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2 非常口から突入する! 裏の方が敵が少ないに違いない。ここから中に突入するぞ!
エフラム 「よし、裏からいくか…あの狭い非常階段ならそれほどの人数はおるまい!」
決断を下すとエフラムは裏手に回りこんだ。
五回まで続く非常階段を勢いよく駆け上がっていく。
AKJ隊員A「誰だっ!?」
最後尾のAKJメンバーが振り向き様に武器を構えた。
エフラム 「貴様らの暴挙を止めにきた!お前らもAKJなら兄がいるだろう!これ以上兄に心配をかけないうちに家に帰れ!」
まずは説得を試みる。彼女らも誰かの妹、妹に武器を振るうのは気が咎めた。
AKJ隊員B「…エイリーク会員の兄上?」
余談だがエイリークはAKJの準会員だったりする。
もちろん穏健派に属しておりクーデターには参加していない。
AKJ隊員A「兄ならどうして妹と兄が結ばれる理想郷の建設を邪魔するのですか!」
AKJ隊員C「そうよ!エイリークさんと結婚するつもりがないっていうの!?なんて酷い!!!」
AKJ隊員B「私知ってるわ、この方、妹を愛していながら幼女も愛して二股をかけているのよ!」
エフラム 「ちょっと待て!? 何か誤解してるぞ、まずは話を聞け!!!」
AKJ隊員A「誤解じゃないというならエイリークさんと結婚してあげてください。法律はもうすぐ変わるので問題無いです」
エフラム 「あのな…俺はエイリークを兄として気にかけているのであってシスコンではないぞ」
AKJ隊員B「じゃあロリコンなのね!」
エフラム 「ロリコンではない!」
AKJ隊員C「どっちなのよ!」
エフラム 「どっちでもない!とにかくこんな真似は止めろ!」
どうも説得に応じる気配はない。
あきからにAKJの面々は殺気だってきた。
AKJ隊員A「プリシラ様の理想を阻み、しかも妹の愛情を踏みにじる邪悪ロリコンの言葉なんて聴く耳無いわ!攻撃!」
階段上から数人のアーチャーが矢を放ち始めた。
エフラム 「くそっわからん奴らめ…AKJの連中の兄たちよ、すまん!お前たちの妹に槍を向ける事を許せ!
せめてお前たちの妹に怪我をさせんと誓う!!!」
ジークムントで矢を弾き落とすと剣を構える前面のAKJメンバーを槍の柄で打ち倒す。
手加減をして…怪我をさせぬように意識を奪った。
幸いというか狭い非常階段では弓を除けば一度に戦う相手は正面の一人のみ。
手加減しながらでも充分に戦う事ができた。一度にかかられたらさすがに手加減は難しい。
その頃扉の裏側では…懸命に防戦して数人の敵を倒したイリオスが訝しげに眉を顰めた。
破れかかっている扉への攻撃が止んだのだ。
イリオス 「なんだ?奴ら…もうちょっとだったのに…」
セーラ 「さぁ?ちょっと開けて様子を見てみたら?」
イリオス 「アホか!?そんなアブねえ真似できるか!」
セーラ 「誰がアホよ!しょうがないわねぇ。もったいないけどウォッチの杖で見てやるわよ」
イリオス 「……なんでそんなもん持ってたんだ?」
セーラ 「ちょっと他のアイドルのスキャンダルとか暴いてゴシップ誌にでも売ろ……ゴホンゴホン!!!」
イリオス 「…………あのな…他の人気を下げてもお前がアイドルになれるってもんじゃないぞ………」
セーラ 「や、やかましい!そらっ!」
ウォッチの杖が発動し壁の向こう側を透視する。
そこに見えたのはことごとく倒されたAKJ20名と多少の傷を負いつつも階段を上がってくるエフラムだった。
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正面階段では攻防が続いていた。
すでにバリケードは破壊されAKJが雪崩れ込んでくる。
シャナム 「くっ・・・リーフよ許せ・・・」
ドロシー 「三秒で死に台詞!?」
ユアン 「YOEEEEEEEEE!!!」
シャナムは瞬殺されてしまい、代わって亡霊戦士を繰り出して防いでいるが…
次々と亡霊戦士が火炎に包まれて消失した。
魔道書を携えたプリシラが姿を見せる。
プリシラ 「…これで貴方たちの近接戦闘要員は全滅しました。降伏して局の設備を引き渡しなさい」
ドロシー 「いったん引いてオルソンさんたちと合流しましょう!」
ユアン 「スタコラサッサだね!」
プリシラ&数十人のAKJを食い止めることはもう不可能だ、二人は廊下に向けて駆け出した。
AKJ隊員D「…追いますか?」
プリシラ 「いえ、ほっときましょう。それよりもスタジオを制圧するほうが先決です」
彼女たちは意気揚々とスタジオへと向かっていった………
まもなく紋章町が兄妹愛の手に落ちるとプリシラは信じて疑っていない。
……セーラのライブがエフラムの傷を癒す。
イリオス 「ふぅ…なんにしても助かったぜ。ありがてぇ」
エフラム 「こんな暴挙はやめさせねばならんからな。こうして駆けつけた。兄として妹の行いはほうっておけん」
セーラ 「別にあんたの妹が関わってるわけじゃないじゃん」
エフラム 「俺には兄の気持ちがわかる。奴らの兄たちはプリシラたちの振る舞いを心配しているに違いない。止めねばならん」
