早朝 河川敷
リオン「ハァ……ハァ……!」
エフラム「おはよう、精が出るな、リオン」
リオン「あ、エフラム……おはよう」
エフラム「珍しいな、ジョギングを始めたのか」
リオン「ま……まぁね……」
エフラム「無理をするな、その様子だと今日が初日なのだろう、ちょっと休むぞ」
リオン「ぼ……僕は、まだ」
エフラム「倒れでもしたら元も子も無いぞ、ちょっと休め」
リオン「わかった……」
エフラム「ほら」つスポーツドリンク
リオン「ありがとう……」
リオンが飲んでいる間無言で待つ、そして一息吐いたところを見計らい話し出した。
エフラム「リオン、エイリークを、抱いたのだろう?」
リオン「! な、何で!?」
エフラム「昨日帰ってきたあいつから、多幸感と言うか、そんな雰囲気を感じた。
それは、俺が皆を抱いた後の雰囲気によく似ていたのでな」
リオン「……流石覇王だね、よくわかってる、そうだよ、昨日、僕は彼女を抱いた……」
エフラム「どうだった?」
リオン「最高だったよ、でも同時に、自分の体力の無さを痛感した」
エフラム「だから、体力作りを始めたのか」
リオン「うん、確かに僕は籠りがちな研究職だけど、このままじゃ、男として、あまりにも情けなくてね」
エフラム「そうか………やはり、お前に託して正解だった」
リオン「え?」
エフラム「研究職だから、身体が弱かったから、言い訳できる部分は多くあったにも関わらず、お前は努力を忘れなかった。
それは、自分もそうだが、あいつの為だろう?」
リオン「まぁね……」
エフラム「愛する人の為なら向上心を持てるお前ならと思っていたが、間違っていなかった」
リオン「エフラム……」
エフラム「俺が言うのも何だが、大切な妹のこと、よろしく頼む」
リオン「うん、任せてよ、必ず、幸せにすると誓うよ」
エフラム「ありがとう……さて、大分落ち着いたか?」
リオン「う、うん、大丈夫だよ」
エフラム「じゃあ再開するとしよう、残り少しだ、ペース上げて行くぞ」
リオン「わ、わかった」
エフラム「行くぞ」
それから兄弟家まで2人で走り、エフラムの提案でリオンも朝食を食べて行くことになった。
その際顔を会わせたエイリークと真っ赤になりつつも然り気無く距離が縮まった雰囲気が出たため、鈍感で昨日は気付かなかった面子にも察される事となった。
ターナ「えーっと…二人は…つまり…そーいう…」
エイリーク「/////」
ラーチェル「ええ、お付き合いすることにいたしましてよ。親友のターナには一番に報告いたします」
ターナ「……紋章町も百合婚解禁されたし…女子校でたまにあることだけど…そーか…二人が…そー…」
エイリーク「お、思えば私たち3人。学内ではいつも一緒でした。やっぱりターナには包み隠さず知っていただきたいと」
ターナ「んーん、わかった。おめでと二人とも。えと、お兄様には邪魔させないから安心して」
ラーチェル「じつはいい人にもヴァネッサさんがいらっしゃるのですから幸せになればいいのですわ」