ロイ 「あれ、でもファウダーさんってクロム兄さんのこと『婿殿』とか呼んでむしろ積極的でしたよね?」
ファウダー「フハハハハハッ! その通りだッ!」
ロイ 「じゃあなんで今は厳しいんですか?」
ファウダー「『婿殿』と呼んだ。確かに呼んだが……
それはあくまでも未来の話で、『いつ』そうなるかは指定していない。
つまり婿殿の努力次第で一年後にも五十年後にもなるということ……ッ!」
ロイ 「うわぁ」
クロム 「この駄目親父めっ!」
ファウダー「フハハハハハハッ! ラッキーでないスケベに辿りつきたくば私を倒し、運命を変えてみせるがよいッ!」
クロム 「チクショオオオォォォォォッ! 今に見ていろーッ!」
ルフレ♀ 「うう……」
弟ルフレ 「で、あれはどういう反応?」
ルフレ♂ 「『確かに迷惑だけどわたしのためにクロムさんが必死になってくれるのは嬉しいし一体どうしたら』
という複雑かつ微妙な乙女心というやつだろう」
ルフレ♀ 「そ、そんなこと考えてませんしっ!?」