鐘竜王・オラクル

Last-modified: 2013-10-12 (土) 15:29:01
鐘竜王・オラクル(DR)鐘竜王・オラクル+(DR)鐘竜王・オラクル++(DR)[神の言葉と悪魔の歌声]鐘竜王・オラクル(SDR)[神の言葉と悪魔の歌声]鐘竜王・オラクル[極](SDR)
鐘竜王・オラクル.jpg鐘竜王・オラクル+.jpg鐘竜王・オラクル++.jpg[神の言葉と悪魔の歌声]鐘竜王・オラクル.jpg[神の言葉と悪魔の歌声]鐘竜王・オラクル[極].jpg
攻撃力:5518~攻撃力:6014~攻撃力:6235~攻撃力:6483~攻撃力:6483~
防御力:3982~防御力:4340~防御力:4499~防御力:4678~防御力:4678~
コスト:40 売却価格:9500コスト:40 売却価格:10354コスト:40 売却価格:10734コスト:40 売却価格:11161コスト:40 売却価格:11161
スキル:マディスカナノスの神託 
(星属性の攻撃 超絶アップ)
スキル:マディスカナノスの神託 
(星属性の攻撃 超絶アップ)
スキル:マディスカナノスの神託 
(星属性の攻撃 超絶アップ)
スキル:マディスカナノスの神託 
(星属性の攻撃 超絶アップ)
スキル:マディスカナノスの神託 
(星属性の攻撃 超絶アップ)
『ようこそ、神託の間へ』信者の者に連れられたどり着いたのは不思議な部屋だった『驚くのも無理はありません。オラクル様に失礼の無いように』信者はそう言うと立ち去った。広大な礼拝堂の奥、白と黒に挟まれた些か大きすぎる椅子の上に座する少女が目に入る。彼女の名前はオラクル、神の子、神託を伝える使い、などと呼ばれる、いわゆる現人神、というやつだそうだ。その神々しき空気に、俺は屈していた。わかりやすく言えば、その少女に跪いていた。『どうぞこちらが神託の間です』信者は俺を再び彼女の元へと連れて行った『オラクル様のご指名でございます、くれぐれも失礼の無いよう』信者はそう言うと立ち去った。広大な礼拝堂の奥、白と黒に挟まれた椅子の上に少女が座している。彼女が…俺を…一体なぜ…先日、跪くこと数時間、先に気絶した俺を一体どうする…気…だ…だめだ、この少女は…神だ…神様だ……《・・・・・・・。》声が聞こえた気がした。次に気がついた時、俺は、隣国の敵対集団を壊滅させていた…。どうぞこちらが神託の間です。信者となった俺は客を神託の間に導いていた。オラクル様がお待ちでございます、くれぐれも失礼の無いように。俺はそう言うと立ち去る。次に自分が呼ばれるまでの間、彼女のために何かをせねば…何をすればオラクル様は喜んでくれるだろう…あの声なき声で俺を読んでくれるだろう…あぁ…なんて美しい白と黒なのだろう…そうだ…俺は……白と黒に分けるんだ、この世界を…オラクル様…見ていてください…俺は…おれは…オレハ…………今日も誰かが来た。屈強な戦士…?轟々とした中にも気品を感じる…上流の出なのかしら…また私の声を聞きに信者の誰かが連れてきたのね…やめて、私はもう諦めているの……この呪われたチカラに、この悪魔の声に……さぁ、あなたもひれ伏し跪きなさい、そしてこの苦しい生の鎖から解き放たれ、心のままに自由に生きるのよ……待って…どうして跪かないの…どうして精神が落ち着いたままなの…どうしてこっちへ歩いてこれるの…!?どうして私の悪魔の声が…神の声が届かないの…!!なぜこっちへ来るの!!!「なぜって、そりゃあ簡単な話さ、君が泣いているから、君を助けようと思ったんだ」そのとき私は自分の目に涙が浮かんでいることに気がついた…。今まで私は人をたくさん救ってきた。私は別に神様なんかじゃない、でも救うことはできた。私は生まれつき壊れていた。声に出した音が様々な現象を起こす不思議な子供だった。小さい頃はずっと悪魔の声と呼ばれ、ずっと口を詰むんで生きてきた。ある日、私を神様と呼ぶ人が現れた。私はそれでも黙っていた。どんどん人が増えていった。私は気づいた。私は、私という存在が持つ音の全てが悪魔の声であったのだと。発声はその最たるもので、それ以外の音は漏れる光程度の効果だったけれど、私を本物の神様にするのに時間はかからなかった。そんな私を、ただの少女に戻した者がいた。彼を前にして流した涙の音は、私を全ての枷から自由にする、まるで翼のような音だった。