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Last-modified: 2015-09-28 (月) 09:55:54

サラ「兄様、ほら……今日はあの日でしょ?何か渡すものないの?」
エフラム「ああ、ホワイトデーだろ。ちゃんと用意してあるぞ、ほら」
サラ「ちゃんと憶えてたんだ、ちょっと意外……。今開けていい?」
エフラム「いいぞ。ああ、一応言っておくが高価なものは期待するなよ」
サラ「そんなことわかってるから……これ、クッキー?」
エフラム「ああ、姉上とエイリークに教わって俺が作った」
サラ「ふうん……今食べてもいい?」
エフラム「ああ」
サラ「じゃ、遠慮なく……あれ、普通に美味しい」
エフラム「……おい、どういう意味なんだ」
サラ「だってこういうのって、出来がいまいちで無理して美味しいっていうのがパターンじゃない」
エフラム「お前な……」
サラ「まあでも、ちゃんと感謝はしてるから……ありがと。てっきり変な薬でも仕込んであるとか考えたけど」
エフラム「……安心しろ、お前への愛しか入ってない」
サラ「……は?」
エフラム「薬も全く考えなかったと言えば嘘になるが……やはりそういうのはよくないと思ってな」
サラ「え……っと、その」
エフラム「……冗談だ」
サラ「……!?」
エフラム「まあ、たまには俺も冗談を言ってみてもいいだろ?」
サラ「……さっきのもう一回言って、録音するから」
エフラム「……いや、なんでそんなことを……嫌な予感しかしないんだが。と言うか怒ってるのか?」

 

サラ「てっきり本当に媚薬でも入れてくると思ったけど」
エフラム「誰がするかそんなこと、大体用意する方法も知らないんだぞ」
サラ「言ってくれれば私が作ったのに…」
エフラム「…いや、それもなにか違う気がするんだか」