D＆D5版シナリオ『恐竜王国の復活』DMプレイレポート

20161112の初心者D&Dの会で行ったD&D5版、2Lvシナリオのプレイ結果の概要です。

【シナリオ概要】
・使用ルール: D&D 5th　edition
・シナリオ: 『恐竜王国の復活』
・実施予定回: 全1回
・レベル: 2レベル
・想定プレイヤ:初心者の方、D&D5版で遊びたい人、初心者と楽しく遊べるかた
・レギュレーション:D&D 5th　edition　ベーシックルール及び　Players Handbook
　能力値は規定値割り振りorポイント購入27ポイント
　装備品:は1Lv作成の標準のまま。
　ワールドはフェイルーンのカリムシャン周辺、DR1489年
　　 ttp://wikiwiki.jp/dndwh0/?DD5LandOfConspiracy2
　戦闘や状況の説明などにグリッド・マップを利用します。
　キャラクターは事前に自作するか、下記の作成済PCを利用下さい（名前や背景は好きに書きかえて下さい）
　　 ttp://wikiwiki.jp/dndwh0/?DD5Sample
　（レギュレーションなどは必要に応じて更新いたします）
・募集人数：3～6（前衛、遠隔、秘術、治癒など、色んなキャラが居ること推奨）

　マーチング山脈に拓かれたウルンギス峠の鉱夫達は助けを求めている。
　火山に広がる密林からウロコの生えた恐ろしい獣が襲いかかってくるようになったのだ。
　謎の獣の正体とは？村を襲うようになったその理由とは何か？
　村人の生命は君たちの活躍にかかっている！

【参加PC】
参加PC数は以下の4人。

DMはゲーム開始前の冒険の舞台の状況を説明し、プレイヤーに順番にPC紹介をしてもらってゲーム開始。
以降、喋ったPCと発現内容はうろ覚えです。

【冒険の内容】
[1]街道のウォーミングアップ戦：経験値300xp、　難易度600xp相当_困難
　　プテラノドンcr1/4 x4, コボルトcr1/8 x4
イフリートらに支配された過酷な奴隷制を敷く都市国家メノンの近くにあるマーチング山脈の峠道で冒険が始める。
冒険者一行は既に少々の冒険をして仲間になっている。
現在はメノンの商家に依頼されて山脈にあるウルンギス坑道に向かっているところ。
ウルンギス坑道から納められる鉱石が納期に届かず、原因を問いただして納品させるように依頼を受けている。

峠道の傍らに転がる壊れた馬車と馬の死体を発見し、警戒する一行。
バリエナ「馬車の陰にヒトがいるわ、あと崖の上に獣？」
物陰からコボルトが崖の上から翼竜が襲い掛かってくる。
アクメノス「プテラノドン！？」、モッコス「あんなの聞いたことないな」
モッコスとカールが切り込み、後方からスリングを撃つコボルトをバリエナがスリープで眠らせる。
上空からのヒットアンドウェイを続けるプテラノドンをアクメノスが魔法の矢で撃墜。

馬車にはウルンギス坑道の紋章をつけたドワーフの死体と鉱石の袋。
カール「荷が届かなかったのはこのせいか？とにかく坑道に行ってきいてみよう」
紋章を一つとって、坑道に向かう。

[2～3]依頼～情報取集～追跡：
坑道の入り口に広がるドワーフの村に着き、道中のことを話すと、坑道の長老が応える。
長老「それは確かにワシらの紋章。荷を届けに行った者たちだろう」、「最近、お前たちが会ったような奇妙な爬虫類が現れて襲いかかるようになった。おちおちと外に出ることもできずに困っている」、「おぬしら頼まれてくれんか？あの獣どもがの原因を調べて、もう出てこないようにして欲しい」、「そうすれば鉱石の納品もできるというものだ」。
バリエナ「それはいいけど、おいくら払う？」
長老「上手くいったら金貨200枚だ」
モッコス「請け負った！」

