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Last-modified: 2014-01-21 (火) 19:54:52

兄弟家の休日

 

ザザーン・・・・・ザザーン・・・・・・サザーン(カキーン!NO DAMAGE)・・・・・ザザーン・・・・・・

エリウッド「平和だなぁ・・・・・」
ロイ「平和だねぇ・・・・・」
砂浜に寝そべりながら、兄弟家の赤毛2人組みがそんな他愛の無い会話をしている
少し離れた所では、気だるげな顔をした女性陣が同じく寝そべりながら、海を見ていた

エイリーク「たまにはこうしてゆっくりするのも良いですね・・・・・・」
エリンシア「ええ。・・・・・・殿方の肉体美が見れないのが残念ですが」

照りつける常夏の太陽、寄せては返す青々とした小波・・・・・
まるで、今この場所だけが時を刻んでいないかのような錯覚に陥りそうになる

アルム「ここなら誰の邪魔も入らないね、セリカ」
セリカ「そうね、あの影薄女(ジャンヌ)もいないし・・・・・・ここなら2人っきりねアルム」
アルム「セリカ・・・・・・・」
セリカ「アルム・・・・・・」

シグルド「例え世界の果てまで逃げても、兄さんは君たちを見ているよ?」つティルファング

2人「チッ」

こんなやり取りもあったが、全体的には極めてリラックスしている兄弟家の面々であった
それは、やはり今いる場所が大きな要因を占めていると言える
世間という名の牢獄から外れた、近づきつつある冬の寒さとは無縁の小さな小島
そう、ここは南国・・・・・・・・・・・・・

リン「本当に良い所ね・・・・・・・・・無人島でさえなければ」

・・・・・・の、無人の離れ小島だったりする

――――兄弟家の休日?――――――――――――

ヘクトル「なんだって俺らこんな目に合ってるんだ!?」
リーフ「そうだよ!!旅行なんて久しぶりとか思ってたら船が難破ってどういうこと!?コノヒトデナシー!!」
アイク「男なら細かいことは気にするな」
ロイ「・・・・・・船が壊れた原因ってアイク兄さんが衝撃波を出したからじゃなかったっけ・・・・・・」
アイク「男なら細かいことは(ry」
シグルド「くっ・・・・・・せっかく私が福引で特賞の“常夏南の島行きの避寒の旅、家族1組様―を当てたというのに」
セリカ「まったく、たまに運の良い所があると思ったらこれなんだから・・・・・・・」
シグルド「に、兄さんのせいじゃないぞ!!」
アイク「そうだ、シグルド兄さんを責めるのは筋違いだぞ」
リーフ「そのセリフをアイク兄さんが言うのも筋違いだけどね・・・・・・・」
アイク「男なら(ry」
ヘクトル「ついでにミカヤ姉は暑いの駄目なんでパス、
     セリス、エフラムの2人は友人やら幼女やらと予定が被ったんでパスだそうだ
     ・・・・・・・・・ん?俺は何でこんなことを説明してるんだ?」
アイク「男(ry」

―――――――話は数時間前に遡る
―旅客船上―

照りつける陽光の元、甲板は多くの旅客でにぎわっていた
そのほとんどが富裕層・・・・・・すなわち貴族階級の者で占められている
また、辺りの豪華絢爛な装飾からも、この船、この旅行がいかに豪奢であるかを暗示している
(・・・・・・ついでにこの船の一晩の宿泊費を聞いた所、エリウッドは胃にポリープが5個ほどできたらしい)
そのためか、客のほとんどは上品な身なりをし、立ち振る舞いもミーハーな一般的旅行客とはどこか違う雰囲気を漂わせている
しかしその中に、異彩を放つ集団がいた・・・・・・・

ロイ「え、エリウッド兄さん・・・・・・」
エイウッド「ん?どうしたんだい、ロイ」
ロイ「あ、あのさ・・・・・・なんだか僕たち、周りから浮いてない?」
言われてエリウッドが辺りを見回すと、確かに周囲から様々な視線を浴びせられている
好奇、軽蔑、嫌悪、恋慕、同情・・・・・・・最も、軽蔑が殆どを占めていたが

エリウッド「ははは、あれは僕達を見ているんじゃないよきっと。
      ははははまったくロイときたら敏感なんだからははは・・・・・・うっ!(吐血」
ロイ「ウワァァァァァ!!エリウッド兄さんがー!!」

