リン「エフラム兄さん、手合わせの相手してくれない?」
エフラム「ああ、いいぞ」
リン「…………」
エフラム「……どうかしたのか?」
リン(兄さんは本当に幼女にしか興味がないのかしら……。今だって私タンクトップだし結構露出してるはずなのに……。
今のままだと何も変わりそうにないし……そ、そうだ……これなら……)
エフラム「リン?」
リン「兄さん、一つルールを追加しない?」
エフラム「ルール?」
リン「その……私、兄さんにはあんまり勝てないじゃない、だから勝ったらご褒美的なルールがあったら頑張れるとかそんな感じで……」
エフラム「そういうことか、べつに構わないぞ」
リン(よ、よし! 後は兄さんが乗ってくれれば!)
エフラム「で、そのルールは何だ?」
リン「……負けた方は勝った方の言う事を一つ聞く、っていうのはダメ?」
エフラム「いいぞ、やるからには負けるつもりはないからな。でもあんまり無茶なのは勘弁してくれよ」
リン「い、いいのね? よーし! 兄さん、始めましょうすぐに!」
エフラム(凄い気合いだ……今日のリンは一体どうしたんだ)
リン「うう……負けた……」
エフラム「確かに野獣かと見紛う勢いは凄まじかったが、力み過ぎていつもの技のキレがなかった。力押しだけでは勝てないぞ」
リン「……はい」
エフラム「さて、じゃあ言う事を聞いてもらおうかな」
リン「え、ええ!?」
エフラム「お前が言いだしたルールだろう?」
リン(そ、そうなんだけど……も、もしかしてこれは『お前を好きにさせろ』的な……ああもう自分のことばっかりで心の準備が」
エフラム「じゃあ疲れたからマッサージでもしてもらおうか」
リン「マ、マッサージ?」
エフラム「ああ、それくらい構わないだろ?」
リン「え? う、うん……」
エフラム「勝ちはしたが、お前の攻めを捌くのに少し疲れたからな。念入りにやってくれよ」
リン(まあ……これはこれでいいかも)