兄弟家の休日
前回までのあらすじ
「はーい、それじゃ今回は最近出番のない混沌女神☆ユンヌちゃんがわかりやすくあらすじを伝えちゃうわよー。
アイクとその他もろもろが無人島で遭難。
アイク+αが探索、んでなんかひと悶着あったんだけど、愛しのアイクのおかげで解決っと。
こんな感じでいいのよね?
……って、もしかして私の出番これだけ!?」
ザザーン……ザザーン……
「釣れないねぇ………」
「のどかだねぇ………」
兄弟家のなかでも末の方にあたるロイとアルムが、海辺にゆったりとたたずんでいた
食糧確保のためだろうか、その手の中には釣り竿が握られていた
「あっ、餌とられた!! コノヒトデナシー!」
「やるからには大物を狙うぞヘクトル。
とりあえずクジラ位は釣って帰りたいものだ」
「いや、そんなもん釣ったら誰が持って帰るんだ兄貴……」
他の面子も竿を持って精力的に釣りに励んでいる様子だ
先ほどまで死にかけていた面子とは思えない位の騒ぎっぷりである
まぁ、彼ららしいと言えばらしいのだが
……今から数時間前、
血塗れで帰ってきたアイク達に浴びせられたのは、エリンシアとシグルドのありがたーい説教フルコースだった
「毎回毎回、どうしてあなた達はお姉ちゃんに心配を掛けて……」
「お前達がそんなだから、私は出世できないしKINSINはなくならないんだ!!」
「「「「「「いや、それは関係ない」」」」」」
疲れきって帰ってきた彼らにこの仕打ちはむごい気もするが、
アイクが付いているのだから大きな怪我はしてこないだろうと思っていた所に、満身創痍の五人が帰ってきたのだから無理もない
アイク達もそう思ったらしく、素直に一時間説教を聞いていた
……最も、途中で疲労のあまりアイク、ヘクトル、リーフの三人が居眠りをし、エリンシアに島の端から端までぶっ飛ばされるのだが、これはまた別の話
「あれは正直、死ぬかと思ったね」
「深紅の騎士より怖ぇ面だったな……あの時のシア姉は」
ともかく説教も治療も無事に終わり、彼らは今後の事を話し合った
その結果明るくなるのをまって、それからマルス達が研究室らしきものを調べてみるということで意見がまとまり、
協議の結果探索にいくのはリン、エリンシア、マルス、エイリーク、エリウッドの五名に決まった
アイク達の誰かが案内兼護衛として付き合うと申し出たのだが、
「怪我人に余計な事はさせられません!」
とエリンシアに一喝された結果、アイク達五人はシグルド監視のもと、食糧確保という名目で釣りにいそしむこととなった
……そして現在に至る、という訳である
「…………」
「よっしゃ!早速一匹目ゲット!!」
やはり疲労がたまっているのか、今のところ五人はおとなしく釣りに興じている
ロイやヘクトルは順調に魚を釣り上げ、アルムも魚に気づかれずに針を口に引っ掛けて釣り上げるという高等テクを用いて釣果を上げている
アイクはクジラこそ釣れていないが、2mもある魚を先ほどから三匹も釣っている
しかしただ一人、釣果が芳しくない男が一人いた……
「あーーっ、また餌だけ取られた!
ここの魚どんだけ釣餌をかすめ取る技術に長けてるの!?
無人島だってのに!!」
「まるでリーフ兄さんみたいだね」
「くっそー、餌がみるみる減っていく……」
ご存じ、リーフである
普段は持ち前の器用さを発揮して何事もそれなりにこなす彼だが、
どういう訳か今回は魚に嫌われたのか、この中でただ一人一匹も釣れていなかった
「潜って取るのなら得意なのに……」
「駄目だ。一応お前たちの休息も兼ねてるんだからな。
それにリーフ、お前が一番怪我がひどかったじゃないか」
「もうシア姉さんのライブで治ったよ。
まったく、シグルド兄さんは心配性なんだから。
ああ、そんな事言ってる間に、餌がなくなりそうだ!」
ちなみに餌は、近くでリーフが掘り出したバール似の謎の虫をを用いている
しかし全員共通で使っているため、釣果が上がっていないリーフは取り残された形となってしまっている
このままでは一人坊主となってしまう、そうリーフが考え焦っていると、
「じゃあルアーを使えばいいんじゃないかな。
ちょうど何個かあるし」
「SO☆RE☆DA!
早速使わせてもらうよロイ!!
これなら何回失敗してもやり直しおk!!
