<マジンギア>

Last-modified: 2019-07-14 (日) 12:33:54

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概要

ドライフ皇国の主力戦闘兵器、<魔法と歯車(マジック・アンド・ギア)>の通称。
戦車型(タンク)の<ガイスト>と機械式甲冑(パワードスーツ)の<マーシャル>の二種類が存在し、さらに発展形として人型機動兵器の<マーシャルⅡ>が開発されている。
<エンブリオ>の一形態としての兵器ではない、<Infinite Dendrogram>の世界観に根づいたドライフ皇国の科学技術によって造られた兵器であり、共通して人間の魔力(MP)を消費することで稼働する仕組みとなっている。
因みに現行技術では自動修復(オートメンテンス)等は実装できておらず、また部品調達等の理由からドライフ皇国以外での運用はコスパが劣悪となってしまう模様*1

<ガイスト>

<Infinite Dendrogram>開始前から存在した戦車型(タンク)の<マジンギア>。
駆動方式が魔力(MP)消費である事以外は地球の其れと大差は無い。
基本的には複数人を乗せ、走行や砲撃に個別の人員を割り振ることでMPの損耗を抑え、稼働時間を延ばす仕様。

【アウトレイル】

半人半車の<マジンギア>。
戦車型の<ガイスト>と人型機動兵器<マーシャルⅡ>の間のような<マジンギア>。
<叡知の三角>によって<マーシャルⅡ>が開発されるまで【超操縦士】カーティス・エルドーナの専用機だった。

<マーシャル>

<Infinite Dendrogram>開始前から存在した機械式甲冑(パワードスーツ)の<マジンギア>。
元々人型機動兵器としての<マジンギア>は存在していなかったが、「人型の戦闘ロボットを創り上げる」という目標の下に集った<叡智の三角>主導による開発プロジェクトの末に、発展形として<マーシャルⅡ>が作られている。

<マーシャルⅡ>

ドライフのトップクラン<叡智の三角>によって作られた、初の人型機動兵器としての<マジンギア>。
最大で純竜級の戦闘力を持ち、亜竜級までは量産が可能であり、仮に亜竜級量産機であっても《操縦》をはじめとするスキルによる性能向上や、基本武装である銃火器は機体の性能に関わらず高威力であるため、普通に亜竜級モンスターを上回る戦闘力を有している。*2
単体として見た場合、特に量産機は<マスター>基準ではそこまで強くないが、上級職にも就けない者が多いティアンからすると十分な強さであり、更に操縦者の《操縦》のスキルレベルによっては最大で2倍に性能を引き上げることができる*3。かつ人の手で量産が可能ということもあり、モンスターに襲われることも多い小さな村や、そこに駐留するティアンの衛兵には特に喜ばれている模様。
二腕二脚の人型で、頭身は凡そ六頭身、高さは五メートルほど。
通常のMP消費は分間1ポイント程度で、戦闘時には秒間1ポイントの割合となる。
<叡智の三角>メンバー向けの原価販売価格は1000万リル。チューン及びオプション装備込みの場合は2000万リルとなる。
なお、ドライフの通常販売ではその二倍となり、国外での末端価格はさらにその三倍近くにまで高騰する模様。

オプション装備

  • 【MRW03ハンドキャノン】
    <マーシャルⅡ>シリーズのオプション装備の一つ。
  • 【SRW02バトルナイフ】
    <マーシャルⅡ>シリーズのオプション装備の一つ。
  • 【スモークディスチャージャー】
    <マーシャルⅡ>シリーズのオプション装備の一つ。
    視認阻害効果を持つ煙幕弾。
  • 【LRW03ヒュージグレネーダー】
    <マーシャルⅡ>シリーズのオプション装備の一つ。
    ユーゴーの駆る<マーシャルⅡ改>が装備していた銃器。
  • 【グレネード・ボム】
    <マーシャルⅡ>シリーズのオプション装備の一つ。
    AR・I・CAの駆る【ブルー・オペラ】が装備していた爆弾。
  • 【SRW04バトルハンマー】
    <マーシャルⅡ>シリーズのオプション装備の一つ。
    装甲破砕用近接武器。

【インペリアル・グローリー】

ドライフ皇国軍からの依頼で<叡智の三角>が総力を結集して作り上げた<マジンギア>。
魔力(MP)を自動で生成する先々期文明の“動力炉”を使っており、高コストの装備や機能を満載したコストを一切考慮せずに作られた*4黄金の装甲と竜頭を持つ、伝説級モンスター相当*5のオンリーワンのスーパーロボット。
スーパーロボットとして作成されたため内蔵兵装の発動に音声照合(武装名発音)が必要というロマン(機能制限)が積んであり*6、尚且つその停止は不可能*7
 
