「断固ディアドラえもん、それ以外ない!」
「男ならプロレスだろ!」
「そんな低俗なものより、この今日から始めるミラ教~これであなたも従順なる神の僕編~を皆で見ましょう。
そうすれば、日常がより有意義なものに変わる事間違いなしよ!」
「クスクスクス。兄様はロプト教の方が合ってるんじゃない?」
「お前、いつの間に来た……もう突っ込む気にもならん。
それよりも、今日はデュッセル師匠の槍術講義があるから俺に譲って欲しいのだが……」
「そんなことよりお姉さんが出てる番組見ようぜ!(キラッ」
「こうなったら仕方がない……恒例のアレで決めるとしようか」
「第36回兄弟家チャンネル争奪戦……開始ィー!」
「「「「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」
・居間組
「エリウッド兄さんは観たい番組ある?」
「いや、今は特にないかな。セリスとロイの見たいチャンネルでいいよ」
「じゃあ一昨日は譲ってもらったからセリス兄さんが決めていいよ」
「本当!?じゃあ今日は釣りキチトレックにしようっと!」
「ああ、あの結局最後まで何も釣らないで周りにキチガイ扱いされてるけど実は超テクの持ち主が主人公だっけ?」
「ロイ、いくらなんでも説明口調すぎるぞ。自重しなさい」
「はーい」
……………
…………
………
・外組
「ぬぅん!」
「アッー!コノヒトデナシー!」
「おらぁ!十六文字キィーーーーーック!!」
「ぐっ……馬鹿な!!
プロレスを見たいと言う欲求が、奴にプロレスの神を光臨させたとでも言うのか……!?」
「というかアイク兄さん、ナチュラルに混ざらないでよ」
「帰ってきたら皆が表で戦っているのが目に入ってな。これは良い訓練になりそうだからつい、な」
「そう言いながら関節技掛けるのは勘弁して!ギブギブギブ!」
「アルムと一緒なら、正直番組なんてどうでもいいの」
「セリカ、僕も同じ気持ちさ」
セリカ……アルム……KINSINハ(ry
「TV中継よりも、リアルで見るプロレスの方が興奮しますわハァハァ
迸る汗と熱い空気、そしてぶつかり合う意地とKINNIKU……ハァハァハァハァ」
「姉さん。鼻血鼻血。あと自重」
「マルス兄さんもシーダさんが見てるドラマ見たいって言ってなかったっけ?」
「最初は漁夫の利狙いだったけどアイク兄さんが来た時点で諦めたよ。
それに一応予約録画はしてあるしね」
しかし、マルスは忘れていた……
「あーっとキャッチャーとれない!土壇場で同点に追いついたー!」
※9時までの予定でしたが、予定より延長してお送りいたします。
「CMの最中にスコア確認するだけでも楽しめるから野球中継っていいよね」
「ねー」
予約録画の天敵(ヤキュウチュウケイノエンチョウ)の存在を……!
「つ、釣れたぞぉ!……って、夢かぁ」
『今週はこれでおしまい。
来週は因縁のライバル、マカロフとの怠け者対決をお送りします。お楽しみに!』
……………
…………
………
「今日は夢オチかぁ。これは新しい」
「普段まったく釣らない主人公が魚を釣ったから、おかしいとは思ってたけど……」
「この作品のいい所は前の話を見てなくても楽しめる所だね。
なんだかんだで周りの人達の説明が適切だから豆知識にもなるし」
「なんだか釣りに行きたくなってきたなぁ。
僕の竿、どこにやったっけか……」
「ふぅ、いい運動になったな」
「ああ、プロレスは終わっちまったけど、楽しかったから良しとするか」
「みんな、入る時はちゃんと足の裏を濡れタオルで拭いてね」
「そんな……馬鹿な………」
「マルス兄さんがリアルでショック受けてるのは珍しいね」
「多分、ドラマそのものよりもこの事態を読み切れなかった自分が許せないんじゃないかな」
「はい、シグルド兄さん」
「おお、すまんなアルム。
しかし今週のディアドラえもんは一体どうなったのか……気になるなぁ」
「ぬぅん!ふん!はぁっ!」
「アッー!何で僕らだけエンドレスサドンデスマッチなのさー!」
「どちらかが死を迎えるまで、このリングから降りることは許されん!」
「これって明らかに単なるオチ要員アッーーーー!」