プリシラ「新たな戦力……もとい、同志が加わりましたし、作戦を決行致しましょう」
工作員「作戦ですか?(嫌な予感が……)」
プリシラ「ええ……我がAKJにとって最大の怨敵……『四凶撃滅作戦』を」
工作員(やっぱりー!!)
ジェミー「四凶?」
プリシラ「ああ、加わったばかりの貴方はまだ知りませんでしたね。
先ずこの写真をご覧なさい」つ写真
ジェミー「ふーん、あれ?この冴えないオッサンの他は割りと有名人じゃ……」
プリシラ「ええ、簡単に言いますとこの冴えないオッサン事SはAKJ創設以来続く怨敵。
残り3人のA、E、Kは今や三傑等と持て囃されていますが実際は他の兄、妹を囲って置きながら自身の兄、妹には手を出さない矛盾した輩なのです」
ジェミー「え〜、ひっど〜い!そんな奴ら、ぶっ殺すべきじゃん!」
プリシラ「確かにそうですが彼等とて『KINSINは悪』等と言う腐った法に囚われる狗なのです。
故に私達は彼等を正しく『教育』し、解放するのが役目なのですわ」
ジェミー「キャハハ!会長やっさし〜」
プリシラ「ふふふ、そうでしょうそうでしょう!」
工作員(見事に煽って……こ、この新入り、かなり危険だわ)
プリシラ「で、作戦に向けて動かせる人員はどうなっているかしら?」
工作員「残念ながら会員の半数近くはクラリーネさんの穏健派に与し、過激的な行動に難色を示しています」
ジェミー「ええ〜、ひっど〜い!悪い奴を倒す大事な時じゃん、なのに協力しないなんて!」
プリシラ「仕方ありません、予想出来ていたことですから」
ジェミー「会長〜〜、せっかくだからジェミーちゃんが動こうか?
そいつら何人か拷問すれば大人しく言うことを聞くと思うよ?」
工作員「な!あんた……!」
プリシラ「いいえ、今回はその必要はありません」
ジェミー「え〜、なんで〜?」
プリシラ「今回は私達だけで決行します。
この作戦を成功させその実績を盾にすればクラリーネ派の連中の発言力は著しく落ちます。
そこで私達が彼女達を従えることでAKJは纏りより強固な組織になるのです」
ジェミー「きゃー、会長、そこまで考えているなんて、頭良い〜」
プリシラ「ふふふ、そうでしょう、もっと褒め称えなさい。
それと先程の発言ですがお間違えの無いように、『拷問』ではなく、私達の尊さを教える『教育』なのです」
ジェミー「はーい、きをつけまーす」
工作員「しかし、半数の戦力でどうすればよろしいのでしょうか?
前回は全員でかかっても彼等に勝てなかったのです」
プリシラ「ご安心を、そのために今回は強力な助っ人を呼んでいますわ、入りなさい」
アトス「ふぉっふぉ、漸く出番かのぅ」
工作員「あ、あの大賢者……」
プリシラ「その魔力、頼りにさせて頂きますわ」
アトス「任せておけい、儂のフォルブレイズを持ってすればハーレム持ちのリア充等あっという間に灰にしてくれるわ。
それと………報酬の件、解っておろうな」
プリシラ「貴方の嫁候補……でしたわね。
この作戦成功の暁には四凶のハーレムメンバーも教育の為捕らえる予定です、その中から妹でないメンバーを好きになさい」
アトス「ふぉ!みなぎって来たぞい、期待するが良いぞ」
ジェミー「キャハハ!実にジェミーちゃん好みのお話よねぇ」
工作員(だ……誰も彼もが下衆い……本当にこれ、大丈夫なのだろうか?)
数日後
エフラム「………囲まれましたね」
アイク「ああ、そうだな」
アトス「ふぉっふぉ、もはやお主らの運命はここまで大人しくくたばるが良い」
エフラム「数は確かに多い、だが前回よりは少ないか」
アイク「意気込みは良し、相手になってやる」
アトス「ふん、数多の支援の末得た支援効果に頼り、図に乗っておるか。
だがこれで貴様らも終わりじゃ!受けてみよ、我が新魔法、支援キャンセラー改!」
支援S→なし
アイク「む?」
エフラム「これは……」
アトス「見たか我が魔法の力!例え何十人分の支援だろうが消してやるワイ!