これで勝てる!!」
十分後……
「ルアーとられた……コノヒトデナシー」
「しかし予想を裏切らないね、リーフ兄さんは」
「まぁそういう星の下に生まれてるだからね。
それにしてロイ、ルアーなんてどこにあったの?」
「竿と同じ所だよ。ほら、あの研究所の……」
実は今ロイが言った通り、彼らが使っている釣り竿は、例の研究所から持ってきていたものだったのだ
あの騎士を倒した後の探索で見つけた一室が物置き部屋のような部屋で、そこで発見したらしい
ロイの話を発端に、話題は自然とそちらの方へ向く
「しかしこの島で、一体なにやってたんだろうな。
あの地下室の持ち主は……」
「そうだよねぇ……。
ま、その辺はマルス兄さんあたりが調べてきてくれるよ」
「それに期待だね。
にしてもシグルド兄さんは釣りしないのかな?」
と、ロイは兄弟家長男の方に目をやる
今はアルムとセリカのそばで爛々と目を光らせているようだが…
「セリカとアルムがいちゃつかないように見張るので忙しいってさ。
アルムが無事に帰ってこない時に相当心配してたの知ってるからあんまり気が入ってないみたいだけどね」
「道理で二人とも機嫌が良いわけだ。
……そばで兄さんが歯ぎしりしてるにも関わらずに」
「「~~♪」」
(ギリギリギリ………)
「そういや俺ら、あいつらにかなり心配かけちまったんだよな……。
もっと強くならねえと」
「そうだな。
俺もあれほどまで苦戦したのは久しぶりだ。
機械というものもあなどれないな……
帰ったらルーテになにか作ってもらうか」
「なんか紋章町でロボット大戦が起きそうなきがするからやめて……」
214 :兄弟家の休日73:2010/10/01(金) 01:01:29 ID:RAnSL8Pr
たわいもない話をするうちに、日がアイク達の真上にまで移動してきた
そろそろ昼食の時間といった所だ
そう思ったのか、シグルドが皆に声を掛ける
「おーい、そろそろ昼ごはんにするぞ」
「はーい、今行くよシグルド兄さん」
「アイク兄貴、飯だってよ」
「少し待て。
まだクジラを釣っていない。
あともう一回だけ……」
「……今更かもしれないけど、クジラはこの辺にはいないんじゃないかなあ。
もっと沖のほうじゃないと」
「む……そうなのか。
では…………ぬぅんッ!!!!!!!」
気合のこもった掛け声と共にアイクが竿を力一杯振り下ろすと、
ヒュンッ!
重りと仕掛けがまるで瞬間移動したかのように沖の方へ飛んで行った
あまりの速度に、傍から見れば仕掛けだけが振った瞬間に消えたようにしか見えない
「SUGEEEEEEEEEE!!!」
「ちょ、これ糸切れたんじゃないの!?
ってかなんであの竿はそもそもアイク兄さんの力に耐えられるの!?」
「なんかアイク兄さんの竿だけ特別性みたい。
理論上はクジラも釣れるようになってるって、研究所で書いてあったよ」
「なんて都合のいい設定……
ひょっとして今の僕らって物語の中の登場人物じゃ(ry」
「メタ発言自重」
そんな会話をしている間にも、重りと仕掛けはまだ着水していないようだ
アイクの手の中で、糸が音を立てて先へ先へと伸びていく
………………………
…………………
………………
……………
………
「……む、どうやら止まったようだ」
たっぷり十分は立っただろうか、やっと糸の伸びが止まったようだ
アイクはその間ずっと立ち続けていたが、他の兄弟達は待ち切れなかったのか、すでに昼食を取っているようだ
しかし、どうやらそれだけ待ったかいがあったらしい
アイクの手に、鈍く重い手ごたえが響く
「ッ!この手ごたえ・・・・・・・!!
早くも来たか!!」
そう言いながらも手は既にリールを巻き取る作業に入っている
しかしアイクの豪腕でもっても、少しずつしか糸を巻き取ることができない
(くっ……なんて重さ、そしてパワーだ!!
気を抜くと、こっちが竿ごともっていかれそうだ……!!)
