闇哭寺の主力を担う僧兵軍を実質的に束ねる若き怪僧。
一説には、かつてヤマト国を治めた古の帝の血を引くとも言われる。
小柄かつ童顔という外見から想像もつかない神算鬼謀ぶりはヤマト国一と評され、
奇矯屋の支援を取り付けて僧兵軍の軍拡を推し進めたのも彼の功績である。
幼い頃より人格破綻者である師・骸奸のあらゆる虐待を受けてきたが、
一貫して忠誠を誓い続け、兄弟子達を差し置いて現在の地位に就いた。
老いと共に堕落の一途を辿る骸奸をにこやかに眺め、
「あわてない…あわてない…」とつぶやく彼の真意とは…。
