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Last-modified: 2014-05-09 (金) 21:57:17

遅れてしまいましたが、こどもの日ネタ?投下します。

 

早朝、アイクは庭で自主連に励んでいた。
アイク「ぬぅんっ!」
しかし無我夢中でラグネルを振るいすぎた故か、今日も衝撃波でリーフの部屋を粉砕してしまった。

 

「このひとでなちーっ!」

 

アイク「今のはリーフか?いや、それにしては声が甲高過ぎるような…」
ラグネルで瓦礫を除けながら、破壊されたリーフの部屋を捜索する。するとそこにいたのは…

「……こ、こ、こわいよぉぉ!けんもってるゴリラさんなんてこわいよぉぉ!たすけておねいたぁぁん!」
見た限り3、4歳くらいの茶髪の男の子だった。大の大人でもラグネルを片手に迫り来るアイクを見れば震えが止まらないのは当たり前の事。
アイク「すまん、怖がらせたな。ほら、剣はもうないぞ?出てこい!」
「いやいや~!ゴリラさん、たべちゃいや~!みかやねいた~ん!」
アイク「ん?…今ミカヤ姉さんと言ったか?」
「…みかやねいたん、しってるの?ゴリラさん…」
アイク「知ってるも何も、俺はミカヤ姉さんの弟だぞ?……ところでお前、名前は…?」
「…りーふ…」

 

リン「(マルスのやつ、また勝手に私の私物をいじって…!)」
同じ頃、リンはひどくイライラした様子でマルスの部屋に向かっていた。
リン「(さてと、今日はどうしばいてやろうかしら。最近は関節固めも飽きてきちゃったしなぁ…)」
ガチャ!
リン「…マ~ル~ス~!」
「ん…ねむねむ…だぁれ?……!リンねえちゃん、リンねえちゃ~ん!」
リンの気配に気付いてマルスの部屋のベッドから駆けてきたのは幼稚園に通うくらいの年齢の青髪の男の子だった。
「リンねえちゃんおはよう、だいすき~!」
リン「ちょ、ちょっと何この子!どうして私の名前を知って…、まさかマルスのやつシーダさんとの間に子供を!?」
「ねえちゃん、あさのたかいたかいしてくれなきゃやだ~!」
リン「…分かった分かった、ほらほら高い高~い!(と、とりあえずミカヤ姉さん達に相談してみようかな、そしてマルスは後でしばく)」

 

「…エリィィウッドォォ!貴様ぁぁぁ!」

 

リン「あれ?珍しくシグルド兄さんがエリウッドを叱ってる?どうしたのかしら…。ロイの部屋からだわ…」

 

リン「…ねぇ、一体なんの騒ぎなの?」
エイリーク「何でもエリウッド兄上が子供を連れてきたとかどうとかでシグルド兄上がひどく怒っておいでなのです」
リン「エリウッドが子供を誘拐!?そんな、我が家に第二の幼女ハンターが…。ああ、エリウッド…あなただけは常識のある兄だと私、信じてたのに…」
ヘクトル「見ろ、ロリコン!お前が日頃から幼女幼女言ってるからついにエリウッドまでおかしくなっちまったじゃねーか!」
エフラム「俺はロリコンではないと毎日言ってるだろピザ!それとリン、そんな哀れんだ視線で俺を見るな!」
「リンねえちゃんをいじめるなぁ!ろりこんろりこんろりこーん!」
エフラム「…だからロリコンではな…ん?」
エイリーク「えっ…?」
ヘクトル「ファ!?」
エフ・エイ・ヘク「……お前(あなた)、まさかマルス(なのですか)…?」

「うぇぇ~~ん!リンねえちゃ~~ん!」
リン「よしよし怖かったね…。ちょっと三人共、この子がマルスってなんで断言出来るのよ?大体あの小生意気でいつも私に嫌がらせばかりする腹黒とこの子じゃ、どこをどう見たって…」
「ぼく、マルス…だよ…」
リン「本当にマルス…なの…?こんな天使みたいないい子が…?」
「やっとリンねえちゃんがなまえよんでくれた…!だいすきっ!」
ヘクトル「どういう事だよ、これ…」
エイリーク「一体何がどうなっているのか…さっぱり…」
リン「ふぅ~ん成る程…オチが見えたわ…」

 

「出てこい馬鹿女神ぃぃぃ~!!」

 

