カムイ「え〜と……何だかデジャヴ……突然土下座してどうしたの?」
ヘザー「もう単刀直入に言うわ、貴女のモテモテの秘訣、私に教えて!」
カムイ「何だか、物凄い追い詰められてるねぇ」
ヘザー「もういい加減嫌なのよ、クリスマスも年越しもソレイユに同情でパーティに参加させて貰って。
それなのに女の子達はソレイユの方に行って私は一人なのよ!」
カムイ「うわ〜……」
ヘザー「おまけに今年のバレンタインはこうよ!!」
バレンタイン戦果(女性編)
カミラ 50個
ソレイユ 30個
エイリーク 20個
リン 15個
(※二人は凛とした達振る舞いと面倒見の良さから後輩を始めとしてお姉様として慕われている。
これに友チョコ、姉妹間交換チョコを合わせると更に増える)
ヘザー 3個
(昔馴染みとしてネフェニーから貰う、また、カミラ、ソレイユからの友チョコも合わせて)
ヘザー「オマケに先日のリンちゃんとの交流会に私だけハブられて、あの二人は仲良くなれたのに!」
カムイ「えーっと……(この情報遮断は私もしてたからなぁ……)」
ヘザー「IF組が参戦して百合がメジャーになった途端に何で私が喪担当になってるの!?」
カムイ「う〜ん……ハッキリと言うと百合がメジャーになった事でヘザーさんの悪い部分が噴出しちゃった形かなー」
ヘザー「悪い部分って何!?」
カムイ「取り敢えず落ち着いて、一つ一つ説明していくから」
カムイ「先ずは問題点の一つ目だけど、強引過ぎる事だね」
ヘザー「何よ強引って」
カムイ「そのままの意味だね、主にリン相手に良くあるけど、リンが嫌がってるのに無理矢理追いかけて迫っているよね」
ヘザー「別に嫌がってないわよ、リンちゃんはツンデレで……」
カムイ「そのご都合主義解釈も問題かな?
これに関してはリンにも問題あるけど、リンは大切な友達には構いすぎる面があるからね。
それがスーちゃんやフロリーナちゃんに行ってたから誤解が深まったわけで」
ヘザー「そ、それなら私だって……」
カムイ「少しキツいこと言うよ。
……………何時リンが貴女の事友達って言ったの?」
ヘザー「り……リンちゃんは照れ屋さんだから……」
カムイ「ううん、リンはその二人に対しては『友達』とか『大切』とか臆面もなく言うよ。
少なくとも貴女に対してその言葉を言った事を、聞いたことがない」
ヘザー「そ、そんな……」
カムイ「そんな友人でもない相手から追いかけ回されて迫られて、ハッキリ言うと立派な嫌がらせだよ」
ヘザー「!!!!」ガーン
カムイ「ショックを受けてるところ申し訳ないけども次に行くよ」
ヘザー「な、何なの?」
カムイ「男女で扱いの差が大きすぎる事だよ」
ヘザー「そ、それの何が悪いのよ、女の子を優先するのは当たり前でしょ!」
カムイ「女の子を優先するなって事じゃないの、男の人も普通に接するべきって事だよ。
貴女の場合男の人に対しては下手すれば虫ケラ扱いでしょ?」
ヘザー「お、男なんかに優しくしろって言うの!?」
カムイ「うん、女の子と同等にとまではいかなくてももう少し人扱いするべきだよ」
ヘザー「嫌よ!男なんて不潔で野蛮で……」
カムイ「何がここまで貴女を男嫌いに駆り立てるのか解らないけどここを直さないと貴女は喪から脱出できないよ?」
ヘザー「どうしてよ!?」
カムイ「一般的に百合とされる女の子達も男の人をそんなに嫌ってないからだよ
。
むしろ女の子相手と別口で男の人は大切という子も多いよ」
ヘザー「そ、そんな筈は……」
カムイ「少なくともカミラお姉ちゃんは兄弟のみんなは大事だしソレイユだってお兄ちゃんのラズワルドは大切に思ってる
私は……って私は元々男女共に大好きって公言してたよね」
ヘザー「で、でも……私は……」
カムイ「例えばだけど、リンがエリウッドお兄ちゃんと仲良く歩いてる所に出会ったらどうするの?」
ヘザー「決まっているでしょ!あんな虚弱男なんか蹴散らして、リンちゃんを手にいれるわ!」
カムイ「そう、でもそんな事をしたら、リンは貴女のを嫌うよ。
今までは苦手意識によるものだけどハッキリと嫌いな相手になっちゃう」
ヘザー「どうして!?」
カムイ「リンがエリウッドお兄ちゃんの事、大好きだからだよ。
兄弟としてもだけど、男の人としても、素敵な人と好意を持ってる。