しかし、倒れる前にエリウッドの言ったこともあながち嘘ではない
確かに、周りに客はロイとエリウッドを見ていたわけではなかった
見ていたのは・・・・・・

アイク「ふんっ、ふんっ」
従業員A「あの、お客様・・・・・当船では武器の所持及び使用は認められていないのですが・・・・・・」
アイク「むっ、そうなのか?
    だがこれは体が訛らないための訓練なんだが・・・・・・」
従業員A「地下にトレーニングジムもありますので出来ればそちらの方で・・・・・」
アイク「それは気付かなかったな。わざわざすまない。礼を言う(笑顔」
従業員A「あ、は、はい。では、お気をつけて…………//////」

・・・・・・・上半身裸で大剣を素振りしている大男や

リーフ「うっひょーー!!!あっちこっちに水着姿のおねいさんが!!
    流石豪華客船、外部からの魔法対策も万全だからあの4人の妨害もないし・・・・・・
    これでおねいさんハントに心行くまで打ち込める!!ヒャッハーーーー!!」
従業員B「お客様、あまり他の方のご迷惑になるようなことは・・・・・・」
リーフ「あ、すいません・・・・・・ってこの人も中々良いお姉さんじゃん!!
    ハァハァ・・・・・・・」
従業員B「あ、あの・・・・・・・・」

・・・・・・ボタボタ鼻血を垂れ流しながらナンパをしている少年や

エリンシア「ハァハァ・・・・・!!
      船の上にビーチなんて、KINNIKU好きのためとしか思えないわ・・・・・・。
      あとで地下のジムの方にも行かないと・・・・・・!!」

・・・・・・同じく鼻血を垂れ流している貴婦人や

ビラク「ウホッ!!へっきゅ~~~~ん!!!!」
ヘクトル「ギャアアアアアーーーッ!!!!
なんでお前がいるんだよっ!!!」
ビラク「ソウルブラザーのエフラムが自分の分の席を俺に譲ってくれたのSA!!!
    さあ、今からショータイムの始まりだZE!!!」
そういいながらヘクトルに馬乗りになるビラク
もちろん服を脱ぐのも忘れない

ひそひそ・・・・・・
     
ヘクトル「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!てめー周りを見ろ!!
     マジで捕まんぞ!!」
ビラク「ウホッ!その前に俺がへっきゅんの心を捕まえればよいだけの話!!」
リン「ヘクトル・・・・・・あんた、ほんとサイテーね。
   場所くらい考えなさいよ」
ヘクトル「リン、テメー!!!いいから助けろや!!」
    
・・・・・・・キャッチャー体型の男と、それに馬乗りになるいいおとこなどであった
この後、旅客船の持ち主の幼女社長が出てきたりなどして、また別の騒ぎが起こるのだが・・・・・・
しばらくして、騒ぎが小康状態になった頃・・・・・・・
今回の事件の原因となる出来事が起こる

地下特訓場への通路で、1人汗を拭きながら素振りをしている男がいた
もちろん我らがクラッシャー、アイクである

アイク「ふぅ・・・・・・なかなか良い訓練場だったな・・・・・・」

ブンッ
ブンッ

アイク「さっきの感覚を忘れないうちに・・・・・・ぬぅん!!」

ドゴォンッ!!

ビー!ビー!ビー!

アイク「!・・・・・なんだ!?」

アナウンス「メインエンジン破損!!出力70%低下!!
    まもなく、この船は停止します
    繰り返します、まもなくこの船は停止します」

船内に鳴り響く警報と赤光に埋め尽くされる通路
しかしこの事態を作り出した当の本人は何が起こったのか未だ理解していなかった

アナウンス「沈没の危険性はございません
    お客様は、落ち着いて乗船員の指示に従っt」
アイク「ぬぅん!!」

グシャッ!

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・

先ほどからの警報が耳障りだったのだろうか
あろうことか、スピーカーごとさらにエンジンを破壊するという暴挙に出たアイク

アイク「ふぅ・・・・・・静かになったな。
    やはりこれが騒ぎの原因・・・・・・
    念のため完全に破壊するとするか」

ヌゥン!グワーナンダイッタイダイテンクウキャーワーコノヒトデナシー

・・・・・・・・そして、現在に至るという訳である
助けを呼ぼうにもその手段がなく、現在打つ手無しの状況のなか・・・・・

またしてもハプニングが起こる

ロイ「うーん・・・・・・こっちにもいない」
リーフ「・・・・・・さっきから気になってるんだけどどうかしたの?
    何か落としたんなら探すの手伝うけど・・・・・・」
ロイ「いや、さっきからマルス兄さんの姿が見えないから探してるんだけど・・・・・・」
リーフ「ああマルス兄さんならさっきリン姉さんに