村で聞き込みをする一行
・その大きなトカゲは南西に行くとよく見る。
・昨日、森に薬草を取りに行ったときに大きなトカゲに襲われた。
・数年前、爬虫類について聞いて廻るティーフリングがいた、チャレンジャーとかいう名前だったかな？
アクメノス「なに？私ではないよ。」

森で足跡を調べ、追跡する一行。
足跡は岩場の方に続き、深い岩の割れ目の奥に続く。
アクメノス「そういえば、この近くに古いティーフリングの遺跡があるという話を聞いたことがある」、「メノンから追いやられた彼らがここで研究をいていたという話しだ」

[4a]門番チーム：経験値400xp、　難易度500xp相当_標準
　　ラプターCR1, Kb剣士Cr1/2, Kb狙撃手cr1/2
日陰になって薄暗い崖の裂け目を警戒しながら進む。
バリエナ「獣の匂い？あと崖の上に何かいる！」
奥から恐竜ラプターと、それに騎乗したコボルト剣士が飛び出してくる。
前に出て迎撃するモッコスとカールに崖の中腹から狙撃兵が弓を撃つ。
狙撃を受けて次々と重傷になる一行。
前衛が恐竜と騎手を倒し、アクメノスとバリエナが狙撃兵を撃ち殺すが満身創痍。
一度、ここから大きく離れて野営し、大休憩をとる。

[4b]警報の罠：経験値100xp、　難易度100xp相当_簡単
　　警報の罠cr1/2
翌朝、回復して出直した一行。
隊列を組んで裂け目の奥に進むが、新たに設置された罠に引っかかる。
崖上から盛大な音を立てて転がり落ちる岩と金ダライ。

その先には岩を加工して作られた人口の地下道、戸口の上には“Hells Ditch(地獄の裂け目)”の銘版。

遺跡“Hells Ditch”：
　

[5]見張り部屋、[6]待機部屋、[7]資材置き場　：経験値400xp、　難易度650xp相当_困難
　　落とし穴cr1/4, コボルトcr1/8 x6, コボルト剣士cr1/4x2
入口の階段をくぐると警戒態勢のコボルト、即座に襲い掛かる一行。
モッコス「っと危ない！落し穴」
アクメノス「喰らえ『バーニング・ハンド』」噴出する炎で一気に焼き払う。

ベルを持ったコボルトを早々に倒し、あとから様子を見に来るコボルトを順次始末。
カール「通路が３方に続いているが・・・、どちらにむかう？」
一度、[8]に向かうがキノコの群生を見て警戒、他を先に調べることにする。

[11]休憩所、[12]寝室、[13]訓練所　：経験値(450+75)xp、　難易度({600+150}～863)xp相当_困難～致命的
　　Kb教官cr1, Kb剣士cr1/2, コボルト(6+3)
通路を先に進むと何かの歌と足音が聞こえる。
モッコス「この調子は確か・・・」、カール「軍隊ソングか？」
「「「・・・デビルクローは毒効果！デビルテイルは足払い！デビルビームは熱光線！あーくまーの・・・」」」
バリエナ「5版だと、こういった情報を対策に生かしにくいなぁ」。

扉を蹴破って襲撃！室内には輪になってランニングするコボルト兵の群れと奥で鼓舞するコボルト教官。
一行が踏み込んだところでコボルト教官のスリープ呪文、昏倒するカールとアクメノス。
モッコスがコボルト教官に接近するが透明化して見失う。
戦力が低下したままコボルトに群がられて次々と重傷に追い込まれる。
バリエナが攻撃魔法を味方に放って目を覚まさせ、戦力を確保。
モッコスとアクメノスが一匹ずつコボルトを仕留めて戦況を逆転、勝利した。

気絶させたコボルトを起こして、ダンジョン内の大雑把な構造と住人を聞く。
元はコボルト女王が治める部族だったが、よそもの妖術師がダンジョンに保管されていた恐竜を孵化、そのうち地獄のエキスを混ぜ込まれて生まれたデビル恐竜王が現在、ダンジョンの支配者らしい。