元々【超操縦士】カーティス・エルドーナの乗騎として建造された機体であり、複数のMVP特典によって改造されていて、内戦の混乱の中、彼に国外に持ち去られた。
<叡智の三角>が一度完成させた物を、ティアンの技術者によってパーツ同士の噛み合わせの修正等の手直し及び、外界環境に適応するためのアレンジが施され、より完成度の高い物になっていた。

【超操縦士】が最終奥義を使用した結果、逸話級<UBM>【骸竜機 インペリアル・グローリー】?として認定され、ユーゴーに討伐されて消滅した。

【MGFX】シリーズ

フランクリンが直接設計・製造した<マーシャルⅡ>の採算度外視の特別機体。
使用者に最も適した能力とオプション装備などが積んであり、その性能は純竜級にも匹敵するが、製造コスト以外にそれぞれにも非常に大きな欠陥を抱えているため、二機しか製造されていない。
更に、本体に近い素材費がかかる最高レベルの盗難対策がされているため、超級職の奥義クラスの盗難・強奪系のスキルでもないと盗めない。
ちなみに【MGFX】は“M”agic・and・“G”ear・“F”ranklin・“X”-Typeの略であり、日本語で言えば『フランクリン製試作型<マジンギア>』といった意味合いである模様。

【MGFX-001 ブルー・オペラ】

フランクリンが親友である【撃墜王】AR・I・CAに贈った【MGFX】シリーズの一号機。
全身を蒼に染めた、<マジンギア>とは思えぬほど美しい流線型の機体。
『バイクエンジン程度のサイズでありながら、類を見ないほどに秀でた魔力(MP)変換効率を有しているが、機関音が非常に大きく、消音対策のできない*8』規格外の魔力(MP)変換機関*9を搭載した速度特化の機体。
MP変換効率が非常に良いため、長時間の戦闘を行うことが容易であるが、当然静粛性は皆無であり、可能な限り装甲や武装を減らして機体を軽量化したため、結果的に攻撃力と防御力にも難を抱え、回避特化の<超級エンブリオ>を持つ【撃墜王】の防御能力があって初めてまともに運用することができる“欠陥機”。
【撃墜王】の愛機にして、地上を超音速*10で駆ける唯一の<マジンギア>。
フランクリンが親友に託した、最速にして最も高らかに“謳う”モノ。
現在は【天制翼 エールクラスター】?をはじめ、複数のMVP特典のオプションを装備し、空中すらも自在に飛び回ることが可能となっている。

【MGFX-002 ホワイト・ローズ】

フランクリンが妹ユーゴーの誕生日の贈り物として製造し、餞別として贈った【MGFX】シリーズの二号機。
全身を白に染め、花弁のような装甲を幾重にも重ねた重装甲の機体。
【盾巨人】の《サウザンドシャッター》を参考に設計された、多重結界装甲【フルール・ディヴェール】や魔法・砲撃から本機を護る《ブークリエ(遊星)プラネッター(の盾)》を搭載した耐久特化の長期戦闘用機体。
表面装甲に神話級金属(ヒヒイロカネ)とミカル鉱石の合金を使用した最硬の<マジンギア>であり、また従来通りの汎用パーツに加えて、ある程度の自動修復機能(オートメンテナンスシステム)を有する専用パーツが組み込まれた、一部整備(メンテナンス)不要の特別設計機種でもある。
その防御力を維持するための常時発動スキルや重装甲ゆえ、戦闘時のMP消費が大きく、MPの多い超級職に就いていないユーゴーにとっては、耐久型長期戦闘用機体でありながら、短期戦闘にしか使えないという“欠陥機”。

逸話級<UBM>【骸竜機 インペリアル・グローリー】?との戦闘によって大破した。

その他

紅縞瑪瑙(サード二クス)

