一八と平八の決着をつけた所で一旦終らせた事はキリの良いところで終わったとも言える。

問題点

キャラ間のバランス

  • ゲストキャラの豪鬼及びDLCキャラクターのリロイ・スミスが強すぎる。
    • リロイは後のアップデートである程度調整されたが、豪鬼は度重なる下方修正を行っても最強クラスを維持していて、どぐらの「クソキャラ列伝」でも初期版の強さや、下方後も最強クラスというのが取り上げられたほど。
    • 同動画ではEVO2016では鉄拳をプレイしはじめて数ヶ月の別ゲープレイヤーが豪鬼のキャラ性能だけで上位進出を果たしてしまい、それと対戦した「普段キレた所を見たことがない」とまで言われたほどのベテラン鉄拳勢の一人が控室でキレ散らかしていたなんてエピソードも出てしまっている。
    • リロイが問題視されがちだが、同シーズン追加キャラのファーカムラム、州光、リディアも同等に強力なキャラクターとして君臨。

総評

従来の鉄拳シリーズらしいゲーム性を保ちつつ、「ゲームセンターでのネットワーク対戦」「コラボキャラクター参戦」などの新たな取り組みをはじめとして最終アップデートの2022年までの7年という長期間にわたって様々な展開を行って新たなプレイヤー層の開拓を狙った意欲作。

初登場時には20体だったキャラクターも最終的にはナンバリングタイトルでも最多の総勢50体まで増え重厚長大なタイトルと化したのは、一部の異質な要素に反発が出つつも全世界のシリーズファンの支持を得た証でもある。

余談

フリースペース


*1 ニーガンはアーケード版では使用不可。