造語・用語/イーリー

読み：いーりー

スカァ編

いわゆる魔法使いのこと。表記法の許す限り、魔法使いと書いてイーリーとルビを振りたい。
基本的にはアネストと対比させて種族名として用いられる。
「後天性魔法使い」といった意味合い。

イーリーはごく一部の例外を除いて名家出身であり、一族の秘伝を継ぐ形で魔法使いとなる。
そのため血筋を重んじる傾向が強い。ファミリーネームを聞くだけで魔法の系統を察せられるほど。
一族の秘伝は門外不出とされ、外様の人間が学び取ることは不可能に近い。
（イーリー同士ならなおさら、ライバルを強くしてしまうことになるので明かさない）
したがって、ラズのようなあぶれ者は本来存在し得ない筈なのである。

一応、定義としては「後天的に魔法を身に着けたもの」であるため、
家系には縛られないし、人間である必要もない。
そういった者たちが魔法を習得できるかどうかはさて置いて。

ここまで魔法魔法と連呼してきたが、魔法使い陣営は「魔」の字を嫌う傾向がある。
日本では「魔法」「魔力」といった呼称が定着してしまっているので、一般向けには「魔法」と呼ぶが……。