世界最強の犯罪者クラン<IF>の一人【器神】ラスカル・ザ・ブラックオニキス?の所有する世界最強の<マジンギア>。
ドライフ皇国由来の物ではなく、瑪瑙之設計者(アゲート・デザイナー)が開発・製造した。
巡航砲撃形態(カノン・クルーザー)超越狙撃形態(オーヴァー・スナイピング)・近接白兵戦形態など場面によって様々な形態に変形する。
基本の巡航砲撃形態(カノン・クルーザー)の外見は長い首と尾を持つ、紅白の二色に色分けられた翼を持たないドラゴン。
煌玉竜用のものを量産のためにダウンサイジングとコストカットした“動力炉”*11を本体動力用と背部にある兵装用で二基積んでいる。
体は古代伝説級金属(アダマンタイト)を重ねて作られた積層式古代伝説級金属装甲で、頭部にはセンサーを内蔵した単眼を備え、基本的にはホバー走行により亜音速*12で滑って動く。
コックピットには衝撃吸収シートがあるものの、超音速を出した場合搭乗者への負担は大きい。*13
総火力や攻撃範囲は【器神】所有の他の兵器に劣り、戦闘スタイルは個人戦闘型に分類されるが、<マーシャルⅡ>より一回り大きい程度のサイズで運用が容易。
調整が不十分なため、安定運用するためには【器神】の固有スキルを必要とする。
当然ながら先々期文明由来の盗難対策がガッツリかかっている。

  • 聖なる三位一体(ハイリガー・トリニテート)
    スキルではなく【紅縞瑪瑙(サード二クス)】の性能、マキナの操縦技術、そして【器神】のジョブスキルを同時に全開使用するコンビネーション技。
    機体を限界起動させ自壊寸前の状態を【器神】の魔法で維持することで性能を桁違いに上昇させる。
    この状態の時【紅縞瑪瑙(サード二クス)】は装甲の白色部分が赤熱し、全身が紅と赤に染まる。
    【器神】がいなければ使用できない技だが、その【器神】の肉体耐久は超音速機動での格闘戦に耐えられないため長時間使えば【器神】が死に至るという諸刃の剣の技。

関連事項

ガレージ

<マジンギア>専用アイテムボックスの一種と思われるが、シート状の物を床に広げて出し入れする必要があるため緊急時には使い辛い。
基本的には此れに入れて整備(メンテンス)等を行うが、補修資材は別途用意する必要がある。

<魔神機甲グランマーシャル>

<叡智の三角>のクランメンバーらによる【マーシャルⅡ】を題材とした漫画作品。及びそれに関連する一連の作品群。
元々がロボットアニメ好きの集まりである<叡智の三角>のオタク熱がヒートアップしていった結果、メンバー間で様々な創作が展開され、今では本拠地の中に創作物陳列専用のスペースが設けられるまでになっている。
その内容はイラストや小説、立体模型、主題歌にBGM*14まで多岐に渡り、中にはユーゴーが普段着ている漫画作品のパイロットスーツを模したコスチューム*15やオープニング風の創作MADなども作られている。


*1 カルディナではドライフ皇国の最新部品等を入手できるため、例外的に普通に整備(メンテナンス)等ができる
*2 性能の順は純竜≧採算度外視機体>亜竜級カスタム機体>亜竜=亜竜級機体
*3 レベル10には下級職だけでは到達できないため、結局そこまで行くには上級職に就かなければいけないのだが
*4 予算の上限が無かったため【ブルー・オペラ】や【ホワイト・ローズ】よりも遙かに高コストな採算度外視という言葉すら生温い機体
*5 上位純竜級以上で【ハイエンド・○○・ドラゴン】級
*6 本来の<マジンギア>の武装は、操縦室内のスイッチやレバー等の操作によって起動するため、音声照合は全く必要なく、そもそも高速戦闘時、AGIが高くない操縦者の発音時間は単純に余計かつ邪魔な手間であり、出す武装の露呈にもつながる。そのため、この仕様は完全に製作元である<叡智の三角>のメンバーの趣味であり、操縦者の【超操縦士】はそのロマンを理解できず、何らかの機能制限だと思っていた
*7 コックピット内で一度間違いででも、或いは本人でなくても音声を発音してしまえば止めることはできない
*8 不思議なことに消音用の対策を盛り込むほど、MP変換効率が低下する
*9 フランクリン曰く“偏屈機関”
*10 機体そのものの性能では亜音速だが、【撃墜王】の《操縦》によって、2倍以上の性能が引き出されているため、超音速になっている
*11 サイズは元の十分の一でコストも十分の一だが出力は五分の一まで発揮可能
*12 秒速130メートル以上
*13 超級職だが【~神】シリーズでステータスが低いラスカルは肺が潰れている
*14 制作にあたって【奏楽王】ベルドルベルこと世界的な作曲家オットー・エンゼルバーグが楽曲提供しているなど、無駄に豪華。ただしベルドルベルがオットーだと知る者がほぼいないため、豪華さを真に理解している者はいない
*15 コスプレだが、一流の生産職が作っただけあって性能は申し分なく、<叡智の三角>に所属する【操縦士】のユニフォーム扱いになっている