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Last-modified: 2014-01-24 (金) 16:20:54

 ~ラムの村~

エルダーバール「GYAAAAAAAAAAAA!!」
グレイ「……ッ、ハァー……何とか倒せたな」
クリフ「こんな凶悪な魔物がこんな辺境にまで……アビスゲートが開いたって噂は本当らしいな」
ロビン「クリフ、それ違うゲームだぞ……」
グレイ「しかし危なかったよな。アルムがいてくれなかったら危なかったぜ」
アルム「……うーん……」
グレイ「? どうしたんだアルム、難しい顔して」
アルム「いや……これ、食べられないかなと思って」
クリフ「はぁ!? 食べるって、エルだーバールを!?」
ロビン「殻を加工して何か作るって言うなら分かるけど……!」
グレイ「さすがに無理があるだろ、それは……」
アルム「いや、そんなに難しくはないはずだよ。
    確かエルダーバールの毒の成分は……なら、あの薬草とあの香草を組み合わせて……
    うん、大丈夫そうだ。ちょっと調理場行ってくる」
クリフ「……エルダーバールの死体、マジで持ってちゃったぞ」
ロビン「大丈夫なのかよ……」

 ~二時間後~

アルム「というわけで出来たよ、エルダーバールの肉入り薬草炒め!」
クリフ「マジかよ!」
グレイ「しかも美味い!」
アルム「ははは、僕が毒見する前に食べてくれるなんてさすが友達だな」
グレイ「まあ、お前の料理の腕は知ってるからな」
クリフ「これが料理ってレベルなのかは疑問だけどな」
ロビン「しかしよくできるなあ、こんなの」
アルム「……うちの兄弟に『こんなの狩ってきたが食えるか』って無茶振りする人とか、
    『これはきっと食えるはずだ』って拾い食いしまくる人がいてね。
    調理の技術と解毒の知識が無駄に鍛えられるんだよ」
ロビン「そ、そうなのか……」
クリフ「相変わらず半端ねえな、お前の兄弟」

二人「「ヘックション!」」
アイク「……なんだ?」
リーフ「風邪かなあ」
アルム「あとついでに、胸を大きくする料理はないかとか老け顔を治す料理はないかとか……」
グレイ「お前も大変だな……」