カタリナ「あ、あの、クリス!私聞きたい事があるのですが」
クリス「ああ、何だ?」
カタリナ「えっと、そのですね、もし、もしもですよ?
結婚したら子供は何人欲しいですか?」
クリス「こ、子供!?相手も居ないのにそんな事考えた事も無かったな・・・」
カタリナ「ですから、もしも、です」
クリス「そうだなぁ・・・えっと、5人位、かな・・・?」
カタリナ「ご、5人ですか!!!」
クリス「うぉっ!」
机をドン!!と叩いて、立ち上がって叫ぶカタリナ
その音にびっくりして、クリスは後ろへひっくり返りそうになる
カタリナ「ク、クリス!!」
クリス「な、何だ?」
カタリナ「ク、クリスはそんなに!そんなに!した・・・」
急に顔を真っ赤にして黙ってしまう
クリス「カ、カタリナ?」
カタリナ「わ、私、そんなに頑張れないです!」
クリス「はぁ?」
カタリナ「で、でも、クリスがどうしてもって言うなら
私、頑張ります!!」
顔を上げて、真っ直ぐにクリスを見つめて言う
クリス「お、おう、一緒に頑張ろう・・・?」
カタリナ「は、はい、なるべくクリスの期待に添えるようにします
それなら、ここで遊んでいる訳にはいきません
早速、たくさんの知識を仕入れなければ」
クリス「そうだな、知識はお前、実戦は俺だ」
カタリナ「じ、実践!?そ、それは駄目です!
実践の相手は私でないと駄目です!!」
クリス「どうしてだ?練習とはいえ、たくさんの人相手に実戦を積まなければ
いざという時に何も出来ないぞ?」
カタリナ「そ、それはそうですが・・・」
クリス「俺に限らず、お前だって、たくさんの人と色んな経験をした方がいいと思うが」
カタリナ「そ、そんな・・・クリスは、私がたくさんの人と色んな経験をしても平気なのですか?」
クリス「?そう言ったじゃないか」
酷く傷ついた表情を浮かべるカタリナ
肩をふるわせ、この日一番の音量で叫ぶ
カタリナ「ク、クリスのけだもの!!!!!!!!!」