    マルス「よかったっすねwww自然溢れる所で野生解放できてwwwwww」

    とか言って、追われて森に逃げ込んでたよ。
    リン姉さんなら知ってるんじゃない?」
ロイ「把握。
   ほんとにマルス兄さんは何でリン姉さんとだけ仲良くできないのかな・・・・・・」
リーフ(なまじ仲が良いのが原因な気もするけどね・・・・・・・)

リーフ「ところでマルス兄さんになんか用でもあるの?」
ロイ「うん。さっき果物をいくらか取ってきたから皆に配ってるんだ。
   だからそれを渡そうと思ってさ。
   はい、これがリーフ兄さんの分」つ フルーツ
リーフ「うーん、流石ロイ。君だけが頼りだ」
ロイ「はは、こういうサバイバルな状況だから、リーフ兄さんも当てにしてるよ」
そういうと、ロイはリンの元へ向かっていった

ロイ「リン姉さーん、はい、これ」つ フルーツ
リン「あっ、ありがとう!!
   今お腹空いてたからちょうど良かったわ」
ロイ「ところで姉さん、マルス兄さん知らない?
   さっき追い回してたらしいけど」
リン「マルスですって!?
   あんな馬鹿な奴知ったこっちゃないわ!!」
ロイ「ははは・・・・・・兄さんも本気で悪口いってる訳じゃないと思うよ。
   あんまり怒らないであげてね」
リン「・・・・・・・・・善処はする」
ロイ「じゃ、僕はあっち探してくるね」

ロイがリンに果物を渡してから数十分後・・・・・・
ロイ「・・・・・・おかしい。マルス兄さんの姿が何処にもない・・・・・・」

近くを一通り探してみたが、ロイはマルスを発見できなかった
とりあえず皆に呼びかけ、手分けして周囲を探すことになったのだが・・・・・
未だマルスは見つかっていなかった

ロイ「リン姉さん、そっちにマルス兄さんいた?」
リン「ううん、こっちにもいなかったわ。
   あの馬鹿・・・・・・ちょっと怒りすぎたかしら」
アイク「俺たち3人ともはずれか・・・・・・。
    やはり森の奥に入ってしまったのではないか?」
ロイ「・・・・・・うん、ここまで探して見つからないとなると、その可能性もあるね」
リン「じゃ、森に入ってみましょう」
アイク「待て。
    これで俺たちまで迷ったら大変なことになる。
    リン、お前は皆のところにもどってロイと俺が森を探索する事を伝えてきてくれ」
リン「え?でも私も・・・」
アイク「頼む。伝言役はこの中で一番足の速い、お前が適任だ」   
リン「・・・・・わかった。でも無理はしないでね」
ロイ「うん。じゃ、いこうアイク兄さん」
アイク「ああ。
    俺が先頭を行く。離れるなよ」

ロイ「マルス兄さーーん!いたら返事してよーー!」
アイク「・・・・・・返事はなし、か」

2人が森に入ってから約30分が経過した
しかし、マルスからの返答はない・・・・・・
2人が一旦諦めて帰ろうとした時
ロイの視線の端に見慣れた蒼いマントがひっかかった

ロイ「!!!アイク兄さん、あれ!」
○○が指差した先には、何故かマカロフをかたちどった石像の足元に倒れているマルスの姿があった
ロイ「なんでマカロフさんの像が・・・・・・いや、そんな事より早くマルス兄さんを!!」

遠目で分かりにくいが、見る限りマルスの体に目立った外傷はなく、顔色も悪くはない
しかしぐったりとして動こうとせず、どこかを骨折している可能性もある

アイク「こうしてはいられん。すぐに救助を・・・・・!?」
ガクッ
ロイ「ど、どうしたのアイク兄さん!!??って、僕もなんだか意識が・・・・・・・」バタッ
ロイはそういうとそのまま気絶して地面に倒れてしまった
アイクとしては早くロイを起こして、マルスを救助したいのだが、
自分も体が異様にだるくて力が入らない
これでは1人を抱えるのがやっとである
アイク「おい、しっかりしろ!・・・・・くっ、待ってろマルス。
一旦退くが、必ず助けに来るからな!!」

どうやらアイクは、ロイを救出して一旦退くことに決めたようである
果たして兄弟家の休暇はどうなるのか・・・・・・・
                            つづく