様子が変だと思ったのか、他の兄弟達も駆け寄ってくる
「おいおい、どうしたんだよ!」
「まさか、本当にクジラが!?」
「分かんないけど、とにかく物凄い大物であることは確かだね。
さっきからカジキの一本釣りを片手でこなしてたアイク兄さんがこれだけ苦戦してるんだから」
「頑張れ……頑張れ、アイク兄さん!!」
「頑張れー!!」
他の兄弟達の声援も後押しして、アイクの巻き取る速度が加速していく
アイクの額を一筋の汗が流れる
その汗の下では、ラスボスも裸足で逃げ出しそうな表情のアイクが力を込めて竿を引いている
すっかり日が暮れた森の中を、五人組が枝葉をかき分けるようにして進んでいた
先頭にリン、センターにエリンシアとエリウッド、そしてしんがりをマルスとエイリークがつとめているようだ
リンが草原育ちの目で辺りを警戒し、マルス達は今日の事、そして明日以降のことについて話し合っているようだ
「うーん……収穫はあったけど脱出手段は結局発見できなかったね」
「見落としがあるかもしれないし、明日もう一回調べましょう」
「しかし、あんな所に秘密の書庫があったなんてねぇ。
しかも絶版物のKINNIKU写真集まで……ハァハァ」
「シア姉さん、頼むから帰ってから見てください……
ってかこの暗闇でどうやって見てるんですか」
「それはもう、kINNIKUへの溢れる愛で!!」
真顔で言いきるエリンシアだは、その台詞を言う前にまず鼻血を吹くべきである
ブバアアアアアアッ!!
……間違えた、拭くべきである
「さあ、もう少しで皆の所に着くわ。
ちゃんとおとなしくしてたかしら……」
「あの面子でそれはないと思うけどね。
アイク兄さんとヘクトル兄さんは絶対無理だと断言できるね」
「ふふ、そうかもしれませんね」
「まったく、昨日あれだけお説教してあげたというのに……」
エリンシアが怒ったような表情でそう呟く
見た目ほどの怒りはないのだろうが、やはり兄弟家の母役としては心配らしい
「ええい!黙って見てられるか!!
俺はアイク兄貴を手伝うぜ!!」
ヘクトルはそう言って、アイクの竿を支え、アイクの負担を少しでも減らそうとする
それを見て、他の兄弟たちも次々に竿を持ち、アイクの体を支え始める
「よし、ここからはアイクVSクジラではなく、兄弟家VSクジラだ。
私たちの絆の強さを見せてやるぞ!!」
「「「「「「おおーーーーー!!」」」」」」
流石に長男だけあって、シグルドが号令をとりながら上手く全員に指示を出している
そのおかげもあって、アイクはさきほどより更にハイペースで獲物を引き寄せに掛かっている
しかし着水にすら十分かかったのだから、当然巻き取るのにはそれ以上の時間がかかる
気付けば、もう太陽が傾き始めていた……
フンッ!ヌゥンッ!
オーエス!オーエス!
アッー!ボクノパンツヒッパラナイデコノヒトデナシー!
セリカガンバロウエエアルムKINSINハ(ry
……………
…………
………
……
…
「まぁまぁ、あんまり怒らないで上げてくださいよ。
実際兄さん達のおかげで、今日の発見があったんですから」
「そうですよ。
全員、無事に帰ってきたんですから」
「そうですわね。
それに、そのおかげでこのKINNIKU写真集もgetできたことだし……ハァハァ」
*2
などという突っ込みどころ満載の会話を繰り広げているうちに、どうやら元の海岸へ辿り着いたようだ
リンが疲れたように砂浜に座り込む
予想以上に、夜の森での先導役は堪えたらしい
「お疲れ様、リン姉さん」
「珍しいじゃない。
あんたがあたしをねぎらうなんて」
「まぁ、たまにはね。
それなりに対応しておかないと王さまも革命起こされて沈むし…って痛い痛いよリン姉さイタタタタタ」
「あんたも沈んでみる?……地獄の底に」
「ってゆうかもう半分くらい沈みかけてるんですけどぉ!?
ぐふ、マジで死(ry」
「リンちゃん、あんまり可愛がりすぎないようにね。
それよりお迎えがないみたいだけど皆どこいったのかしら……」
「案外まだ釣りに熱中してるのかもしれません。
もう暗いしそろそろ引き上げるように言わない、と……」
「ん?どうしたのエイリーク、ちゃん………」
「ははは、いったい二人ともどうし、た………グフッ」(吐血
三人はある一点を目視した瞬間、その光景から目が離せなくなってしまった
あまりのことに、途中で言葉がしりすぼみになってしまっていることにも気が付いていない
突然黙り込んでしまった三人を不審に思ったのか、リンが三人に声を掛ける
ちなみにマルスは、絶賛失神中だ。良い子は安易に締め技を使わないように
「いったいどうしたの二人とも。
海の方に何か変な物でも………!?」
次の瞬間
リンは、信じられない驚愕の光景を目の当たりにすることとなる!