勿論KINSIN問題があるから恋愛迄はないけど、でもそんな大切な相手を傷つけられたら、普通怒るし、そんな相手を好きにならないよ?」
ヘザー「そ……そんな……」
カムイ「取り敢えず大きな問題点はこの二つ」
ヘザー「うぅ……………」
カムイ「結構ダメージ食らったみたいだけど次に他の人、主にソレイユとカミラお姉ちゃんがどう成功したか、だね」
ヘザー「お願い、どうか教えて……」
カムイ「先ずソレイユだけど、ご存じの通りナンパから始まってるよね」
ヘザー「知ってるわ、とんでもない成功率らしいわね」
カムイ「うん、ただこの辺誤解があったりする……というかラズワルドが変に広めてる部分もあるんだけど。
ソレイユの場合『ナンパに成功したら大抵お泊まり』って言われてるけど少し違うよ?」
ヘザー「どういうこと?」
カムイ「ソレイユのナンパの成功率は高いけどそこからグレーゾーンに進むのは意外と低いの、良くてお泊まりして一晩語らい、場合によってはアドレス交換止まり」
ヘザー「ど、どうして!?」
カムイ「ソレイユの場合は最初のコミュニケーションを大事にしてるからだよ。
いきなりガツガツと身体を求めるんじゃなく友達として絆を育んでから段階を進めるの」
ヘザー「そ、そんなまどろっこしい事……」
カムイ「もしソレイユが早々に身体を求める子だったらそんなにモテなかったよ。
例え女同士だからって会って直ぐの人に身体を求められるのはやっぱり怖いもの、ましてやメジャーになってきたとはいえ百合はまだまだアブノーマルだし」
ヘザー「そんな……」
カムイ「次にカミラお姉ちゃんの場合だね」
ヘザー「ええ……」
カムイ「カミラお姉ちゃんのモテる秘訣と言うとやっぱりあのカリスマだよね。
ただ誤解しないで欲しいけどこのカリスマで惹かれるのは女の人だけじゃなく男の人もだよ?
むしろその豊満なボディから始めは男の人が多いかも」
ヘザー「カリスマ……でも男なんて……」
カムイ「それでもお姉ちゃんは自分を慕ってくれる人はどっちにも優しいよ。
というかここで男女差別してたら心の狭い人と慕われないよ」
ヘザー「ぐふっ……」
カムイ「これで関わるうちに女の人は愛情を、男の人は強い忠誠を抱く様になるの、お姉ちゃんがグレーゾーンに進むのはこの後だよ。
ここに来るまでは絶対に進まない」
ヘザー「どうして?」
カムイ「理由は大体ソレイユと同じ、でもカミラお姉ちゃんはそれを実行出来る位の権力はあるけどそれをしたらセクハラとして訴えられるレベルだから」
ヘザー「そんな……」
カムイ「ここまで色々と話して来たけど」
ヘザー「ええ……」
カムイ「ここまでヘザーさんのに問題点と成功者のやり方を聞いて貰っての結論なんだけど」
ヘザー「どうするの?」
カムイ「簡単に言えば今までの強引さを抑えて段階を踏んで仲良くなっていく事かなぁ……」
ヘザー「正直言うと非常に面倒臭いんだけど」
カムイ「でもその課程を今まですっ飛ばしてきた結果がこれだよ?」
ヘザー「ぐぅぅ……」
カムイ「出来れば男の人も平等に対応出来れば一番いいけどいきなりは難しいかもね。
その辺り気をつけて、頑張って見て」
ヘザー「はぁい」
ヘザー「段階を踏んで……かぁ、正直面倒臭いのよねぇ。
でも、これを越えれば私もあの二人に負けないモテモテになれる……
そうすれば望んでやまないリンちゃんすら手に入れられる……
いいえ、リンちゃんだけじゃない、覇王だか神将だか知らないけど、男なんかに拘束されてる極上の女の子達を解放し、私のものにする事すら夢ではないわ!!」
????「……………」ギラリ
ヘザー「ハッ!」
シグルド「NTRは許さんぞぉーーー!!!」
キャー!!
カムイ「正直上手く行き始めると調子に乗ってドツボにはまる
この辺りリーフに通じるものがあるんだよねー」
ジョーカー「カムイ様、お茶が入りました」
カムイ「うん、頂戴♪
リーフもそうだけど、外見は悪くないんだからもう少し相手の気持ちを考えた行動を取ればモテるんだけどねぇ……」
リン「何かしら、少しだけ負担が軽くなった様な……」
『ビラクが最近出ないのは、幸せになったへっきゅんを見て身を引いたのではないか』
と思った途端、コイツ本当にイイオトコなんじゃないかと……
ビラク「土俵の上では、がっぷり四つで組み合い絡み合いたい!」
血迷った直後に台無しになった