[8]きのこ栽培室、[9]きのこショップ：（経験値250xp、　難易度500xp相当_標準
　　マイコニドcr1/4x4
聞き出した話から[9]に向かい、ノックして開けるとキノコ人間マイコニドがいる。
マイコニド「良いキノコあるよ、キノコ。凄く効くよ」
モッコス「！？？？」
どうやら、金品と交換にポーション相当のキノコを売ってくれるらしい。
耐毒薬などを幾つか購入。リソースが限界と判断していったん撤収して大休憩して出直し。

[17]チャンジング研究所、[18]教授の寝室　：経験値450xp、　難易度650xp相当_困難
　　チャレンジャー教授cr1, 幼プレシオサウルスcr1, プテラノドンcr1/4
部屋の前には『チャレンジング研究所』の立札、奥からは興奮しているらしい男の声。
扉を開けると男が一行を誰何する。
「君たちは何者かね？私はチャレンジャー教授。このダンジョンに眠る知識を甦らせた偉大な研究者だ・・・」散々自慢話をしているうちにテンションが上がってきて遂に激昂する「・・・貴様らは私の研究を盗みに来たのだろう！そうはさせるか！」配下の恐竜と共に襲い掛かってくる。攻撃呪文とプレシオサウルスに手傷を追うが撃退。

アクメノス「フフフ、これでこの知識は私のものだ・・・」
バリエナ「同類よね・・・後でどうにかした方がいいんじゃない？」、カール「うーん・・・」

[19]衛兵所、[21]仮眠室　：経験値475xp、　難易度650xp相当_困難
　　ラプターCR1, Kb剣士Cr1/2, Kb狙撃手cr1/2、コボルトcr1/8x3
衛兵の間を襲撃。
奥にいる狙撃兵に詰めて一気に倒し、取って返してラプターと剣士を殺害。
あとからでてきたコボルトを掃討。

(行き着かず省略)[21]元女王の隠れ家　：経験値375xp、　難易度450xp相当_標準
　　Kb女王cr1, Kb剣士cr1/2, コボルトcr1/8x2

[22]デビル恐竜王の巣(≒地のノッド）　：経験値700xp、　難易度700xp相当_困難
　　デビル恐竜王ラプトロックcr2, ラプターcr1, プテラノドンcr1/4
毒に濡れた自然洞窟に進むと、高台の向こうに禍々しく大きな恐竜が現れる。
デビル恐竜王「俺、ラプトロック。お前たち俺の世界征服の邪魔した。殺す」
モッコス「・・・喋れんのかよ」
毒沼と手下のラプターに行く手を阻まれて後手を踏む一行。
デビル恐竜王「喰らえ！『デビル・ティル』！、『デビルビーム』！」
カール「ここは・・・、『ベイン』呪文！」、敵の攻撃が軒並み低下。
デビル恐竜王「『デビル・クロウ』！」突然に空振りの連発。
アクメノスの呪文砲撃やバリエナの弓、モッコスの激怒攻撃にカールの導きの一打の集中攻撃。

デビル恐竜王「俺、ラプトロック。我が一生に一片の悔いなし・・・」

[-]主要クエスト達成：経験値400xp
恐竜発生の原因を断つことで周囲に平和が訪れ、一行はドワーフ達から感謝と共に報酬を受け取った。
めでたし、めでたし！

獲得経験値総計＝3750xp、　各人あたり938xp、　冒険後のxp＝1238xp
ゲーム開始時間10：30～ゲーム終了時間17：30、昼食45min、実プレイ時間6.25hr

パーティ人数５人でバランスを取るのに慣れていたせいでしょうか。
死亡PCは出なかったものの、遭遇難易度がやや高かったかもしれません。
気絶するPCは何人かおり、頻繁に大休憩して出直すことになりました。
この辺の調整の感覚はまだまだですね。