ソレイユ「こんにちはー」
カミラ「お邪魔するわ」
エフラム「ソレイユ、よく来てくれたな」
アイク「カミラもよく来てくれた、歓迎する」
ソレイユ「いえ、いよいよリンちゃんとお話できるんだから、とても嬉しいですよ」
カミラ「本当に場を整えてくれた事、感謝するわ」
エフラム「ありがとう、早速、案内しよう」
ソレイユ「よろしくお願いします」
兄弟家の広いリビングに座り、リンは緊張した面持ちで待っていた。
悩み抜いた末話し合いに受ける事にし、3人の他話を聞いたカムイも協力してくれた事で、ただ対談のように話し合うのではなくそれぞれの恋人達も呼びホームパーティー形式で親睦会を開く事にしたのだ。
その為この家には彼女達兄弟5人の他エフラムとアイクの嫁10人ずつ、エイリークの恋人候補であるラーチェルとリオン、カムイの恋人のメイド姉妹とジョーカーとシャラがおり、非常に賑やかであった。
他兄弟姉妹は話をつけて出かけて貰ったり何とか連れ出したりした。
サクラ「リン義姉様、大丈夫ですか?」
リン「ええ……正直言えば逃げ出したい気持ちはあるわ」
エリーゼ「大丈夫だよー、お姉ちゃん、多少強く行くことはあるけど強引じゃないから」
サクラ「家でもヒノカ姉様に迫る事はあっても、姉様が嫌がれば直ぐに引きますから、そんな強引にはしません」
カムイ「ソレイユも大丈夫だよ、あの子も女の子が大好きでも泣かせるのは好きじゃないから」
リン「ええ……でもやっぱり不安だから、話す時には側にいてね」
エイリーク「わかりました、ですからリンは、しっかり思いの丈をぶつけなさい、しっかり話し合うことでお互いに近づけますから」
リン「わかったわ、姉さん」
エフラム「ここだ、どうぞ入ってくれ」
エフラムが開けた扉の先は圧巻であった。
正直リンの事がなくても間違いなく来て良かったと言える風景だ。
室内の壁は可愛らしく飾られテーブルには美味しそうな料理が並びそして室内にいるのは案内してくれたエフラムとアイク。
エイリークの側にいる銀髪のイケメン男性、給仕に動くジョーカーを除く全てが女性、それも少女から大人まで極上と呼んで良いほどの美女や美少女が集まっていたのである。
リーフだったりとある女盗賊がこれを見れば理性を飛ばし飛びかかっていただろう。
二人はしばしその光景に見蕩れるも直ぐに笑顔になり、中に入って行く。
カミラ「こんにちは、今日はこの様な場に招いて頂いて、感謝するわ」
ソレイユ「お、お招き頂き、ありがとうございます!」
カムイ「どうぞ、二人とも座って、じゃあリンと二人の親睦会、始めるよ!」
カミラ「まずは自己紹介からね、私は白暗夜家のカミラ、どうぞよろしくね♪」
ソレイユ「アタシはソレイユです、よろしくお願いします!」
彼女達の自己紹介を皮切りに他の者達続いて行く、何気にそのメンバーの出自に別の意味で圧巻された二人(特にソレイユ)であったが滞りなく進んで行く。
そんな中男性であるリオンやジョーカーが紹介する際も二人は特に変わりなく受けいれ温かく返した姿にリンは驚いていた。
自分の知る百合の女性なら眉を顰め、ぞんざいに返していただろうから。
カミラ「ふふ、やっとこうして会話できるのね、とても嬉しいわ」
ソレイユ「リンちゃん、今日はよろしくね♪」
リン「ええ……お願いするわ」
アイク「大丈夫だ、二人は何もせん」
エフラム「万が一何かあっても、俺達が守る」
リン「お願い」
そしていよいよ始まった交流、3人の側には兄弟の2人がおり、その近くには他の者と交流しながら姉妹が控えていた。
リン「えーと……先に言っておいていい?」
カミラ「何かしら?」
リン「貴女達は私と仲良くなりたいって言ったけど……
私、グレーゾーンとか、貴女達となる気は絶対に無いからね
貴女達と違って、私はノーマル、ちゃんと男の人が好きだから!」
カミラ「……ええ、わかったわ」
ソレイユ「それでいいよ、アタシ達はリンちゃんと友達として仲良くなりたいんだから」
リン「え?……ええ」
ソレイユ「それで、アタシ達もリンちゃんに言いたい事があるんだ」
リン「な、何?」
ソレイユ「………リンちゃん、ごめんなさい!!」
カミラ「私からも、ごめんなさい、リンちゃん」
リン「ええ!?」
ソレイユ「アタシ達の身勝手で、リンちゃんに悲しい思いをさせて、ごめんなさい」
カミラ「今になって思うと、貴女の都合、全然考えて無かったわ」
リン「た、確かにそうだったけど……」
ソレイユ「でも、身勝手かも知れないけど、それでも、アタシ達、リンちゃんと友達になりたいの」
カミラ「言葉だけで許されないなら、出来る限り、償うわ」
リン「い、良いわよそんなの!
