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Last-modified: 2014-02-07 (金) 15:09:33

リン「ふう……すっかり帰りが遅くなっちゃった。皆心配してないといいけど……」

 「ギャ―――――――――――ッ!」

リン「悲鳴……!? 強盗か何か!?」

 リンが剣を片手に角を曲がると、そこには。

マーク♀「うふふふー、そーれモフモフ♪ モフモフ♪」
シャンブレ―「やめろー! 絶滅しちまうーっ!」
リン「な……なにやってるの!?」
マーク♀「え? 見ての通りウサギさんをモフモフしてるんですけど」
リン「や、やめなさいよ嫌がってるでしょ!」
マーク♀「……むむむ、お姉さん……」
リン「な、なに……?」
マーク♀「むふふ、マークちゃんのお目目に狂いはありません! ピキーンときましたよ、ピキーンと!」
リン「だ、だから何が」
マーク♀「お姉さんも相当のモフモフマニアと見ました! ささ、右の耳をどうぞ。わたしは左の耳をモフモフしますので」
シャンブレ―「ひぃぃぃ……」
リン(な、何を言ってるのこの子……ああ、でもあの耳本当にモフモフしてて気持ち良さそう……
   い、いや、駄目よリン! こんなよく分からない誘惑に乗っちゃ……!)

 しかし、そんな心の声とは裏腹に、リンはふらふらとシャンブレ―に近寄って行き……」

リン「も……モフモフ……!」
シャンブレ―「ひゃあっ!」
マーク♀「うふふふ、どうですかお姉さん、病みつきになるモフモフ具合でしょう?」
リン「ああ……なんていい手触り、モフモフ具合……! まるでサカ草原の草原のような柔らかさ……!」
マーク♀「うふふー。モフモフ♪ モフモフ♪」
リン「モフモフ! モフモフ!」
シャンブレ―「だ、誰か助けてくれーっ!」

ヘクトル「おい、リンが捕まったってのは本当かっ!?」
エリウッド「ああ、何でも取り調べに対して『違うんですモフモフが悪いんです』と答えてるとかなんとか」
ヘクトル「一体何があったんだ……」
エリウッド「皆目見当もつかないよ」