ユンヌ(鳥)「あらあら皆さん勢揃いで。今日はさぞかし楽しい日を…」
リン「…待てい!」
力の加減も忘れて握力測定器のように思い切り締めあげる。
ユンヌ(鳥)「く、くるしぃぃ~!骨がっ肋骨が折れちゃうってばぁぁ!」
リン「アンタ最近出番が少ないからって滅茶苦茶な事やりすぎよ!…何しでかしたかちゃんと説明してっ!」
ユンヌ(鳥)「…えへへ、せっかくの子供の日だしさ、年少組を思い切ってなつかしいあの頃に戻しちゃいました的な☆」
リン「なんですって!?」
クロム「年少組…となるとマルス、セリス、アルム、セリカ、リーフ、ロイの6人…?」

 
 

エリウッド「だ、だから誤解ですシグルド兄さん!ロイに貸していた漫画をそろそろ返して貰おうと部屋に入ったらこの子が…!」
ロイ?「…ぱ~ぱ♪きゃっきゃ」
シグルド「エリウッド!…学生の分際で女性を孕ませるなどと…!返答次第では生かしておかんぞぉぉお!」

 

エフラム「…赤髪の1歳前後の赤ん坊…あれはロイで間違いないな」
ヘクトル「つーかシグルド兄貴必死すぎて草」
エイリーク「当時は私達も小学校に入るか入らないかという年齢でしたけど、今のエリウッド兄上なら赤ちゃんのロイからすれば充分父上に見えるのでしょうね。うちだと唯一自分と同じ赤髪ですし」
クロム「…というより原作だと実際そうだしな」
リン「そういうメタな発言控えてよ…(なんか一瞬嫌な予感がしたのは気のせいよ…)」

 
 

リーフ?「うわぁぁぁん!みかやねいたぁぁぁん!ゴリラさんがこわかったよぉぉぉ!」
ミカヤ「…ゴリラさんて、あなたのお兄ちゃんでしょうリーフ」
アイク「…俺、そんなに毛むくじゃらに見えるか?子供の感性は分からんな…」

 

クロム「茶髪の2、3歳前後の子供…あれはリーフか(…というより姉さんの胸元に飛び込んで…くっ羨ましい)」
ヘクトル「相変わらずゴリラ呼ばわりされても余裕綽々だな兄貴…」
リン「誰かさんとは大違いね」
エフラム「だな」
ヘクトル「俺がピザじゃねぇのは事実だろうが!」
エイリーク「(ピザ…食べ物がどうしたというのでしょうか…?よく分かりません)」

 
 

「おにいちゃ~ん!」
エフラム「…!…セリス!俺はここだぁぁ!」
リン「…ちょ、兄さん自重」

セリス?「しぐるどおにいちゃ~ん!」
シグルド「…うん?」

 

ズッザー!

エフラム「…orz」
リン「エフラム兄さんそんなに落ち込まないでよ。大体セリスは(一応)男の子のはずでしょ?」
エイリーク「……」
ヘクトル「おい、どうしたエイリーク。目に生気が感じられないぞ」
クロム「シグルド兄さんにやたら懐いてる青髪のロリショタ…セリスで間違いないな」

 
 

「ぼく、セリカとけっこんするの!」
「わたし、アルムのおよめさんになるの!」
エリンシア「まぁ、それじゃああなたたちはアルムちゃんとセリカちゃんなのね」
二人「うん!」
シグルド「…おのれぇぇ!子供といえどもKINSHINは許さんぞぉ!」
セリス「おにいちゃん、せりしゅとあそんでよぉ!あそんであそんで~」

 

クロム「イチャついてるのはやはりあの二人か…」
エイリーク「あの二人は昔から仲がいいですからね、分かりやすいです」
ヘクトル「…あんな小さいガキ相手に本気で怒るシグルド兄貴って…」

 
 

マルス?「リンねえちゃ~ん♪」

 

クロム「そしてマルスか。分かりやすいな」
ヘクトル「そうだな。思えばこいつ、ガキん時リン以外には全くと言っていい程なつかなかったからな」
エフラム「…そうだな、俺なんか一緒に手を繋ごうとしたら噛まれた事もあったっけか」
リン「そ、そうなの!?私…全然記憶にないんだけど…」
エイリーク「…まぁ、今とは正反対と言っても過言ではないですからね…(本当は素直にリンが好きだと言えないだけなのでしょうけど)」
マルス「リンねえちゃんのとなりはぼく!ろりこんはあっちいって!」
エフラム「誰がロリ…!俺はエフラム!お前の兄だろうが!」
ヘクトル「ぶ、はは!言われてやんの!」
マルス「ぴざはあっち!」
ヘクトル「あぁん!?俺はヘクトルだ、弟なら兄の名前くらいちゃんと覚えろ!」
エフラム「プギャー!」
エイリーク「…二人共大人気ないですよ…」

