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Last-modified: 2014-01-22 (水) 23:46:29

ウルスラ様の憂鬱

 

レズとか嫌いな人注意!
あと、ウルスラとかソーニャとかの設定けっこう勝手に創作してるので注意!!
それでも良い人は是非どうぞ。

・・・・・・悪い、夢を見た
昔の自分
久しく見ていなかっただけに、その衝撃は自分が思っていたよりも大きなものだった

目が覚めたので、辺りを見回す
どうやら、寝入ってから1時間弱と言った所のようだ
まだ夢の余韻か、頭痛がする

こんな時、あの方がいてくれれば・・・・・
今夜はクリスマス
外では恋人達が一緒の夜を過ごすのだろうが・・・・・・
私の意中の人の姿は無い
ありえないことは自覚しつつ、ベッドの方を見る
布団の中にいるのは彼女ではなく、彼女の娘
・・・・・・最も当人は既に寝息を立てていたが

この子のことは、母親である“あの方”から頼まれていた

外では自称サンタクロースのロリコン×3が探しているようだが・・・・・・
仮にも上司の娘に手を出させる訳にはいかない
それにしても、こんな小さな子に欲情するというのだから恐れ入る
世も末、四牙も末だ

そう思いながら、何気なく少女の顔つきを眺める
母親に似ていない明るい緑色の髪。あどけない唇に、若々しく瑞々しい肌。
未発達ながら年相応な体つきに、無防備に上下する胸

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・

前言撤回しよう

何故かいつもとは違った目でこの子を見ている自分がいる
普段なら決してこんなことは考えなかっただろう
今夜に限って、私はどこかおかしかった
・・・・・先ほどの悪夢も、その一因だったのだろうか

その時突然、悪魔のような考えが浮かぶ

ああ、そうだ。
この子に教えてあげよう。
母親が一体普段そこで何をしているのか

あの方には、別にただ面倒を見ろとしか言われていない
むしろこれは、ある種面倒をみるということになるのではないだろうか

無茶苦茶な論理だが、その時はそれが最善に思えた
重ねていうがその時の私は普通の精神状態ではなかった
更に言えば、その時の私の顔は、とても普段見せられる顔ではなかったと思う

徐々ににじり寄り、同じ布団に入る
気配を感じたのか「ん・・・・・・」と言って寝返りを打つも、少女は眠ったままだ
そして目を覚まさないのを良いことに、服に手を掛ける
あとは少しそれを引っ張るだけで、濃密な桃色の刻が始まる・・・・・・

だがしかし、結果から先に言うならば、そこで私の手は止まってしまった
その時私を止めたのは、道徳観や理性などという崇高なものではなく
彼女の「お母さん」という、たった一言の言葉だった

その一言が思い起こさせる
少女に、かつての自分が重なる
先ほどの夢の続きかと思うほど、それは現実味を帯びていた

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

ふと気がついた時、ベッドで眠る少女は、別人になっていた
ああ、自分は夢を見ているんだなぁ、となんとなく分かった

ともかく、その時ベッドにいた少女は
豊かな緑色の髪ではなく、宵闇のように紫がかった黒髪を携えていた

そして、泣いていた
年齢相応に喚くのではなく、ひっそりと、枕に顔をうずめて

「・・・・ひっく、えぐ・・・・・・・・・」
―――――・・・・・・テラレタ
・・・・・・・これは、あの時の・・・・・・

「私・・・・・何も悪い事してないのに・・・・・・」
―――――捨テラレタ
・・・・・頭痛がしてきた

「ぐすっ・・・・・・お父さん・・・・・・お母さん・・・・・・」
―――――ワタシハイラナイ子ナノ?

・・・・・ああ、思い出した
あの子の母を想う姿は・・・・・・かつての私だった

475 :ウルスラ様の憂鬱5:2009/12/25(金) 23:26:53 ID:AX7eDpjn
私の住んでいた地域は、あまり魔道が理解されていない、山中の小さな村だった
そこでは魔道の才能のある子は、ありきたりだが不幸を運んでくるとされていた
・・・・・・そして私には、その才能があった
一個人にしては、十分すぎるほどに

両親は、たったそれだけの理由で私を捨てた

顔は覚えていない
何かした記憶もない
ただ、眠る前に抱きしめてもらっていたなど、わずかな事を除いては
人肌のぬくもりは、嫌いではなかった
ある日、目覚めると両親がいなくなっていたあの日までは

めくるめくるかつての出来事
・・・・・それは、まるで走馬灯を見ているかのようで

そして、そこからは一人で生きてきた
愛情など必要なかった。むしろ邪魔な存在ですらあった

若い女が一人で生きていく手段は多くない
当時まだ年端もいかぬ少女だった私にくる仕事は、必然的に“裏”のものが大半を占めていた
気がつくと私は、もう引き返せない所まできていた
暗殺集団の黒い牙に入る、という、およそ世間一般からかけ離れた所まで