考えてみたら、二人には話しかけられただけでそうなにされた訳じゃないから
でも、やっぱり私もその部分で怖いのがあるから、あまり彷彿とさせる言い方は止めて」
ソレイユ「ありがとう、リンちゃん。
解ったよ、今後は、リンちゃんが嫌な思いをしないよう、言葉に気を付けるね」
カミラ「ありがとう、私もそこはよく考えるわ
改めて、今日はよろしくね」
リン「よ、よろしく……」
決意を込めて2人を望むように受け入れる気はないと言ったにも関わらずあっさりとした返答であった。
それだけでなく今までに対ししっかりと謝罪をしてきたのだ。
あまりの展開に少し混乱するも、3人は会話を進めていく。
ソレイユ「へー、リンちゃんは草原で過ごすのが好きなんだ、その辺りは行ったことがないなぁ。
今度連れて行ってくれる?
勿論嫌なら構わないし、2人きりが嫌なら誰かお兄さんも一緒とか」
一般ではあまり理解されないリンの趣味に興味を持ってくれたり。
カミラ「恋人募集なら私の弟のレオンはどうかしら?
素直じゃないところはあるけどとても良い子よ」
恋人紹介の話までしてくれる等、彼女の知る百合と真逆の対応だった。
それこそ普通に女友達としての会話と言っても遜色ない、その上……
ソレイユ「エフラムさんは休日何をしてるんですか?」
エフラム「色々だな、槍の稽古に専念することもあるし彼女達とのデートをするときもある」
ソレイユ「エフラムさんの彼女達、みんな可愛いですね」
エフラム「ああ、こう言うのも気恥ずかしいが、誰一人として譲れない、大切な者達だ」
ソレイユ「そうですか、安心してください、前にも言ったけど、相手いる人にちょっかいはかけませんので」
カミラ「アイクはどうやってあそこまで鍛えたの?」
アイク「昔はラグドゥ遺跡で魔物狩りをしていたが、今は専らセルジュと模擬戦をしてるな」
カミラ「確かあそこで給仕をしている娘よね、そこまで強いの?」
アイク「ああ、みんなの中ではダントツだな」
カミラ「凄いわね、それだけ強いのに気遣いも完璧で、フローラがあんなに指導されるのなんて始めて見たわ」
アイク「出会ってから色々あったが、大切な人だ、勿論他のみんなもだがな」
カミラ「ふふ、羨ましいわ」
男兄弟とも気安く話しているのだ、彼女の百合に対しての偏見とも言える観念が崩れて行くのを感じた。
それから親睦会は和やかに進んで行く、ゲストである2人は他の人達とも交流を図り。
アイクやエフラムの嫁と会話をしたり同じく百合であるラーチェルやシャラとの嫁自慢をしあったりと楽しく過ごす。
帰宅時
カミラ「今日はとても良い日だったわ」
ソレイユ「とても楽しかったです、ありがとうございました」
アイク「2人が楽しめたなら良かった」
エフラム「俺達も有意義な時間だった」
エイリーク「また、来てくださいね」
ソレイユ「はい、ありがとうございます」
カミラ「リンちゃんも、今日はありがとう」
リン「ええ………あの………」
カミラ「何かしら?」
リン「やっぱり、これまでの事があるから、百合の人に苦手意識はあるの………
でも、二人と過ごすのは、悪くなかったわ、だから………またこうして、友達としてなら、過ごしても良いと思うの………」
ソレイユ「ありがとう、リンちゃん!」
カミラ「とても嬉しいわ、また、会いましょうね」
ソレイユ「今日はみんなと知り合えて、リンちゃんとも仲良くなれて、とても良い日でした。
エフラムさん、エイリークさん、本当に、ありがとうございます」
エイリーク「ソレイユさんが楽しく過ごせたならとても良かったです。
また、お会いしましょうね」
エフラム「みんなとも仲良くなれていたようで良かった、またいつでも来ると良い」
ソレイユ「ありがとうございます」
カミラ「私もみんなと会話できて、いい日だったわ。
アイク、誘ってくれてありがとう」
アイク「リンと皆と楽しんで過ごせたなら良かった、また来るなら歓迎しよう」
カミラ「ありがとう」
リン「じゃあ、ソレイユ、カミラさん、今日はありがとう。
これからもよろしくね!」
ソレイユ「これからもよろしく、今度何処かに遊びに行こう」
カミラ「今度は家に遊びに来てね、歓迎するわ」
リン「ありがとう、2人とも、またね!」