 

ミカヤ「……ふぅん、それで年少組が子供の姿に…」
ユンヌ「我ながらいい判断でしょう?ミカヤなら分かってくれるわよね♪」
リン「好き勝手やっといて何よそれぇ!」
エリンシア「まぁまぁ、いいじゃないのリンちゃん。今日はちょうど子供の日だしお寿司でもとろうかしらね」
セリス「わぁい!せりしゅ、おしゅしすき~」
ヘクトル「おぉ!姉貴太っ腹!」
エフラム「太っ腹はお前の腹の事だろ…」
クロム「そういう意味じゃないんだなそれが…」
リン「ていうかアンタが喜んでどうすんのよ、メインは弟妹たちでしょ」
エリウッド「ちょ、ちょっと待って!出前なんて聞いてないですよ姉さん!先月の家計簿を…」
ロイ「…ぱーぱ、んまんま!」
エリウッド「だから…僕はパパじゃなくて兄だよ…」
エリンシア「ロイちゃんが食べられるようなのも買って来なきゃいけませんし、そうと決まれば大忙しですわ!」
ミカヤ「あ、待ってエリンシア!私も行く~」
エイリーク「私もお手伝いします姉上」
リーフ「ねぇたんリーフもいく~」
エリンシア「よしよし、じゃお姉ちゃん達抱っこしてあげちゃうわ~」

アイク「……肉も頼む…って行ってしまったか」
クロム「くそっリーフの奴め…!それにしても何故姉さんたちは如何にも慣れた対応が出来るんだ…俺は未だに何が何やらさっぱり分からんというのに…」
ヘクトル「全くだぜ…(まさかガキになったマルスにすらピザと言われてしまうとはな…)」
ユンヌ「ま、これだけ沢山弟妹たちに囲まれてれば慣れっこでしょうよ」
アルム「セリカ、けっこんしきはいつあげよっか?」
セリカ「…ん~とね~」
シグルド「KINSHINは許さんぞ~!」

ヘクトル「……にしてもよぉ、三つ子は百歳とかいうことわざがあるようにこいつら今と全然変わんねーな」
クロム「三つ子の魂百まで、な。小さい頃の習性は大人、それ以上になっても変わらない事の例えだ」
ユンヌ「(な~んか面白い事思い付いちゃった♪年少組だけじゃなく他兄弟も試してみる価値がありそうね、うんやっぱユンヌちゃんてば天才☆)」

 

エリウッド「…ん、あれ?…ロイ?どこに行ったんだ…?」
ロイ「……」
ハイハイを楽しんでいる途中でリンを見つけ、その顔をじっと見つめるロイ。
リン「ろ、ロイ…?エリウッドと一緒じゃなくてさみしくないのかな?」
ロイ「…まーま?…まーま!」
リン「!?」
エリウッド「……」
リン「…え、エリウッド…//やっぱり私達って赤ちゃんのロイからしたら充分夫婦に見えちゃうのかしら…」
エリウッド「……」
リン「でも、エリウッドとなら私…本当の夫婦になっちゃっても…//」
シグルド「くるぁぁぁあ!どさくさに紛れてKINSHIN発言は許さんぞぉ!」
エリウッド「…ブハッ!げほっげほっ!」
クロム「た、大変だエリウッドが吐血して泡を吹きながら倒れた!アイク兄さん、ヘクトル、エフラム。早く特効薬と精神安定剤を…!」
リン「ちょ…何それひどくない!?」
アイク「特効薬なら持ち合わせがある。これを使え」
エフラム「…精神なんたらと言うのはこれか?」
クロム「違う!それは興奮剤だ!そんなものをエリウッドに与えてみろ、自我が崩壊してなりそこないに成りかねんぞ!」
ヘクトル「じゃあこれか?…この漢字、確かくすりって読むんだろ?」
クロム「それはアルムが畑で使ってる除草剤だ!人間に飲ませていいものではない!…というか誰かツッコミ頼む!いつもツッコミ担当のロイとマルスが不在。俺一人ではツッコミきれん!」

 

ロイ「まーま!」
マルス「はなせよロイ!リンねえちゃんはぼくんだ!あっちいけよ!」

 