……………
…………
………
……
…
――リン達が帰ってくる数分前
「はぁ、はぁ……
ふんっ、てぃっ、はぁっ!!」
「おりゃあああああああああ!!」
「ま、まだ釣れないの?
もう暗くなっちゃったし皆帰ってくるし、もう諦めて…」
「馬鹿野郎!ここまできて今更引き返せるか!!」
「ヘクトルの言うとおりだ。
男なら、諦めという言葉は最後まで取っておけ」
「そうは言ってももう、手の感覚がないよぉ……」
「っていうか、本当にこれクジラなの……?」
「他に何があんだよ?」
「だって、さっきからずっと重い手ごたえはあるけど、ぐいっと引っ張られたり暴れたりしないし変だよ」
「そう言われれば妙だな……」
「でも巻き取った糸の量からして、もうそろそろ見えてくるはず!!
皆、水平線の彼方に目を凝らしておけ」
「いくぞ……!
これでとどめだ、ぬぅん!!」
アイクが渾身の力を込めて竿を引き、同時にすさまじい速度でリールを巻き取った
そして、ついに
獲物がその全長をアイク達の前にさらけ出した・・・・・・!!
七時間以上にも及んでアイク達を苦しめたその正体とは……
「………………………」
「………………………」
「…………………ねぇ」
「……………………………………何」
「これ………………
島だよね?」
………巨大な陸地だった
暗くて気がつかなかったが、いつのまにか周囲に陸地がぽつぽつと現れている
民家も多くあるようで、夜景が闇夜に映えている
一同はあまりのことに、脱出できる喜びを分かち合うこともせず、ただ呆然とするしかなかった
しかし先ほどの衝撃も冷めやらぬう内に、ここでまた一つ、驚愕の事実が判明する
「………………いや、島じゃない」
「………え?」
「良く見ろ。俺達がよく知ってるはずだ、この光景は」
「あ……ああ………………………!!」
その事実に気がついたのか、何人かが声を上げる
続けざまの怒涛の展開についていけないのか、最早ロイやセリカは失神しそうだ
そしてとうとう最初に気がついたアイクが、その??事実?≠?口に出す
「ここは……………
紋章町だ」
……………………
…………………
………………
……………
…………
………
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |! cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・ ミミ:::;,! u `゙"~´ ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ ゞヾ ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 | ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ| '" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 / : ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ \_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y / u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u / _,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / / ゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ / ./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、 /;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \..,,__ 、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i
「…………………………………
…………………………………
…………………………………
…………………………………え?これだけで本当に終わり!?
いいの!?それで本当にいいの!?ねえ!誰かーーーーーーッ!!!」
……こうしてすべては、終わった
アイクの最早人知を超えた力が、己が生きるための道を無理やり引っ張りだしたのだ
正確には大陸を引っ張ったのではなく、アイク達が自分達の島を大陸の方へ手繰り寄せたと言った方が正しいが……
とにかく、これで彼らの長かった休暇は終わりを告げる事になる
「シグルド君、有給はもうとっくに終わったと言うのに……
いままで何をしていたんだね。
……え?遭難?そうなん?
なら仕方がない。今回の件は不問にしておこう。
ただし、来年の有給はなくなるからそのつもりでいてくれたまえ」
「アイクが帰ってきた!?」
「早くお兄ちゃん分を補給しにいかないと!!」
「待て、レテ、ミスト!お主らに抜け駆けはさせぬ!!」
「元はといえばそっちが抜け駆けしようとするからでしょー」
「うぬぬ……」
「ロイが帰ってきて本当によかった……
ね、ウォルトもそう思うわよね」
「ええ。本当に……(ロイ様に惚れてる方達が暴走する前で、本当によかった……」
職場復帰が色々と大変な人達もいたようだが、なんとかうまくやっているようだ
セリスとミカヤはおみやげがなくて (´・ω・`)ショボーン していたが、音沙汰のなかった家族の無事を喜んだ
エフラムは遭難の事実を知らなかったとはいえ、家族が困っている時に政党が忙しくて気に掛けなかったことを相当悔んでいるようで、
その分選挙活動に打ち込んでいるようだ
すべては、無事におさまった
これからは、また再び日常という名の戦いが始まる
無人島という極限のサバイバル競争を勝ち抜いた彼らに、栄光あれ
終わり――番外編に続く