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Last-modified: 2017-04-19 (水) 22:03:09

ソフィーヤ「…………(驚愕)」
ニニアン「ソフィーヤさん、どうしたの?」
ソフィーヤ「くぉ……あ、ニニアンさん……あれを……」
イドゥン「〜〜♪」

 

 彼女の指す方には鼻歌を歌いつつ嬉しそうに服を選ぶイドゥンの姿が。

 

ニニアン「ああ、あれですか」ニガワライ
ソフィーヤ「……あのイドゥンさんがあんな……」
ニニアン「初めてみれば誰でも驚きますね、私もそうでしたし、でも仕方ありませんね、何せ明日は……」
ファ「あしたはお兄ちゃんとデートなんだよー!」
ソフィーヤ「あ………ファ、こんにちは……」
ファ「ソフィーヤおねーちゃん、いらっしゃい!」
ソフィーヤ「ファも、元気そうで良かったわ」ナデナデ
ファ「えヘヘー、ソフィーヤおねーちゃんは?」
ソフィーヤ「わ……私も……元気よ?」
ニニアン「……………ファ、悪いけど、イドゥンお姉様にお願いして、お茶を入れて貰えるかしら?」
ファ「わかったー!」タタタ

 

ニニアン「大丈夫ですか?失礼ながら、少し元気がないような……」
ソフィーヤ「ありがとうございます……ニニアンさん……お聞きしてもいいですか?」
ニニアン「何でしょう?」
ソフィーヤ「ニニアンさんは、どうやってエリウッドさんと結ばれる事が出来たんですか?」
ニニアン「私達とエリウッド様が……ですか……
     簡単に言ってしまえば、争いを止め、二人で共有する事に決めた事……ですね」
ソフィーヤ「共有……ですか……ニニアンさんは、良かったのですか?
      好きな人を、独占したいとかとは……」
ニニアン「私達も昔はそう思っていました。でも、そうしては何時までも進展しなくて。
     それにフィオーラさんも、何度も争っているうちにある意味仲良くなれて、彼女と一緒ならと思える様になったんです」
ソフィーヤ「そう……ですか……」
ニニアン「……流石に難しいでしょうね」
ソフィーヤ「え?」
ニニアン「私達は私とフィオーラさんの2人でした、ですが、貴女達の場合は貴女を含め6人、全員が共有に納得と言うのは難しいでしょうね」
ソフィーヤ「……はい」
ニニアン「貴女自身は、どう思っているのですか?」
ソフィーヤ「私は……皆とも仲良くしたいとは思います……でも……」
ニニアン「意思の統一が、とても難しい……何人かは、独占をしたいと思っているのですね」
ソフィーヤ「………」コクリ
ニニアン(加えて、彼自身の鈍感も問題ですね、彼が気付いて好意を返さないから、皆焦ってしまう悪循環……)
ソフィーヤ「私は……どうすれば……」ナミダメ
ニニアン「ソフィーヤさん……」つハンカチ
ソフィーヤ「ありがとうございます……」
ニニアン「あの方しか知らない私では十分にアトバイスは出来ません。
     ですがこれだけは言わせてください、道は1つではありませんよ」
ソフィーヤ「………え?」
ニニアン「私が独占から共有に道を変えて結ばれた様に、考えを変えて動くのも1つの手です。でもそのためには、一歩進まなくては」
ソフィーヤ「一歩………」
ニニアン「他のみなさんに共有を提案するか、或いは彼に告白するか……
     どんな方法でも、先ず一歩目を進まなくてはその先も行けません」
ソフィーヤ「………」
ニニアン「私が言えるのは、これくらいです」
ソフィーヤ「ニニアンさん、ありがとうございます……私、もう少し考えてみます」
ニニアン「あまり力になれずにごめんなさい」
ソフィーヤ「……いえ、とても嬉しかったです。今日は失礼します、それではまた………」
ニニアン「またお会いしましょう、お元気で……」

 

ニニアン「……そう、道は1つではありません……例えお相手が変わるとしても、それも1つの道………彼女は、私達にとって大切な従妹……彼女が涙するのなら私は……
     一歩目を踏み出すべきなのは、彼女だけでなく、彼もそう……ロイ君……彼はどうするのかしら?」

 

シャニー「………はぁ」
ティト「どうしたの?溜息なんか吐いて」
シャニー「あ、おねーちゃん」
ティト「いつも元気な貴女がそれでは、流石に調子が良くないわ、どうしたの?」
シャニー「……あのね、ロイ君との事……
     ………私達がいつも喧嘩して、ロイ君に告白すら出来てないのが悪いのはわかるの……でも……」
ティト「何かあるの?」
シャニー「ロイ君も、何の反応もなくて……やっぱり……私、ロイ君の好みじゃないのかなぁ……」
ティト「そんな事……」
シャニー「んーん、ロイ君を見てると解るの、ロイ君、然り気無くだけどセシリア先生の胸とか見てるの……」
ティト「まぁ……」
シャニー「やっぱりロイ君、スタイルのいいお姉さんが好きなのかな……私見たいなペタンコじゃ……」
ティト「………」ナデナデ
シャニー「おねーちゃん?」
ティト「ロイ君も男の子だもの、やっぱり大人な女性に目が行くこともあるわ。
    でも、貴女には貴女しかない魅力があるわ」
シャニー「私だけの魅力?」
ティト「貴女の元気さは、回りを明るくしてくれる。
    それは、貴女しか出せない魅力よ」
シャニー「そう……かな?」
ティト「ええ……ああ、シャニー、話は変わるけどいいかしら?」
シャニー「何?」
ティト「今度クレイン様がマイキャッスル社との契約交渉の為にいかれるの
    秘書として私も行くんだけど、その護衛に来てほしいの」
シャニー「護衛?なんで?」
ティト「最近AKJの活動がかなり過激的になってるの。
    例え仕事でも、兄妹でない男女が歩けば襲われる位」
シャニー「加えておねーちゃんとクレインさんは恋人同士だもんね。
     クラリーネが今のAKJは色々おかしくなっててたいへんて言ってたっけ」
ティト「そのため彼女からの邪魔が殆ど無くなったけどね、リグレ側からはディークさんが来てくれるわ」
シャニー「たいちょーが!行く行く、絶対行く!」
ティト「わかったわ、先方には伝えておく、武具とか天馬の体調とか、準備しておきなさい」
シャニー「はーい」
ティト「……………」

 
 

 如何に強固な土台があったとしても手入れを怠り、放置すれば支柱は弱り、折れてしまう。
 吹きすさぶ風に曝され、疲労していく旗はどうなってしまうのか?
 それは……やはり旗の持ち主次第……

 

サラ「……ふむ」
ンン「今度は何を企んでいますですか」
サラ「まあ、なるようになるわ」
ンン「少しは見境をですね」
サラ「あら失礼ね。相手は吟味しているわよ?」
ンン「だから……はぁ、言うだけムダなのです……」