ありのまま、この日我が家に起こった事を話そう。
異常なKINSHIN値を認識したと思いきや、何故か赤ん坊になったロイがエリウッドを父親だと言い始めた。
それだけではない。何故か子供の姿になったアルムとセリカが結婚するなどと言い始めている。
KINSHINなど言語道断だ。あってはならない、私はすぐさまティルフィングを手に取った。
さらに、子供になったマルスはリンにべったり。
私の怒りは最骨頂に達した。
それと同時に、昔の私がどれほどKINSHINに対しての認識が甘かったのと再認識した。
セリスらしき子は私の姿を見るなりじゃれついてきた。

 
 

私ゎまよった……セリスがあそぼぅとじゃれてくる……

 

でも……弟妹たちがKINSHINしてる……

 

もぅ……つかれちゃった……

 

でもぁきらめるのょくなぃって……シグルドゎ……ぉもってがんばった……

 

でも…たぃきゅぅなくなってゴメン…こゎれたけんに…なっちゃった……

 

でも……シグルドとティルフィングゎ……ズッ友だょ……
(シグルドの日記より抜粋)

 

そしてその日の晩、あどけなかった弟妹たちとの思い出に浸りながら楽しい時間を過ごしたミカヤ、エリンシア、エイリークと、
心労が祟って早くに寝床についてしまったエリウッド、
未だ精神安定剤を探すのに夢中なエフラムとヘクトル、
慣れぬツッコミ担当で声が枯れてしまったクロム、クロムに続いてツッコミ補佐をしたアイク、
そしてマルスとロイに引っ張りダコにされて疲れたリンの姿があったという……

 

(後日談)
(兄弟家洗面所)
ロイ「…ふぁ~あ…あ、おはようリン姉さん…それにマルス兄さん…。どうしたの?今日は殴り合いもなく二人で仲良く洗面所で並んでるなんて珍しいね」
リン「そっそうかしら…!?それより、あなた…ロイ、よね?」
ロイ「何言ってんの?毎日顔合わせてる弟じゃない。僕に化けたチェイニーさんにでも騙されたの?」
リン「そ、そうね。ごめん、へんな事聞いて(マルスといいロイといい昨日の記憶、やっぱりないのね)」
マルス「うわ、リン姉さん何顔赤くして…さてはショタな趣味にでも目覚めて…!」
リン「……そういえば思い出したわ、私の私物を盗み出して変な情報流してるの…アンタよね…?覚悟しなさいゴルァァア!」
マルス「グェッ!姉さんのベアハッグはマジで内臓がっ…!」

エリウッド「…おはよう、朝から騒がしいね…。でも出来ればそういうのは外でやって欲しいんだけど」
ロイ「あ、おはようエリウッド兄さん。先どうぞ」
エリウッド「…ありがとう。ところで…きみはロイ、だよね?そして僕はきみの兄、だよね…?」
ロイ「え?やだなぁエリウッド兄さんまで変な事言うんだね。さっきもリン姉さんにそんな事言われたんだよ」
エリウッド「そ、そうか…」

 

リン「エリウッド…その、おはよう…」
エリウッド「お、おはようリンディス」
リン「///」
エリウッド「…//じゃ、じゃあ僕はこれで…!」
リン「え…ええ…」

ロイ「(二人共顔赤くしてどうしたんだろう?なんかすごい気まずい雰囲気だったけど……。うっ!この異常なまでの殺気は…!)」

 

ヘクトル「…なぁ、おい。これエリンシアの姉貴に聞いたら、なんたらザイって言うらしいぜ!しかもこれなら食えそうじゃん」
声が出ないのでホワイトボードに油性マジックで何かを書き、それをアイクに手渡すクロム。
アイク「残念だったな、それはオソウザイ?というらしいぞ」
ヘクトル「ちっくしょぉぉ!」
エフラム「ピザこれで27回目のハズレだぞ、いい加減諦めろ」
セリス「…兄さん達何やってんのかな?」
リーフ「さぁね?クロム兄さんが黙り込んじゃってるし、ジェスチャークイズでもやってんじゃない?あーぁ、今日はおねいさんをナンパしにでも行こうk…」

 

シグルド「…エリウッド、リン、マルス、アルム、セリカ、そしてロイ!以上の者、全員私の部屋に集まりなさい!!」

 

リーフ「アーッ!なんで朝からティルフィングで斬られるんだひとでなしーっ!」
セネリオ「ひどい有様です」

ユンヌの企みは多分、続か…ない。