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Last-modified: 2014-02-01 (土) 20:45:13

だが待ってほしい
このスレ的に言えば、誰にだって彼女ができて結婚できる可能性はある

ネタ投下。過去ログに一般人が兄弟家にホームステイしたらというネタがあったので便乗。

 

みなさん、初めまして。シビリアン小学校四年生のA子といいます。
今日は社会科見学で、グレイル工務店の皆さんと氷竜神殿に来ています。登山の途中、猛吹雪の中で高山病にかかった私をアイクさんが背負ってくれました。
アイクさんの背中はとっても大きくて温かくて、なんだかすごく安心しました。
キルロイ「A子ちゃん、具合はどうかな?」
A子「はい!もう大丈夫です!」
私は元気よく返事をしました。キルロイさんがレストの杖で治してくれたので、今はもうどこも苦しくありません。
それに山頂の氷竜神殿はすごくきれいで、来てよかったなって思いました。
グレイル「ふむ、大した損傷ではないな。これなら時間はかかるまい」
セネリオ「そうですね。神殿内に置いてある材料と工具で十分間に合います。新たに調達する必要はありません」
グレイルさんとセネリオさんが神殿の外壁を見て話し合っています。他の団員さんも工具や材料の準備をしています。
アイクさんは、私を背負ったままで動きづらくないのかな?
エーコ「アイクさん。私、邪魔じゃないですか?」
アイク「ああ、問題ない」
短いけれど、確かな自信に満ちた声。本当に邪魔じゃないんだなって思えました。
ティアマト「アイク。A子ちゃんの命、あなたに預けるわ。必ず守ってあげて」
え?命?守る?ティアマトさんがこちらに寄って来て、聞き慣れない言葉を口にしました。
アイク「まかせろ」
ティアマト「A子ちゃん、あなたはこの世界で最も安全な所にいるわ。だから、何があっても驚かないで、冷静でいてほしいの」
ティアマトさんはそう言って、私の体を固定している拘束具の上から、さらにベルトを巻きつけました。
体を動かす余裕が全然ありません。
A子「???」
ミスト「いいな~、お兄ちゃんの背中」
ワユ「ま、仕方ないね」
イレース「……羨ましいです」
ティアマト「よそ見してないで、仕事に戻りなさい」
三人「はーい」
数十分後、ティアマトさんの言葉の意味を、私は身をもって知ることになりました。

氷竜「シギャアアアアアァァァァァッ!」
飛竜「ギャオオオオオオォォォォォッ!」
いやあああっ!高っ、高い、高い高い高いぃっ!に、人間てこんな跳べるもんなのっ!?
つか、もう飛んでるっ飛んでるよこれっ!うきゃあああっ、回る回る回る回ってます次は何ぃぃぃーっ!?
アイク「天っ↑空っ↓!!」
急降下ーーーっ!ズシャアアアアアッ!返り血ブバアアアアアッ!うわぁ生温か気持ち悪ぅぅぅーーーっ!
シノン「……チッ!」
ヨファ「当たれっ!」
ガトリー「でぇいっ!」
オスカー「はっ!」
セネリオ「……」
イレース「…えいっ…!」
ふおおおおおっ!?矢が槍が風が雷がぁぁぁっ!さっきの吹雪なんて全然大したことねえええええっ!だめっ、もうだめっ、死ぬ、死んじゃうううぅぅっ!
アイク「ぬぅん!」
もう一回跳んだーーーっ!わかってますよーーーっ!回転急降下バッチ来いやあああぁぁっ!
お父さん、お母さん、私はパパとママがダディとマミーで幸せでしたーーーーーっ!死んでもどうか悲しまないでーーーーーっ!
ミスト「お兄ちゃん!」
ワユ「後ろ!」
アイク「!!」
飛竜「キシャアアアアアァァァァァーーーーーッ!」
……ああ、飛竜の口って、やっぱり大きいなー……
……あっ、炎ってそんな所から出るんだー……
……なんか、時間が止まってるみたい……
……炎が、ゆっくり……こっちに……
……あた…た……か………ぃ……

B男「なぁ、社会科見学どうだった?」
C子「シレジア社のミーシャさん、仕事バリバリこなしてかっこよかったなぁ。ペガサスに乗せてもらっちゃった」
D男「俺もゲイルさんの飛竜に乗せてもらって、一緒にパトロールしたぜ」
……飛竜……っ!?…………ぶるっ!
B男「FETVのセーラさん、テレビ見てるときつそうな性格してるけど、意外と優しかった。A子は?」
A子「わ、私は…………ひょっとしたら、一回死んだかも(ボソ)」
B子「え?今なんて……?」
A子「う、ううん!な、何でもないっ!あはははハハハー……」
社会科見学を無事(?)に終えて、宿題の感想文を書こうとした時でした。
氷竜神殿での出来事を思い出そうとすると、体が震えてどうしても書くことができません。
この事を担任の先生に伝えたら、カウンセリングを受けるように言われました。
今でも月に一回、カウンセリングを受けています。

終わり