その時、出会った
あの御方に・・・・・・・

最初に彼女に会った時のことは、今でもまるで昨日の事のように覚えている

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・

????「あなたね?新入りのヴァルキュリアというのは・・・・・・」
ウルスラ「はい。ウルスラと申します。以後お見知りおきを・・・・・!?」
礼をした後、顔を上げた途端にぎょっとした
無礼と知りつつ、顔をまじまじと覗き見てしまった

????「・・・・・・?私の顔に何か顔についているかしら?」
ウルスラ「・・・・・・!!あ、いえ、失礼しました!!ソーニャ様!!!」

似ていた。母に
髪と瞳の色こそ違ったが、顔つきは瓜二つだった

驚きと同時に、何故か涙が出そうになった
今まで無意識の内に押し殺してきた感情
自分には必要ないと、跳ね除けてきた感情
――――本当は誰よりもそれを欲していたのに

ただ、今までそれに気がついていなかっただけで
気がつかないふりをしていただけで

それを認めたら
何かが壊れてしまいそうで

ソーニャ「・・・・・・・ふぅん?まぁいいわ。
     ところであなた・・・・・・中々均整の取れた顔つきね」
ウルスラ「は、はぁ・・・・・・・・ありがとうございます」

ソーニャ「ふふふ・・・・・・・今夜、部屋に来なさい」

ウルスラ「!!!」

彼女が普通と異なる性癖を持っていることは、風の噂で知っていた
ゆえにその言葉の含む意味も、すぐに理解できた

ウルスラ「・・・・・・はい、ソーニャ様・・・・・・」

ためらいは、なかった
むしろ、望みさえした

昔の生活で、男というものに辟易していたためか
彼女が、母と似ていたためか
とにもかくにも、彼女との逢瀬は、新鮮だった

そして私は、満たされた
かつて失ったものを取り戻した
ここで私は必要とされている、という事実に、心置きなく酔いしれることが出来た
そのはずだった
少なくとも、今まではそうだった

喪失感はあった
だが、意識して捨てたつもりはなかった
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない
そう思い続け、いつのまにか失っていた
何かを
昔は持っていた、今眠っているあの子のように持っていた何か
何を失ったのか、今まで忘れていた

ただ、目の前の快楽に溺れたかった
そして、彼女はそれを与えてくれた
私は悪夢を見なくなった
単なる逃避だったとしても、それは救いだった
少なくとも、当時の私にとっては

そして、今
目の前には昔の自分

どうしてだろうか
肌が触れる程近くにいるのに、離れているように感じるのは
どうしてだろうか
自分が穢れたもののように思えるのは

それでも、わたしは・・・・・・

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・

「んむぅ・・・・・・・」

どのくらいの間、そうしていたのか
ふと気がつくと、目の前の少女の髪の色は、明るい緑色に戻っていた
・・・・・どうやら、彼女の寝言で我にかえったようだが

見ると、少女は、震えていた
寒いわけではない
ただ、足りないだけだ
ぬくもりが
愛情が
だからこの子は、誰にでも天真爛漫に振舞えるのだろう
思わず、そっと抱きしめた
少女は軽く身じろぐも、起きる様子は無い
そして徐々に、震えが収まっていくのが分かる

この子は知っているだろうか
このベッドで母が何をしているのか
この子は知っているだろうか
母が自分をどう思っているか
この子はきっと知らないだろう
兄と親しむ男達の本性がどんなものなのか

この子はあの方とは違う
いやむしろ、まったく逆の存在だろう
だけど、それでも
こうして近くで、安らぎを覚えるのはどうしてだろうか
涙が出てくるのは、何故だろうか
しがらみが取り払われていくきがするのは、どうしてだろうか

何も知らず、何も疑わず
ただただ無防備に、眠り続ける少女
私は思わず苦笑して、こうつぶやいた
「馬鹿な子・・・・・・せめて、苦しまずにお眠りなさい」

そして、私も目を閉じた

翌日
ウルスラのベッドで添い寝をするニノの姿に、
ライナス「くっ・・・・・・なんて、事だ・・・・・・・!!!」
ジャファル「ニノ・・・・・・!!」
ロイド「あの女の毒牙にかかってしまうとは・・・・・・・!!」

3人「「「(俺の)ニノが汚されたーーーーーっ・°°・(。´Д⊂) ・°°・。」」」
と泣き叫ぶ3人

その騒音に起こされたウルスラが

つ ギガスカリバー×3

を叩き込むという事態が発生する

また、結果として四牙の内部で新たな争いが発生する状況になるのだが・・・・・・
これはまた、別のお話