これで貴様らは己本来の力しか出せん。
そこのゴリラは魔防が低い事も調査済みよ!」
アイク「…………」
アトス「一思いにに逝かせてやるわい、安心せい、貴様らの嫁達は儂が存分に可愛がってやるからのう」
エフラム「!!!」
アトス「これで貴様らは終わりじゃ!」
アイク、エフラム「「言いたい事はそれだけか?」」
アトス「む?」
エフラム「あいつらとの支援関係が俺達の力を形作っていた、それは認めよう」
アイク「だが、それで俺達は終わった訳ではない」
アトス「ふぉ、負け惜しみか?」
アイク「例え支援を消されても、俺達の絆は切れはしない」
エフラム「俺達は皆を愛している、それはシステム等に流されぬ歴とした現実だ!」
アイク「俺達の想いは、貴様の魔法ごときに負けはしない!」
支援なし→S
アトス「し……システムに無いことするでないわー!」
エフラム「貴様が言うことでは無いだろう」
アイク「何よりもの間違いが……」
アイク、エフラム「「俺達を怒らせた事だ」」
アイク「皆との絆を弄んだこと……」
エフラム「皆に薄汚い欲望を向けたこと、許しはせん!」
アイク「これで……終わりだ!」
アトス「アー!!」
AKJ会員1「だ……大賢者が負けた……」
エフラム「お前達、ここで退くなら俺達は何もしない、だが戦うなら……」
アイク「一つだけ言っておく……俺達は今、物凄く機嫌が悪いぞ……」
AKJ会員達『失礼しましたー!!』
アイク「終わったか?」
エフラム「ええ、無事に、カムイ達は、大丈夫でしょうか?」
アイク「2人なら問題無かろう、だが、一応見に行くか」
エフラム「はい」
プリシラ「さぁ、怨敵S、そしてお兄様をたぶらかしたK、今日こそ年貢の納め時です」
カムイ「たぶらかしたは酷いなー、少し撫でさせて貰っただけじゃん」
プリシラ「黙りなさい!お兄様のお髪や顔に触れるなんて羨まし……ゲフン!
恐れ多い事を、後悔させてあげます」
シグルド「プリシラ、こんな事はいい加減止めろ、KINSINの為にこんな争い等不毛だ、増してやラケシスだってこんなことを望んでいない」
プリシラ「そちらこそいい加減になさい、開設当初から私達の邪魔ばかりしてきて。
おまけに大人しく喪で終われば良かったのによりにもよって前会長をかっ浚った癖に偉そうに。
もうここで終わりにしてあげます、いきます!」
ジェミー「キャハハ!そーれ、サンダーストーム!」
カムイ「遠距離攻撃魔法か……でも」
シグルド「当たらなければ、どうと言うことはない!」
ジェミー「キャハハ!なら、これはどう?」
AKJ会員2「!キャー!!」
シグルド「な!何故こんな……仲間だろう!」
ジェミー「知らなーい、そんな所にいたのが悪いんだもん、或いはあんたが当たれば良かったのにー」
シグルド「プリシラ!お前はこんなやり方を許容するのか!」
プリシラ「当然です、彼女達も私達の同志、あなた達を倒し理想の社会を作る為なら必要な犠牲ですわ。
それが嫌なら、貴方が素直に撃たれなさい!」
ジェミー「それそれ〜♪」
キャー ワー コノヒトデナシー!
工作員「しまっ……!」ドサッ
転倒した彼女には自身目掛けて来る魔法が確認できた。
直後視界が暗くなる。
工作員「貴方は……」
シグルド「例え敵対する相手でも、こんな無暗に傷つけて良いわけなんてない!」
工作員「シグルドさん……」
その直後一帯が暗くなった。目の前には白銀の体をもつ竜の姿。
シグルド「カムイか」
カムイ『シグルドお兄ちゃん、大丈夫?』
シグルド「私は問題無い」
カムイ『そう、なら、その子と、怪我人を連れて、離れて』
シグルド「わかった」
工作員「え、え?」
シグルド「ここは危険だ、離れるぞ」
ジェミー「りゅ、竜!そんなの聞いてない!」
プリシラ(伝えるの、忘れてました)
カムイ『さて、流石のアタシも今回はプッツンしちゃったよ……
覚悟は……出来てる?』
ジェミー「こうなったら、刺し違えてでも!」
カムイ『遅いよ、激流咆!!』
プリシラ「キャー!!」
ジェミー「お兄様ー!!」
カムイ「終わったかな」
シグルド「そうだな」
エフラム「兄上、カムイ」
シグルド「アイク、エフラム、そちらも無事だったか」
アイク「問題無い、こっちは?」
カムイ「アタシ達は平気だよ、だけどフローラ達呼ばなきゃ」
エフラム「怪我をしたのか?」
シグルド「そうではないんだ、実はな」
エフラム「……なんと」
アイク「勝つためとはいえ、そんなことを」
エフラム「わかった、俺達も手伝おう、傷薬なら持ってるし、応急処置くらいなら」
アイク「俺も行こう」
カムイ「了解、アタシ達も手伝うよ」
シグルド「では、始めようか」
その後、兄弟4人と駆け付けたメイド姉妹とジョーカーにより負傷者は治療、主犯である3人はベルン署送りに、残りのメンバーは主にエフラムから軽い注意の後、解散となった。
その後、今回の行動から過激派から穏健派に転向するものが続出、ジェミーが転向組を引き戻す為ごうも……教育しようとするなど内部は混迷を極めた。
因みに工作員はこれ幸いとクラリーネ派に行こうとしたが、ラケシス直々の依頼でスパイの為プリシラ派に残ることになった。