イリオス 「まぁ迷惑極まりないしなぁ…」
そこに難を逃れたドロシーとユアンが駆けてきた。
ユアン 「そっちは無事みたいだね!AKJは?」
セーラ 「その兄ちゃんが全部倒したわよ」
イリオス 「全部じゃねぇ!俺も扉ごしに何人か倒したんだぞ!俺の活躍も忘れるな!」
ユアン 「じゃあ非常階段はもう安全だね。ボクは逃げるよ」
イリオス 「おまえは自分の保身しかないのかっての。もうちょっと待て」
ドロシー 「それどころじゃないですよ!こっちは社長がやられて突破されました!」
セーラ 「よわっ!?」
イリオス 「ざまあみやがれヘボ社長が」
セーラ 「いい気味よ。アタシらにこんな無茶させやがって」
ドロシー 「わかってはいたけど…人望の欠片もないなぁ」
エフラム 「…正面を抜いてきた連中にプリシラはいたか?」
ドロシー 「ええまあ…」
エフラム 「そうか…よし、こんな無謀な企てもこれで終わりだ。悪いが付き合ってくれるか」
イリオス 「ちょっとまて、この人数でやる気か?」
エフラム 「やらざるをえんだろう。ほうってはおけん」
セーラ 「あのねぇアタシはもうヤダ…このまま逃げ……」
ドロシー 「セーラさん…みなさん…FETVは私たちの職場じゃないんですか?」
イリオス 「いや、感動っぽい説得をされてもな…給料安いし…」
ドロシー 「それでもです。私たちの放送を待ってる人がいるんじゃないですか?
このネタを書いてる人もFETVでネタを弄ってもらえるのが嬉しくてネタ書きの励みにしてるそうですよ。
他のスレ住人のみなさんもFETVがこのまま支配されるのは望まないはずです!」
セーラ 「ちょ…メタな説得をしないでよっわかったわよわーった!やりゃいいんでしょやりゃ!」
イリオス 「ちくしょう骨は拾えよ!」
ユアン 「ぼ…僕も戦わなきゃだめ?」
セーラ 「あたりまえだっつうの!!!」
エフラム 「よし、覚悟は決まったな。では突撃するか」
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スタジオを制圧したプリシラ達は政権奪取を宣言する放送の準備にかかっていた。
戦う力をもたないFETVの一般スタッフたちはAKJの面々に従わざるを得ず、
カメラや機材を準備している。
AKJ隊員E「プリシラ様、まもなく放送の準備が整います」
プリシラ 「よろしい、ふふふ……紋章町の歴史に残る名場面になるわね……百年後の歴史の教科書にも載ることになるわ。
そして語り継がれる…今日私たちが兄と愛し合えるのも、あの時偉大な指導者プリシラ様が立派に革命を成し遂げたからだって…」
AKJ隊員F「……私どもも感無量です……ふふっ…明日からは全国の結婚式場に予約が殺到しててんてこまいでしょうね」
AKJ隊員E「はい!私も政権奪取が完了したら速攻でお兄ちゃんと結婚します!」
AKJ隊員F「私も!」
AKJ隊員G「私もです!そして記念すべき紋章町兄妹結婚の第一号はプリシラ様に!」
プリシラ 「ええありがとうみんな。とてもとても楽しみです。あらゆる妹たちの祝福とともに兄様と結婚できるなんて私は幸せです…」
あらゆる兄の意思をスルーしたやりとりがそこではなされていた………
いや、彼女たちは兄が自分を恋愛対象として愛していると信じて疑っていない。
プリシラ的にはレイヴァンの意思も充分汲んでいるつもりなのだ。
傍からはとてもそうは見えないが……
その時、隊員の一人が慌ててプリシラに駆け寄った。
AKJ隊員H「た、大変ですプリシラ様!!!1Fロビーの監視カメラに…カメラに…」
プリシラ 「なに!?どうしたというの!?」
AKJ隊員H「かかか…会長が…会長が映ってます!こちらに向かってきてます!」
プリシラ 「ふん、今更何をしにきたのかしら無能な会長が…」
AKJ隊員H「ど…どうしましょう?」
プリシラ 「そうね……」
もしラケシスが自分たちの邪魔をするつもりなら脅威だ…
ラケシスはマスターナイトであり相当な戦闘力の持ち主である。
プリシラは爪を?んだ。
こういうことがありえるからAKJ内部でも自分に忠実な者にしか計画を打ち明けなかったのだが…
どこかから情報が漏れたのだろうか?
どのみち放送を流せば知られることではあるが予想外に早い。
いずれにしても対応せねばならないが…
続く
1 部下に任せて自分は放送を流す 会長の撃退は貴女達に任せます!今は政権放送が最優先です!
2 会長を説得する あの人も妹、私が兄妹愛の実現のために革命を起こしたと説けばきっと味方になるでしょう
3 自ら戦う …会長…すでに私達は道を違えたのです……
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339に修正
>プリシラは爪をかんだ。
かんだって漢字、文字化けするんだ…知らなかった
スレ汚し失礼しました
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421 :助けて!名無しさん!:2011/02/23(水) 07:18:21.35 ID:KnR65RvD
3でお願いします。